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この作品をジャケ買いという名の衝動買いをしてしまったおかげで、当時は本来読む予定のなかった『最後の息子』を購入するはめになったという一冊。
私はいつもタイトルを気にしているので、まずそれによって惹かれた。そして装丁が格好いい。味わいのあるモノクロ写真とともに上質の紙を使用しているので、他の小説とは別の場所に保管しようかと思うほどである。
内容であるが、『最後の息子』の主人公のその後が描かれている。ほどほどに幸せな日常を送りながらも、心の底では自分でもよくわからない何かが蠢いていたり、といったような・・・おそらく大人になった誰もが持ち得る可能性のある情景が描かれていて、短編なのでダラダラともせずにまとまっていて良い作品である。
ただ、最後の一篇のみ別の物語になっているのが残念至極。揃えるか削っても良かったのではないだろうか。
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最初の章を読んで、ああ、いつもの短編か、と思ったら短編の続き物でした。
妻子ある男の、何気ない生活を描いたものです。時々脱線する感じが、なんとなく村上春樹の作品に似てますね。って思ってたら、作中に村上春樹の作品が出てきたりします。「パーキングエリア」の、いかにもありそうでやっぱり無い日常と、「楽園」の虚無感がいいです。いややっぱ「パパが電車をおりるころ」もいい。
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バーニーズが登場するだけあって、表紙や本のつくりがとてもオシャレです。
人間、たった数時間で人生を変える事ができるんだと本気で思わせてくれました。
けど、大抵は転落人生になっちゃうと思うけど(笑)
落ちるのは簡単だけど、這い上がるのは大変です。
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2010/10/2
妻と幼い息子を連れた筒井は、むかし一緒に暮らしていたその人と、偶然バーニーズで再会する。懐かしいその人は、まだ学生らしき若い男の服を選んでいた。日常のふとしたときに流れ出す、選ばなかったもうひとつの時間。デビュー作「最後の息子」の主人公のその後が、精緻な文章で綴られる連作短篇集。
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内容(「BOOK」データベースより)
妻と幼い息子を連れた筒井は、むかし一緒に暮らしていたその人と、偶然バーニーズで再会する。懐かしいその人は、まだ学生らしき若い男の服を選んでいた。日常のふとしたときに流れ出す、選ばなかったもうひとつの時間。デビュー作「最後の息子」の主人公のその後が、精緻な文章で綴られる連作短篇集。
見知らぬ男女が結婚という形で、新しい家庭を作っていくのが世の中では多いです。
その過程は当然それぞれですよね。
それぞれが物語になるような気がします。
そんな細いというか小さいところのつみかさねの物語のような気がします。
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筒井のさりげない日常は私にとっても思う不思議がたくさんある。
なつかしい人と会ったり、昔の女を思い出したり、ふと日光へと45度車のハンドルを切ったり。
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いまいちピンとこない話でした。話の主人公がサラリーマンだからか、共感できる部分も少なくて、挿し絵のせいで文章も少し読みにくいかな…と。
ただ最後の2行には鳥肌が立ちました。
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子持ちの女性と結婚した男の人の話。連作短編集。
オカマさんと同棲した過去があったり、急に無断欠勤したり、そこまでは
楽しかったんだけど。
彼女と違う時間を過ごすようになった?事故?最後が気になった。ちょっと怖かった。
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最後の息子で閻魔ちゃんのボーイフレンドだった
あの彼のその後のお話。
閻魔ちゃんとのエピソードは
かなりあっさりだったけれど
この作品は絶対に、必ず続けて読んでほしいと
個人的に強く強くそう思います。
月日の流れと環境の変化。
「オカマのヒモ」だった彼が「父親」になって
きちんと会社勤めをして。
ハンドルを45度だけきる。
携帯の着信音を無視する。
言い訳を用意して、日常から逃げる。
そして、自分による自分のための
自分にしか解らない小さな賭け。
そうだよね。
そんな日があるんだよね。
結局はまた
いつもの日常に戻るのだとしても。
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立て続けに吉田さんの本!
でも飽きないよ!この人の本は!!
数えたら、もう8冊目!
で、この本は156頁しかなかったので一日で読み切った!
主人公は、子持ちの女の人と結婚した男の人。まあ普通の男の人の普段の生活を普通に見てるみたいな本。
最後に事件はあるけど・・・。逆に普通すぎる人の爆発みたいな出来事!?
題名もそうだけど・・・「こうなんですけど、なにか?」みたいな感じの本だった。「春、バーニーズであった出来事ですけど、なにか?」みたいな(笑)。
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吉田修一の著書を数冊読んだが、これが一番好きだな。
短編という種の小説は消化不良なものが多いが、これは珍しくよかったな。
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写真入りのちょっとおしゃれな本。昔一緒に住んでいたオカマとバーニーズで偶然出会うという話。短編なのかと思ったらつながっているんだけど、最後の章だけ、ちょっと分からなかったんだよな~。
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前に読んでたわ。
中でも、
パーキングエリア
が好き。
衝動的に何かをする感じっていう。
感覚とかがきっと似てるから
吉田修一の本は好きなんだと思う。
にしても久しぶりにじっくり本を読みました
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「最後の息子」のその後。見てるんだけど、意識せずに通り過ぎている普通の生活を送るなかでの細かな描写がスバラシイね、いつ読んでも。
何かをきっかけとした衝動的という冷静な暴走が何となく分かる気がする、、、
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最後の話は、瞳の元夫??
会社休んで日光に行く話が良かった。妻の対応がまた素敵。
写真は微妙^^;?