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自分がもっているものに不満をいだいているとき、私たちは貧しく、それに満足しているとき、私たちは豊かです。そして寛大な心で自分がものを気前よく与えることができるとき、私たちはさらに豊かです。
訳者の坂本貢一さんによると、AS A MAN THINKETHよりも、本書の方が先に書かれた可能性が考えられるそうです。確かに、こちらの方が、アレン氏の言葉というより、強い信仰心と、信仰心に支えられた信念を、裏付けを語らずに述べている感じがします。
それでも「自分がもっているものに不満をいだいているとき、私たちは貧しく、それに満足しているとき、私たちは豊かです。そして寛大な心で自分がものを気前よく与えることができるとき、私たちはさらに豊かです。」という言葉には、大きく心を動かされる説得力が感じられるのです。
新型コロナウイルスの対策を立案する時、肩書のあるリーダーたちが、迷走する中、肩書のないリーダーたちが、いたるところで立ち上がり、リーダーシップを発揮しています。肩書のあるリーダーたちは、自分では何もできない人たちです。誰かに指示を与え、やってもらわなければなりません。だから、理屈で多くの方の合意を得なければ、実行力が発揮できません。
しかし、肩書のないリーダーたちは、与えられた任務、与えられてすらいない任務の中で、人間としての原理・原則に従い、奮闘することで、行動の正しい方向を自ら示すことができるのです…。
新型コロナウイルスの影響は、多くの方にとって苦しいことばかりでしょう。でも、中には、私のように、眠っていた自己を再発見して、積んであった書物を開き、現実と理想との間のギャップを客観的に見つめ、自分に何ができるのか、と考える機会を得ることができた人もいます。
多くの人にとって、家でじっとしていることが最善の選択である中、こんな時だからこそ、自分自身を見つめ、家族を見詰め、外にあることではなく、自分の中にあること、家族の中にあることと対話する機会をもっていただけたらと思います。扉を開くことができる日が来るまで…
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前作に続き思わず姿勢を正してしまうような、声に出して一言一句丁寧に体に取り込みながら読みたい内容だった。ジェームズ・アレンの思想と言葉は、人の心を浄化させる力を持っている。この文章を読んで綺麗な心で在りたいと願うのは、ごくごく自然なことだと思う。
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2021/06/09 読了
今の自分の周りの不満は全て自分の中にある考え方や思いの結果である。
色々な自己啓発本に書かれている中でもこの本が原点なんだなって感じがしました。
身勝手な自我は不幸の種
幸せとは内側が十分に満たされている状態
自分の個人的な幸せを利己的に追い求めている限り、幸せは逃げていく。
私欲を放棄し、他の人たちへの奉仕に没頭できたならば、その努力に応じた規模の幸せがもたらされる。
愛されることの中ではなく、愛することの中で祝福を得る。求めることの中ではなく、与えることの中で求めているものを発見する。
自分の思考エネルギーを正しくコントロールすることで、自分の外側の人生を思い通りのものに作り上げられる。
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ジェームズ・アレンに会いたい。インタビューしたい。なぜそう考えを導き出せた?何をしてきた?
墓場で話し合おうか。君が好きだよ。また姿を見せてくれたら私は君の友人になる。話しを聞かせてくれ。生きづらかったんじゃないか?
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ジェームズ・アレンは厳しいと思っていたが、段々とこのくらいの覚悟が必要なんだなと思えるようになってきた。
自分の内側を意識すること、外側の状況は自分の内側を反映しているのだから、内側を整えることで外側も整う。
穏やかに生きる。競争に参加しない。