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野口さんの本は『質問力』に続き2冊目。驚くほど新鮮なことが書いてあるわけではないですが、それなり(新書なり?)の整理ができる本かと思います。
ちなみに「現場力」ですが、「人間力」、「実践力」、「思考力」から成り、それぞれ「自分パワーアップ力」と「組織シナジー力」、「論理的思考」と「コンセプト思考」、「シナリオライティング力」と「コンサルティングコミュニケーション力」から成るそうです。さらにはこれが....と続きます。
この分類がMECE的に整合性があるのかどうか疑問だなあと思ったりはしますが。とりあえずやはり世の中には色々な力が必要なようです。
野口さんおよびHRインスティチュートが得意としているのはプロセスコンサルティングというものらしいですが、確かに現場での信頼関係が大切だというのは感覚的によく分かります。
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ちょうどプレゼンに失敗した直後に読んだからか、ちょこちょこと考えさせられるフレーズが多かった。しかし、そのときにメモしないとやっぱりダメ・・・。結構いいこと考えていたと思うけれども忘れてしまった・・・。本の中身はそれほど使えるツールはないけれども、読んでるとなんとなく仕事しようという気にはなるかも。
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コンサルタントの○○力シリーズで新書で人気の著者。
この本はその第一弾ともいうべき本です。
このあとに質問力や勉強力などもベストセラーになっています。
コンサルタントという職種自体をなんだか胡散臭い職業だと思っていた節がありますが、この本を読んでプロのコンサルタントは非常に厳しい職業意識がないと簡単には名乗れないんだな…と思いました。
もちろん名乗るのは自由ですから名前だけはコンサルタントで無責任な仕事をする人はいるかもしれません。
しかし、そんな先入観なくきちんとコンサルタントを利用できれば大きな効果もあるのだと思います。
さて、コンサルタントの現場力、コンサルタントだけが必要なのでしょうか?
どんな職業にもコンサルタント的な発想は必要となります。
営業職でももちろん、コンサルタント的な営業スキルは要求されるでしょう。
FPや税理士ももちろんコンサル的な仕事はあります。むしろコンサルが仕事の中心になりつつあるでしょう。
そして、製造業でもスキルや技術を次の世代につなげたり、効率化をすすめるためにはコンサルタント的な発想力は必要となります。
そう、コンサルタントの現場力はあらゆる「仕事力」の基本となるということです。
この本はそんな視点で書かれているといえるのではないでしょうか。
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責任範囲の線引きが妙に他人行儀なのがコンサルタントと思っていたが、
自分的に「コンサルタントの基本」と思っている考え方はずれていないことが再認識できた。
現在、「社内コンサルタント」的な仕事に従事しているので、もし今後この仕事に迷いが生じたとき、またこの本を読んでみたいと思った。
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野口さんの本は2冊目。「準備」の大切さ、分かっているつもりでも仮定も何もしないで突っ走り、どかっ。。とぶつかることがある。仮説を立て徹底的に予備知識を入れる。準備をするからこそ、ヒアリングした時のワードが頭に残る。改善すべきじゃ。
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「コンサルタントは現場で何を考え、何をしているのか」をシンプルに整理し、まとめてある本。
本書で言う「現場力」とは、「人間力」「思考力」「実践力」の3つから構成されるとのこと。各々について更に言及しているが、この手の本を数冊読んだ人にとってはただの要点集にしかならないと思う。現場の人間的なやり取りの模様を期待していたのだが、その点を新書に要求するほうが無茶な注文だったのかもしれない・・・。
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この本を読むだけで、著者はかなりのポジティブシンキングで話がうまい人なんだろうな、と思ってしまう。
・右脳と左脳のつかいわけ
・瞬間凝縮力
・自分軸と相手軸
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以前にコンサルタントの「質問力」を読んでいたので期待して読み始めました。
不思議な本。
傲慢な感じのする文章で、どこそこの会社のだれだれはどうだとかこうだとかが書き出しから延々続き、「コンサルタントはこうでなきゃいけない」風で読みにくく判りづらい変な本というのが最初の印象でした。
著者の業界がそうなのか著者自身の性格なのか、著者が対象としている読者層が良くわからず、説教と自慢しかない感じがして、読むのを頓挫しかけたのですが文量が多くない事に助けられそのまま継続・読了しました。
前段の反撥感から一転、なるほどと思える箇所が重なり最後は大いに共感できるというなんとも不思議な読後感があります。
論理・仮説・表現
「そもそもモレがなくダブリがない戦略なんて存在しない。」「過剰なフレームワークは必要ない。本質はロジックツリーとマトリックスだけ」「叩き台は叩かせない」「丸くなっていない尖った案を生き残らせる」など、コンサルタントと思えないぶっとんだ主張が読むにつれて見えてきました。
反芻が必要な本です。
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そんなに独特のことが書いてあるわけじゃないけど、かゆいとこにも手が届いた丁寧な書きぶりなので、読みやすくてわかりやすい。
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コンサルタントの仕事と聞けば、経営陣の前でプレゼンしてたり、現場とは離れて仕事をしているイメージがありますが、この本を読めば違うことが分かります。
メーカーでも販売の仕事とだけではなく、どの仕事でも現場が大事なことが伝わってきます。
ただ、「現場」をテーマにした本を読むのであれば遠藤功さんの「現場力を鍛える」のがお薦めです。
この野口さんはたくさんコンサルについての本も書いてて、すごく読みやすいのだけど、堀紘一さんとか遠藤功さんとか小宮さんと比べると後に残るものがいつも少ないのが残念。
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初版は2006年。
当時はあまりピンとこなかったが、
5年経って再度読み直すと得ること多し。
「蝶ネクタイチャート」をこれから活用しよっと。
本は時間をおいて読み直すに限る。
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HRインスティテュート代表野口氏のPHPシリーズの一冊。比較的容易に読めるが、理論書というよりは実務的コラム的ビジネス書。著者の性格や考え方が随所に刻まれているので、野口氏のファンは喜びそうな内容だと思った。
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プロセスコンサルティングでは、コンサルタントが自分で答えを出すのではなく、クライアントに考えさせ、そのクライアントなりの答えを自ら出してもらうことを重視する。クライアントが調査レポートを書いて、クライアントがビジョンノートを、戦略シナリオ、事業計画などのアウトプットを出すのだ。(p.15)
コンサルタントはとことん現場に執着する必要がある。たとえば私は、企業の顧問という名前をつくっていただいて、一緒に営業現場に行ったり、一緒になってITの提案書をつくって、一緒にクライアントのそのまたクライアントの工場に行って在庫管理の分析をしたりしたことがある。(p.45)
このプロジェクトの本当のテーマは一体何なのか、一体何を答えとして一番重要なことなのかということを、最初から突き詰めて考える人と、これを最後のレポート作成のさいになってからする人間とでは、最後に大きな違いが出る。(p.54)
閾値脳という考え方がある。左脳と右脳の話で言えば、まず徹底的に左脳に詰め込む。そうすると、左脳のバケツがあふれる。それが閾値がいっぱいになったということなのだが、その瞬間ピーンとくる、ある考えが浮かぶ、ということだ。(p.63)
コンサルタントが自分からこうしろああしろとするよりも、場を盛り上げて場をつくって相手をその気にさせる、あるいは包み込むことのほうがよっぽど物事がうまくいくことが多い。(p.83)
組織は人の集まりだ。個がパワーアップすれば組織も大きくなる。かつ、組織がパワーアップされていると、個もその勢いに巻き込まれ、さらなるパワーアップが図れる。こういう相乗作用を起こすことができれば、プロジェクトは俄然勢いを増す。(p.91)
迷った時には、「どっちを選んだ方が自分をもっと好きになれるか。もっと頼りに思えるか。」を基準に選択する。(p.107)
どうも日本人にはネガティブ思考が強いらしく、1つだけのたたき台は徹底的に否定の嵐にさらされる。尖った部分を徹底的にたたかれる。だから、複数のオプションを提示して、それを選ばせる。(p.141)
「ゼロベース思考」というものはそんなに簡単なものではない。その理由は、一番大きいのが自分の自己存在ということに固執しすぎる、というところにある。つまり、自分の価値観やポジションや経験というものに、どうしてもとらわれてしまうのだ。だから経験があればあるほど、できにくいとも言える。(p.150)
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歯切れの良い文章が魅力的。
コンサルタントの仕事とは何か、から意識の持ち方・考え方など
事細かに書かれている。
所々、筆者の性格がうかがえる破天荒なコンサル手法があり
飽きさせない。
印象に残ったのは、顧問先とあえてケンカをしてコミュニケーションを深める手法、これは実力がないと出来ないワザだと感じた。
仮説思考も大事な要素。
コンサル業界にいるなら、読んでおきたい1冊である。
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「質問力」のほうを先に読んでいて、こちらの本の中にも「質問力」が出てくることからも、彼が本当に押したいのはそこなんだろうな、と改めて感じました。まぁ、現場が大事なのはコンサルタントに限ったことではない、という点は非常に納得はできますけどね。目新しさが無かったこともあり、全体を通して、いまひとつ言いたいことが伝わってこなかった感じがしてしまいました。残念。