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紙の本
まさに・・・甘くて純情
2021/05/02 06:19
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
まさにタイトルのように甘くて純情なお話です。
老舗和菓子店『緑風堂』の次男で茶道家佐川幹
不動産会社の社員・西脇篤史
実家の和菓子屋を任されることになり、
土地の売却を求めてきた西脇と出会い惹かれていく。
幹はゲイであることはわかっているが
恋も初めてならセックスもしたことない
そんな幹が好みである西脇に寄っていく
西脇は(政略)結婚した妻を亡くして
愛のない結婚生活をしていたことに後悔するとともに
未来を信じることができない少し臆病な男です。
幹の気持ちを利用して・・・とか考えたで少しずるい気持ちもあった。
でも、結局幹を掌に包むように誠実に愛してしてくれるのですよね。
そして甘やかすのが好き。
大きな起伏のある話ではないのですが、
脇に家を出て行ってしまった佐川の兄、頑固な和菓子職人、
優しくて色々と知っていて助けてくれる住職、
お約束的な家元がそろっていて楽しめました。
(西脇さんが堂々と佐川家に行くのがすごい!)
とにかく幹の純情ぶりが・・・恐ろしいぐらいにすごいです。
目に浮かぶような鎌倉の描写や
美味しそうな和菓子の描写も好きです。
後お茶を点てるシーンも。
(カフェシリーズではないのですが、
私の中では抹茶&和菓子で準シリーズ的な位置づけ)
☆3.5評価
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