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最後のお話が一番好きだけれど、これを好きになるには全部の章を読まなくちゃならない。仕事をするときはいつも雨、そんな死神のお話。
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「死」を題材にしているのにスタイリッシュ。不思議な感覚。自然と世界に浸れます。死神に関する独特な設定がこまごまとあるのでところどころ無理に説明っぽくなるのが玉に瑕。なのでできれば長編で読みたかった。
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2008年2月 8/19
1話1話がよくまとまっているし、主人公の千葉は人間の不思議さを素朴に突っ込んだり、音楽大好きだったりと個性があり、非常に魅力的。生き死にの話だが、それぞれの話の主人公が生きること、死ぬことをどう考えているのかがそれぞれでとても興味深い。異化。
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面白いオムニバス形式の小説。死を前にした人間の素直さが出てていいなぁと。みんな死を受け入れているのがすごいね。けど、みんな死ぬんだけどね。
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金城武さん主演で映画化されます。そのため主人公の“死神”のイメージは金城さんで読み進めました。設定が面白いですね。ラストはそうきたかという感じです。伊坂作品に共通する物語のリンクが今回も絶妙です。
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文庫にぃぃぃぃぃいい。雨の日にとっておくつもりが曇りなのに我慢できずに読んでしまった。千葉さん好きだぜ。
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死神の7日間の調査で生死が決まる・・
とあったので、ミステリー?と思ったらそうミステリーでもなく、ちょっと一風変わったお話でしたねえ。
短編だけどぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。
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死神の千葉さんが良い味でかなり含み笑いを浮かべてしまう。ああ、そんな感じなのかなと思ってしまうこともある。こういう雰囲気の作品は好きだ。あっと言う間に読み終わった。
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文庫が出たのでやっと買いました!映画化前に読めてよかった!
まるで保険の調査員のように仕事をこなすクールな死神千葉の視点から表現される人間の世界。微妙に人間語がヘタなところが最高だ。
いつも以上に目立つ巧みな表現と名言、『砂漠』のようなトリックに『重力ピエロ』の春の登場、『アヒルと鴨の〜』のあのセリフなんかも出てきたりと、見事な伊坂ワールド!
「人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間だ」
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クールでリリカルで天然ボケな死神・千葉がひたすらに格好良くて可愛くて愛しい。これが萌えという感覚だというのか。伊坂の短編集は初めてですが、作品が少しずつリンクしあい、時が流れて彼の一つの世界が生れ落ちるところがたまらなく私の好みです。この作品で確信したが私は伊坂幸太郎が好きなのかもしれない。彼の比喩使いや描写は目に心地よくて私のツボだ。柔らかく綺麗なんだもの。
私が死ぬ前は千葉が会いに来てくれるといい。そして一週間だけ恋に落ちるんだー。
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う〜、憎い。
なんか、あの話とこの話を、サラリとリンクさせてくれちゃったりして、そこが憎い。
そして、「重力ピエロ」とのちょっとしたリンクもあったりして、すでに伊坂さんファンとなっている私にはとても嬉しかった。
この話を読んでて、「死神っていいなぁ」なんて少し思ってしまった。
だって、寝なくてもいいし食べなくてもいい。
殴られても痛くないし。
でも、食べても味がしないってのは、淋しいかな…。
私は「死神」と聞くと、「ちいさいモモちゃん」シリーズで、ママのところに度々現れる気味の悪い死神の姿を思い出すんだけど、千葉たちも、仕事をしてないときはそんな姿だったりするのかな。
この本の表紙の男性、「どこかで見たことが…」と思ったら、NHKでやってる「からだであそぼ」の1コーナー、「こんどうさんちのたいそう」のこんどうさんだった。
たまに子供が見ているのを横目で眺めながら、「不思議な雰囲気の人だ…」と思ってたけど、なるほど、死神っぽいかも(失礼か?)
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●2008年3月6日読了
主人公が死神なんですが、この死神がまた個性的で魅力溢れるキャラクターです。ミュージックが好きで、人間の言葉を理解しきれていないところがあって。
また、登場人物が他の話の中にひょっこり現れたりします。私はこういった、別の話に別の話の登場人物が出てくる〜といった趣向が好きなので、その点でもワクワクして読めました。
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出だしから伊坂幸太郎節!
無我夢中と五里霧中〜
みたいな件はさすが。笑
死神:千葉さんの、
ちょっと感覚がずれてて、
ゆるくて、
一生懸命な姿は、
愛すべきものがあった◎
短編集なんだけど、
どこかつながっていて、
じんわり胸があたたかくなった☆
2008/02/28
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このひとチバユウスケ好きだとおもう、きっと
違ったらごめんなさい
主人公とイメージがかぶったから
ミネラルウォーターでいうとボルヴィック風な小説
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伊坂の作品は読みやすい。プロットや物語の設定もおもしろい。死神という設定のせいで、B級か?なんて思っていたけど、かなり楽しめる一冊だった。短編集の1話目だけ「見送り」で残りは「可」という演出もにくい。(「見送り」と「可」はネタバレになるので、詳しくは書かない。)特に、プロットはすべての作品に共通してすばらしい緻密さだと思う。(最近、大味になってきた気がしないでもないが。。。)若い世代の作家ということもあり、映画やゲームに影響を受けてるのか?、なんて分析もしたくなるもんだ。
あとがきを読んで、確かに!、と思ったことだが、死神の精度は今までの作品の中で最も、比喩や描写、表現が素敵だった。文章自体は、とても短く、読みやすさに寄与しているが、その短い文章がとても魅力的で、引っかかる部分が少なからずあり、今までの作品とは異なる楽しみ方ができた。
春樹チルドレンなんて、言われているけど、あまり適切な表現とは思えない。明らかに、志向しているものが違うと思うから。でも、細かい描写のかっこよさは共通しているかな。そういう見方で、ほかの伊坂作品にも触れたいと思う。
080309読了