豊かな余韻を与えてくれました。
2019/04/13 13:34
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
町人同士の恋愛事情はかなり自由だったと思いますが、武家は跡取りだの石高のつり合いだの、武家の子女としての振る舞いだのと格式ばった壁が立ちはだかり、恋心に蓋をして、親が決めた相手に添わなければならなかっただろうと思います。
藤沢周平さんは、この作品でも美しい描写で私をいざなってくれました。
武家もの市井もの、どちらも心地よい余韻が広がりました。
この作者の安定と意欲、両方がうかがえる短編集
2016/01/31 04:00
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投稿者:ほたる - この投稿者のレビュー一覧を見る
武家もの、市井もの、取り混ぜて8編。どれも面白かった。クリスマス・プレゼントの一部として友人からもらって読んだのだけれど、彼も以前読んだとかで、正月に会ったとき感想を語り合うと、それぞれ違う作品が気に入っていて、読んだあとにも楽しめる本だった。
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藤沢の短編集の中でこれが一番好き。どれをとっても日本人の古き良き精神が恋愛を通して、美しい生き方を教えてくれる。表題作が一番かな〜。
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物語の本筋よりも風景描写の美しさに目がいってしまう。頭の中で、鳥の声や小川のせせらぎ、子供の遊ぶ声まで聞こえてきそうな細やかな表現は藤沢ならでは。
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藤沢周平の読後感がいい。
熱くなるのではなく、正しくなる感じ。
凛とする、背筋が伸びるのがいい。
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とても美しく、おもしろかった。
北川景子の凛々しさみなぎる美しさがなみなみならなかった。
殺陣もすばらしい迫力だった。
着物がきれいだったなぁ。
あとポニーテールの剣士姿がよかった。
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藤沢周平短編集。
人情物、て表現がしっくりくるような。
どうにもならないことってあるんだなぁと思わせる話がある一方で
痛快!溜飲がさがるね!っていうような話もあって、
かなり色濃く人のさまざまな感情が浮き彫りにされてる。
酔うと人の顔をぺろりとなめる“悪癖”がある下級武士の話、
これがいちばん好きかも。ラストで笑った!
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表題作「花のあと」は、昔話風の語り口で、内容もしっとりとした中にも凛としたものがあり良かった。才助が意外と出来る男だという点なども、面白味があった。
他の作品では、「冬の日」が最高だった。こういう話には弱い…。
「旅の誘い」は、内容が自分には少々難しかった。
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花のあと読んだ。なんか全体的に、ほんわりといい話し合うだったけど、なんつーか、よくも悪くもマイルドで押しの弱い本で、読後感が物足りないな…。表題作が一番地味なくらいかも
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映画を見て購入。
映画・花のあとで感じた通り、自然と女の描写が絶妙。
ちょっともの足りない気はするけど、どれも味のある短編になってる。
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最近映画化もした花のあと。
日本人っていいなぁと思える短編集。個人的には表題作ではない「冬の日」なんかが好きでした。
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藤沢周平は暗くて救われないイメージがあるけど、この短編集はハッピーエンドとまではいかなくても不幸なお話はなくて、読後感はとてもよかったです。
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やっと読み終わった!短編集です。
初めは江戸時代な背景とか語句に慣れなくて読むのに時間がかかったけど、徐々に慣れました。
描写がすごくきれいです。あと作品それぞれ雰囲気が全然違ってて、作家としての深さを感じました。
特に好きなのは「冬の日」。「寒い灯」も良かった。「花のあと」はちょっと異色な感じ。甘いというか…こういう話も書けるんだなぁと。映画化したらしいのでいつか見ようと思います。
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庄内旅行にあたり、慌てて読んだ一冊。
最新の映画作品と言うことがその理由。
今まで時代小説は苦手で、藤沢作品も映像ばかり。
初めて読んだ藤沢作品、心に染みる。
ただ、表題作の「花のあと」はどうなんだろう?
ちょっと展開が意外すぎるというか…
面白いし、良い作品だとは思うけれど。
おりしも、到着前日、鶴岡市立藤沢周平記念館がオープン。
私もノートにお孫さんや出版関係者の後に
しっかりと名前を書いてきた(笑)
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時代劇物は読んだ事が無かったんですが 友達から刺客を紹介されて読んだのが最初デス。こんなにオモシロイとは思いませんでした。読んでる時にどんな状況なのが想像出来 藤沢周平の魅力にとりつかれました。で今回の花のあとが2冊目です。短編なので長編物に比べると物足りない感じの部分はありましたが 全ての物語を楽しく読ませて頂きました。