紙の本
読んでみたら
2016/04/27 00:21
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
思いもしなかった終わりかたでした。
サスペンスやスリラーでもないのに。
もう少し嫌な気分になってもいいと思うのだけれど
時間の経過と共になんとなく受け入れてしまった。
面白い小説かと訊かれれば
「面白くはないよ」と答えるだろう。
でも「読んでみたら」と勧めるかも。
紙の本
実に奇妙な作品だがラストには背筋をザワリとさせる怖さがある。
2022/11/29 11:13
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実に奇妙な作品だがラストには背筋をザワリとさせる怖さがある。そしてその怖さの正体が何なのかが判らないため尚更怖いのである。無関心、虚無、・・・・表現しえない怖さの恐怖である。各章は奇妙な共同生活をおくる5人の視点から語られるが、その各人は変人ではあるが決して狂っているとまでは言えないある意味普通の人間なのだ。しかしその中に狂気が潜んでいる怖さなのか。まあ、結論的には私には抽象的・哲学的過ぎて理解不能という苦手分野の作品であった。
電子書籍
少しずつ生じる違和感
2019/04/07 21:58
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投稿者:黒豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女5人がルームシェアするマンションで、そこでの日常をそれぞれの視点から語っていくという構成。
最初はゆるい日常モノかと思いきや、徐々に小さな違和感が生まれ、ある結末をを迎えます。
正直オチは好みが分かれると思いますが、日常パートは読みやすく面白かったです。
紙の本
面白くないけど良くできている
2015/09/23 18:13
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投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か特別なことが起こるわけでもなく、淡々と物語が進んで行く。
とても現実的だが、まるで日記を読んでいるかのようで、楽しくはない。
パレードというのはマスカレードのことなのかな?
直輝のことを皆が知っているかどうか分からない。直輝は皆が知っていると考えているが、真相は不明。
誰もが毎日をつまらなく過ごしているけど、実はありえないことが起こってたりするんだよ、それって不気味だね、ということを伝えたいのだと思った。私の考えは、直輝が自分たちの部屋を眺める場面やら、交通事故やらの辺りから読み取った。
これが当たってるのかは分からない。別の解釈も色々あると思うが、そうやって考察の余地を残しているところは上手いと思った。
面白くないけど。
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ドラマ化して欲しい小説?1。
どんな怪奇現象よりも人間の心の闇が一番恐いんだと思わせられた小説。吉田修一さんの作品の中でこれが一番好き。
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同じマンションで奇妙な同居生活をする5人の男女の話。
各人の視点からの同居生活が各章で書かれている。
途中までよかったんだけどなぁ〜。最後の章でガッカリ。
あんな終わりじゃつまんない。月9だった「東京湾景」の作者。
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冴えない大学生。
芸能人と付き合っている女。
自称イラストレーターの女。
男娼の男。
映画配給会社勤務の男。
接点のなさそうなこの五人が、一つ屋根の下「上辺だけの付き合い」を続けていく。
そういうお話。
吉田修一さんというと「パークライフ」で芥川賞を受賞した作家さんで、著書はあまり多くありません。
ので、全部読んでは見ているのですが、良作あれど、傑作無しという印象でした。
でも、この「パレード」は傑作を飛び越え名作。
なぜこの本が文学史に名を残さぬのだろう!
と今声を大にして叫びたい。
川上弘美さんが、まさに私の心境を解説で書いてくださっているので、今更何を言う事も無いのですが……。
ただ、やはり「怖い」です。この本はとんでもなく怖くて、しかも「愛しい」です。
この本の世界から抜け出せなくなるかと思いました。
涙が出ない打ち震える感動、というのを、初めて覚えました。
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都内の2LDKのマンションで共同生活している20代の男女のお話。お互いに深く干渉しない彼らの生活スタイルは同世代の自分にもシンクロする部分があって「そうそう、そうんなんだよね」と読みながら共感してしまうところが5ページに1度くらい出てくる。共感できる「何か」を言葉にするのってすごいなぁ、とこの小説を読んで思った。久しぶりに引き込まれた。 ちなみに個人的な直樹のイメージは伊藤英明(笑)。
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ルームシェア小説の金字塔!
友達と共同生活したら楽しいんじゃないかなんて一度でも考えたことのある人は是非!
人間て怖ろしい生き物です・・・でもルームシェアって面白そう。
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先ほど読了!なのよねぇ。このお話しは好き嫌いが分かれるでしょうねぇ。
あたくしは好きです。淡々と自然と曖昧模糊な心の機微が書かれてるです。
それも同居してらっしゃる5人がリレー形式で。最後「お?お。おお!」なのですよ。
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年齢も職業もバラバラな5人の男女の同居生活の話。各人の一人称で描かれている所は変わってて面白いと思います。それぞれ個性的で、友人同士の同居なんて考えられない私には、とても新鮮でした。それぞれのエピソードは面白く、それからどうなるの?っていう感じだったのですが、最後の最後で、怖いのです。何がどう怖いかはネタばれなので書けませんが、このラストはあまりに唐突な気がしてしまいました。途中面白かっただけに残念。でも、他の作品も読んでみたいと思いました。
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物語は同棲する5人の人物の視点から語られます。それぞれの人柄が出ていて、本人の考えている姿と、他人から見た姿は違うものなんだと思わされました。共同生活は楽しそうだな〜なんて考えながら読んでいましたが、ラストで衝撃です。もう1度読み返さなければいけなくなりました。こわいって言うレビューが多いみたいですが、今の人間関係ってこういう感じが多いんじゃないかな。
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著:吉田修一
芥川賞作家らしい。
これまた知人に推薦されて読みました。
まず文を読み進んで感じたことは、
この作者の文はかなり”巧み”である。
なにか抽象的なことの具体例がコミカルだったり、
具現化するのが難しく、
痒いところに手が届かない的なことを、
すっきりと表現している気がした。
この本で一番気に入ったチャラはやっぱし。
桃子でしょう。
あの、すぐに知らない人にお知りを触らしてしまう、箱入り娘。
(これだけを読んだ人には変態極まりなく聞こえると思われますが・・・)
しかし、最初はこういったコミカルな感じだったけど、
だんだん、状況が変化していく。
そして最後には状況が変化していってるように見えていただけで、
ほんとは何も変わっていたわけではなく、
鋭く恐ろしい結末に。
意外でした。
結構楽しめる一冊です。
(ちょっとコワイところもありますが・・。)
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これは意外によかった。冷静と情熱っぽいアプローチか?と思ったけど、これはこれでうまいなぁといった感じでしょうか。いつかもう一回読む。
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ある日見知らぬ男女4人が共同生活を送り、そこでチラチラ見える変な影、みたいのは、実際に感じだら面白いだろうな〜と。
買うまでの本ではない。