電子書籍
おぞましい執着
2021/10/01 22:15
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作で志澤の好みの画家の中に伊藤晴雨の名前が出て来たのはここに繋がるのかと、福田のコレクションのくだりで納得。
福田の言うシンパシーを感じる所以でもあると思う(まさか同じ趣味は無いよね?)
ラストのシーンは良かったけれども福田の藍の父親に対する執着がおぞましく、そればかりが印象に強く残って夢に出てきそうだ。
福田の魔の手から志澤は藍を守れるのか、そして父親を打ち倒せるのか最終巻が怖いようでもあり楽しみでもある。
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作者で選んだ。シリーズ2作目。前回想いが通じ結ばれたふたり編なら今回は愛を育むふたり編って所でしょうか。ある意味愛は結ばれるより育てる方が難しい。育ってきた環境からくる考え方の違い。それを変えることは難しいけれど、相手の思いを理解しよう、ありのままの自分を正直に見せようという心が徐々に二人の溝を埋めていく。そんな恋人との愛に、友情、そして親子の愛も巧く絡め、とっも深みのあるお話になってる。志澤と藍のその後は勿論のこと、何気に弥刀と朋樹のふたりが気になったり、弥刀の撮ってる藍のフィルムが気になったり、福田が黙ってるわけないなとか‥‥次回もますます楽しみです。
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突然の祖父の死を機に、志澤グループの後継者・志澤知靖と暮らしはじめた一之宮藍は、恋人にしてくれたはずの志澤に、未だにそれらしい扱いをしてもらえないことを不安に思っていた。一方、志澤は藍にただならぬ関心を寄せる美術商・福田から、藍の父・衛へのおぞましいまでの執着と、藍自身の身柄に対して宣戦布告ともとれる挑発を受けてしまう。そのうえ福田が藍に接触したことを知った志澤は――!?
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突然の祖父の死を機に、志澤グループの後継者・志澤知靖と暮らしはじめた一之宮藍は、恋人にしてくれたはずの志澤に、未だにそれらしい扱いをしてもらえないことを不安に思っていた。一方、志澤は藍にただならぬ関心を寄せる美術商・福田から、藍の父・衛へのおぞましいまでの執着と、藍自身の身柄に対して宣戦布告ともとれる挑発を受けてしまう。そのうえ福田が藍に接触したことを知った志澤は――!?
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お互いの気持ちを通わせ、歩み寄ろうとする志澤と藍。しかしいくつも問題は山積みで、なかなかふたりきりの甘い時間は持てない。大人であるがゆえに藍をしばりたくない志澤、もっと近づいていきたい藍の気持ちは微妙にすれ違う。そして藍の父や『白鷺溺水』に纏わる謎に関わる人物、福田がふたりに不気味に近づいてくる――。
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[大企業養子×有名画家の孫]
な ん な ん だ こ れ は
キスは上手にさりげなく に続く
志澤&藍シリーズ第2弾!!なわけですが、
前作が上巻でこれが下巻として
ここで完結してもいいくらいの素晴らしいお話。
もう涙が止まりませんでした
私が今まで持っていたBL小説のイメージを覆す代物。
と言っても過言ではありません。
ここまでの作品が他にあるのか?
この作家さんは単なるBL作家で終わるには惜しい
もっと色んな分野の本も書けるのではないかと思う
そんな素晴らしい作品でした。
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☆あらすじ☆
突然の祖父の死を機に、志澤グループの後継者・志澤知靖と
暮らし始めた一之宮藍は、恋人にしてくれたはずの志澤に、
未だにそれらしい扱いをしてもらえないことを不安に思っていた。
一方、志澤は藍にただならぬ関心を寄せる美術商・福田から、
藍の父・衛へのおぞましいまでの執着と、藍自身の身柄に対して
宣戦布告ともとれる挑発を受けてしまう。
そのうえ福田が藍に接触したことを知った志澤は――!?
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大川x岸尾 白鷺シリーズ2作目。今回は不穏な空気。でもお互い依存しまくり。風呂でしてるから反響してて水音が…!!!
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白鷺いシリーズ2
福田さん、気持ち悪い。
藍ちゃん、H関係、初々しくていいですねぇ。
お話は、深さがあって読み応えあります。
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「キスは大事にさりげなく」の第二弾。
同居している志澤と恋人になったはずなのに、それらしい扱いをしてもらえない藍は不安に思っていて。
祖父と父との確執、祖父の作品のみならず藍にも執着しているらしい美術商・福田の執拗な関わりなど、佳境。
Hシーンは激しく長いです。
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『キスは大事にさりげなく』
⇒『夢はきれいにしどけなく』
『恋は上手にあどけなく』(完結編)
<短編集>
『蜜は夜よりかぎりなく』
<スピンオフ>
『平行線上のモラトリアム』
『垂直線上のストイシズム』
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白鷺シリーズ第2弾
前作を読んで続編の存在を知り、即購入しました。(その時に本屋の前で駐禁取られたのはよき思い出(泣)です)
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突然の祖父の死を機に、志澤グループの後継者・志澤知靖と暮らし始めた一之宮藍。
藍は、志澤たちの勧めもあり、集団生活に慣れるために、と、不登校になった子供たちが通うための塾に行き始める。
ところがそのせいで、志澤とすれ違い、遅くまで起きて志澤の帰りを待っていると「明日も学校なんだから早く寝ろ」と言われてしまう。
おまけに、恋人にしてもらったはずなのに志澤は、保護者としての態度を崩してくれずに、未だにそれらしい扱いをしてくれないことを藍は不安に思っていた。
一方、志澤は藍になみなみならぬ関心を寄せる美術商・福田のことを調べていた。
調べれば調べるほど、きな臭く、どす黒くなってく福田に、危機感を募らせる。
そんな福田が藍に接触してきたと知って、志澤は平静を装えなくなり……という話でした。
これ、ものすごくやばかったです。
一冊目を読んだ時も、藍の魅力に骨抜きになってしまったんですが、この本を読んで、本当に泣きそうになりました。
藍は、物心ついた時から両親はすでになく、祖父に育てられ、その祖父も急に亡くなってしまい、死後に備えていなかったため、一文無しになってしまっていたけれど、多少、形は歪であったにしろ、きちんと祖父に愛されて育てられてきていて。
でも、一方の志澤は、本当は実子であるのに、愛人との間にできた子供であるため、養子として父の戸籍に入っていて、そこに至るまでの間にも、母親が早くに亡くなり、引き取られた先では、虐待のような扱いをされてきたり、など散々で、生きている肉親であるはずの父との間にも何の愛情もなく、家族に対して疎ましさしか感じていない。
今回は、その差が致命的なすれ違いを生むことになったくだりがもう鳥肌ものでした。
藍がどうして肉親をそんなに想うのかわからなくて、志澤は、藍の父親の写真を「そんなもの」と言ってしまうんですが。
藍は今まで全然知らなかった父親の写真を「どうしてもほしい」と思っていて。
その気持ちが志澤にわかってもらえなかったことにショックを受ける……という。
好きな人に自分の大切にしてるものをわかってもらえないのって、本当につらいことだと思うんですよ。
そういう価値観の違いって案外大きなすれ違いの元になると思うんです。
でも、まさかそういう違いがあるなんて思わないから、ついつい安易な気持ちで口にしちゃって相手のことを傷つけてしまう。
そんなありがちな、でもとっても重要なことをさらっと紛れ込ませてくるからとってもドキッとさせられました。
ちゃんと自然な形で、それが埋め合わせられて、とてもほっとしました。
それともうひとつ。
藍の父親だった衛には実はとんでもない秘密があったんですが、それを「後悔していない」と言い切った藍の父親はすごい人だな……と思いました。
今までも、いい話を書いてらっしゃるなー……とは思っていたんですが、この話で完全に落ちました。この作者さんの話を集めたい! という気持ちにすごくすごくさせられました。
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あの。。。号泣してしまったんですが。しかも結構「読ませて」くれる。
崎谷先生のこういう作品が好きなんだけどなぁ。
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あれだねぇ。これにもキモイのが出てるね。とんでもない腹黒オヤジな上にロリ?しかも!愛情があるなしに限らずああいう扱いはすごくむかつくんですよね。なのであのラストの写真と絵はとても素敵なエピでしたねぇ♪