紙の本
家政婦は美人がいいな
2022/10/10 13:56
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投稿者:伊達直人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2作目の 家政婦 小説は 不幸な 女性が
夫婦別れをして ひとりで 生きていく
ことを 描いている だが ちょっと
この家政婦 スパイみたいなところがって
他人の家庭を 覗き込み
ちょっと深入りする 大体 不倫の 調査
まで するから 面白いよ
家族に 混乱を招き ざまあみろ ともった
瞬間 しっぺ返しが ある
非常に 面白い
電子書籍
まさに「黒い」
2021/05/19 11:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「事故」「熱い空気」からなる二篇の短編集。二作品共「黒い」というワードにぴったりな内容です。不倫を隠す為に殺人を犯したり、他人の不幸を見たいが為に小細工をしてみたり。人間の嫌な部分が満載です。
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「事故」
「熱い空気」
一人のトラック運転手が他人の玄関に突っ込んだ事故から展開する話に引き込まれていった「事故」もよかった。
「熱い空気」があの「家政婦は見た!」の原作だったとは。というか、あのドラマの原作が松本清張だったことに驚いた。
解説に書かれていたことを読んで、もともと「家政婦は見た」が好きではなかった私が、なぜあのドラマが好きじゃないのかの理由はわかったような気がする。ただ、原作であるこの話はおもしろかった。とはいえ、最後の最後であんなラストにならなかったとしたら、私はこの作品も嫌いになっていただろう。
それにしても「熱い空気」私が生まれる前日に最終話が掲載されたのかー。そんな昔のことなんだ。
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内容は
表題作『事故』の他に『熱い空気』の2編。
『事故』の方は、そのまま映画やドラマにできそう。
運送会社の事故係が、自分の会社のトラックが突っ込んだ家に
事故処理に向かう所から始まる。
優しい被害者宅の奥様。そこへ殺人事件が2件。
犯人は早々にわかるのだがその理由付けが、読めないドラマ。
『熱い空気』は、家庭を持たない者の職業としての
家政婦の迫害と策略に焦点を合わせたストーリー。
後者の方が、好き!
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再読。
「家政婦は見た!」を見たので「熱い空気」を読みたくて再読。
昭和35年当時の様子、家政婦不足で主人公が所属する家政婦協会には200人もの家政婦が登録している等々面白かった。
2014.5.22
再読。「事故」「熱い空気」収録。
「事故」は予想もつかない背景に感嘆。
「熱い空気」は「家政婦は見た!」の原作。
「家政婦は見た!」の原作が松本清張だったことに改めて驚いた。ドラマよりシニカルというかダーク。
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「事故」と「熱い空気」の2編。
「事故」では、前半で、迷宮入りとなりそうな事件を描き、後半で前半で登場する人物の一人が実は犯人でその目線で事件の真相を語っていく・・・最後の最後でちょっとした糸口で犯人がわかる。このようなストーリ展開が、推理小説ともちょっと違う印象をうける。その犯人目線での展開が引き込まれてしまう。
「熱い空気」は、ここまでの嫉妬心が何故生まれるのかというところをもっと知りたい
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「事故」
「熱い空気」
の2編構成。
両方とも面白い。全く別物です。
生活に近い距離感で描かれているので情景が浮かびやすい。
けっこうダークな雰囲気であり
軽い感じではないのに、ライトに読めて読みやすい。
先が気になってしまう中編でしょうか。
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「事故」と「熱い空気」の二篇を収録。
思わぬ「事故」を引き金に引き込まれるように起こる無関係な2人の殺人事件。そして、周到な計画が、思わぬ所から繋がりが露呈してしまう。読了後痛快さを覚えるほどだった。
「熱い空気」はテレビドラマで人気だった「家政婦は見た!」第1話の原作。妬みという根底から、裕福な家庭の不幸を見つけ出す主人公。読者を妬みに駆られた悪人に引き込みが因果応報、強烈に目を覚ましてくれる作品。
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「事故」と「熱い空気」の2本立て。「熱い空気」は「家政婦は見た!」の原作だって事をはじめて知った!「家政婦は見た」シリーズはもともと松本清張原作なんですね!
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表題作「事故」そして「熱い空気」しかり、愛憎と謀略でこれだけ読者を楽しめるのは人は皆低俗であることをさらけだしている。ああ私も俗悪なり、いつかバチ当たるかしらん。
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小川洋子さんのラジオで、「熱い空気」が紹介されていて読んだ。「家政婦は見た」の原作だとは知らなかった。
「熱い空気」も「事故」も引き込まれるように読んだ。
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表題作の「事故」と「暑い空気」の2作品が収録。「事故」は、運送トラックが冬に凍った道路に滑って家に激突するところからストーリーは始まる。会社重役の妻と興信所の経営者との不倫、それが2つの殺人事件に発展する。「熱い空気」は、家政婦もの。人気TVシリーズ「家政婦は見た」を彷彿とさせられる。それもそのはず、「家政婦は見た」の第1回の原作は、松本清張だったと、文末の解説で知った。
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昨年からよく読むようになった松本清張作品、当たり外れがあることが分かってきたが、今のところ短編集『黒い画集』(1958《昭和33》年)が最良のものと思っている。『別冊黒い画集』というのは、4年後の1962(昭和37)年から1963(昭和38)年にかけて雑誌掲載されたシリーズで、本書の2編もそこに含まれる。
とても面白い、良作と思った。
「事故」は関係の無さそうな2つの事件がプロット上のアクロバティックな運びによって結び付くのが圧巻。
「熱い空気」は、テレビドラマ「家政婦は見た!」シリーズの第1話の原作になったものだと言う。ここでの家政婦は結構意地の悪い「まなざし」であり、一見平和な家庭に潜入して人の不幸を暴き立てる。こちらも最後まで惹き付ける、面白い作品だった。
いったいに松本清張の文学は、人の不幸を追究している。作家の視線は非情で冷酷なものと感じ、作中人物への愛情のようなものは感じられない。それが故に、本格推理小説の長編では「魅力ある」探偵を欠く。やはり不幸に落ちてゆく主人公の主体を追ってその不安や焦燥をサスペンスフルに追う構成が、この作家には最もふさわしかったのではないだろうか。
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「松本清張」の小説集『事故―別冊黒い画集〈1〉』を読みました。
『虚線の下絵』に続き「松本清張」作品です。
-----story-------------
事件と事故をつなぐもの。
清張版『家政婦は見た!』
深夜、東京の閑静な住宅街に一台のトラックが突っ込んだ。
やがて起きる二つの殺人事件。
事故と事件をつなぐ奇妙な鍵を炙り出す表題作『事故』。
併録は人気ドラマの原作『熱い空気』。
上流家庭を気取る一家に家政婦として入った「信子」。
どんなに表向きは幸せそうな家庭にも必ず不幸はあり、それを発見するのが「信子」の秘かな愉悦だった。
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本書には以下の二篇が収録されています。
■事故
■熱い空気
『事故』は、無関係を装った二つの殺人事件の秘密が、ちょっとした事から発覚してしまう物語。
杉並の閑静な住宅街の邸宅にトラックが突っ込むという衝撃的なオープニング、、、
被害者との交渉にあたる運送会社の事故処理係、被害宅の魅力的な妻、事故を起こしたトラック運転手が崖から突き落とされ他殺体で発見、探偵業の女性が絞殺されて山中から発見… 等々の、関連性の無さそうに思える事柄が、読み進めているうちに明確に繋がり、事件の全貌が明らかになります。
うま~く、話がつながり、すっきりする終わり方でしたね。
それにしても、裏切り、裏切られる男女の関係が巧く描かれていますねぇ。
身近にあってもおかしくないような設定だけに、リアル感があり、惹き込まれますね。
『熱い空気』は、テレビドラマ『家政婦は見た!』の原作。
『家政婦は見た!』は観たことがないのですが、この原作に忠実であれば、一度、観てみたいですねぇ。
家政婦として派遣された家庭で、いいように使われ、文句を言われ… 読んでいて家政婦の気持ちにシンクロして行きました、、、
そして、雇い先の家庭の秘密(不幸)を暴き、家庭が混乱することで復讐を実行する… 読み手は、それが悪いことだと思いつつ、心地良く感じてしまうところが、「松本清張」の巧さなんでしょうね。
そして、思いがけないエンディング… まさか、子どもに仕返しされたカタチになるとは。
黒い物語ですねぇ。
どちらも昭和30年代の作品(昭和37年~38年)とは思えないほど、ある意味、新鮮… 時代は変わっても不変なモノってあるんですね。
怖いけど面白い、愉しめました。
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事故:事件は迷宮入りかと思ったが、最後の鳥鍋屋への就職斡旋を所長がしたところで足がついてしまった。中央線相模湖23時24分発普通(533列車)、大月24時着。大月駅24時の23分後に出る下り穂高2号
熱い空気 家政婦は見たの原作。今までの清張のストーリーとは違った家庭内の描写。東京から熱海、東京駅12番ホーム、14時32分発準急はつしま?
清張の本としては標準レベルかやや下?