紙の本
池袋が好きだからこそ、その終焉を見てみたい。
2004/11/12 11:50
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投稿者:purple28 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ3作目にして、ようやくパターンが固まってきた感じ。
電車の中で、ときたま笑いをこらえるのに必死になるほど。
言葉ひとつ、ちょっとした描写の一つひとつが面白くなってきました。
「骨音」「西一番街テイクアウト」「キミドリの神様」
「西口ミッドサマー狂乱」の4作収録。
2作目にはなかったですが、本作ではマコトの恋愛話も少し。
池袋という街、そしてそこに“生きている”人たちの
そのまっすぐさがいいんでしょうね。
さて、2作目の最終話から繋がる「骨音」ですが、
…そういう意味だったんですかと、冷や汗をかきつつ。
トラブルシューター(探偵)という肩書きを持ちつつ、
池袋の街を疾走するマコト。もとからそうだったんですが、
なんだかとってもバイオレンス&バイオレンス。
でもそれを、あの“甘さ”で決着つけます。
そのアンバランスさが、とっても彼らしく、
とっても池袋らしい気がします。そういうところに
ヤられてるんだな、私は。
このシリーズは、だんだんと主人公たちも年齢を重ねていきます。
どこまで続くか分かりませんが、その終わりを見てみたい気がします。
どこでマコトは池袋に見切りをつけるのだろう。
どういう見切りのつけ方をするのだろう。
池袋を間近に見ながら読んでいくうち、そんなことを考えました。
紫微の乱読部屋
紙の本
読むスピード。
2004/09/12 21:55
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投稿者:由良 - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラッシクと読書と池袋をこよなく愛する主人公・マコト。
普通の今時の若者。
実家の店番をしながら、池袋のキングとじゃれなあいながら(?)
今を自分らくし、楽しく生きている。
そんな主人公に惹かれてしまう。
スピード。
スリル。
読み出すと止まらない面白さがつまっています。
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『骨音』ウエストゲートパークのスペシャルの話。
カッコイイ池袋の街に マコト
どうもマコトを長瀬に置き換えて読んでしまうのでちょっと違うかな??って感じもするけど面白く読めます。
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非常に読みやすい作品。情景の描写や、若者の感性を結集したような作品。キャラクターの性格付けも見事で、ストーリーものんびりとした展開から急速にスピードアップする展開が面白い。段落分けが多いために、場面の移り変わりが激しいが、それが逆に読み安く感じさせる。
若者向けかな、やっぱ。
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いつもの通り。4冊目はまだハードカバーですが読みたい。でもほっとくと文庫化するという罠。多分読みたい気分が盛り返すころには文庫化されていると思われます。
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IWGPの第三作。例によって短編3編、中篇1編の4編構成。第二集の「少年計数機」に比べるとややモデレートな印象だが、それでもやはりクールでホット。タイトル作品の「骨音」音の表現と犯人の片割れの態度に一票。「西一番街テイクアウト」香織ちゃん可愛い。優しいタカシにはちょっと驚くがたまには良い。「キミドリの神様」ハヤリモノ(地域通貨)をうまく取り込んで一編したてているんだけど少し消化不良気味。「西口ミッドサマー狂乱」動機がやや弱いがレイブの熱気が伝わってくるような描写はさすが。義足のトオコさん格好いい。マコトの恋愛エピソードの適度なせつなさもいい。
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IWGPシリーズの中で一番すきなのが、この「骨音」の巻。それは何故かと言いますと、タカシとマコトが一番かっこいいし、それぞれのキャラらしく活躍してると思うから。特に、印象的なのが2人の闘い方(ケンカの仕方)。スタイルは対照的なのに2人とも強い。ホレボレっとしまう。サルみたいなドロ臭い闘い方も、それはそれでいーねぇと思わせられるし。
にしても、この巻ベースのスペシャル・ドラマの出来は最低だった。CKBのケンさんはイイ味出してたけど。
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IWGPの3作目。いつも通りの短編集で、いつも通りのクールでカッコいいマコトが颯爽と事件を解決する単純明快なストーリー。なぜにこんなに売れているのか?石田衣良の書く文章は軽快で、池袋の少年少女達が生き生きと描かれ、最高にクールなのだ。純で正義感があって情にもろいマコトに魅了される。
言葉遣いも若く、文体も新しいまさに現代の小説。1巻、2巻よりもオススメ。
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1巻2巻と比べるとあまり面白くないかもしれない。西一番街テイクアウトは面白かったと思う。マコト・キング・サルが出てると面白い気がする。
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「池袋ウエストゲートパーク」第3弾。本屋に行ったら店頭、一番目立つところに並べてあり即買いしました。やっぱりこのシリーズは面白い。街の様子を本当に良く観察している。読みながら自分も池袋西口の広場にいるような感覚になります。今回は、テレビ版「スープの回」(RIZEが出てきたスペシャル)が表題作です。骨を砕く音、そんなに早いんかな〜?他には、自分たちの地域通貨の話、娼婦とその娘の話、ドラッグとレイヴの話、が収録されてます。スピード感あふれる池袋の最新事情を目の当たりにせよ。必見!
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石田衣良は、抜群にIWGPシリーズが面白いです。特にドラマから入った人には絶対に裏切らない内容です。この中のミッドサマーレイヴの話は映像化されてないけど、まざまざと浮かぶ。ほんとに面白いです。
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相変わらずマコト格好いい!!
でもいつも恋はうまくいかないのね・・・
レイヴが一番面白かったかなぁ。
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ドラマk・・・(ry
こちらのエピソードはスペシャルで放送されましたね。
マコトの視点の語り口は相変わらず読みやすいです。
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石田衣良さんの小説です。IWGPシリーズの第3作です。収録1話目の骨音(タイトルと同じ)がおすすめです。
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IWGP(池袋ウエストゲートパーク)第3弾!ということで、少々マンネリ化した感もあるけど、まぁ面白いことには間違いなし。レイブ(狂乱)なるカルチャーのあることも初めて知ったことだし。。。
2005/3/2