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実例を使った部分に関しては、ちょっと冗長で読むこと自体が面倒くさかった。ただ、よい問いを立てることが重要であること、また良い問いを立てるためには、読書が重要であることに関しては共感がもてる。著者も述べているように、みずからの著書を例示している部分は、やはり他社の重要論文(著述)を利用するほうが効果的で、説得力も数段上がると思った。
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(2021-09-01 2h)
「?」を「!」にするのが論文。
・日本のカフェの変遷(p.50)
:卑猥なものから区別するために「純」粋喫茶
・『セーラー服とエッフェル塔』(p.56)
・『思考のレッスン』(p.70)
・『小倉畠男 経営学』(p.70)
・うんこはなぜ汚いのか。他人のものと自分のものの差別化はいつ為されたのか(p.88)
:ちょうどウンコについての新書を読んでいたところだったので、非常にタイムリーな話題でびっくりした。
・桃太郎はじつは性的メタファー
・『論文の作法』(p.118)
:あえてつまらない論文を読むことで、新たな視点が広がる、という考え方
・「欲望の三角形」ルネ・ジラール(p.146)
・アリストテレスのころから用いられた弁証論法(p.176)
:生(テーゼ)→反(アンチテーゼ)→合(ジンテーゼ)
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読みやすく面白い本だった。
■問題を立てる
■資料を集める コーパス(資料体)の総体を知る
■論文を組み立てる
著者の言う通り、ビジネスシーンでも使える考え方や手法が満載だ。残念ながら今のウチの会社では目の前の表面上の問題を対症療法で潰していくことが問題解決だと思っている人が多く、問題がそもそも立たない。自分はこんなのに流されることなく、正しいと思うことを貫こうと思う。