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元パイロットの作家のエッセー。スチュワーデスの国内線と国際線の気質の違い。気流が悪い空港内などなど。飛行機の客室には柔らかい素材、角がない部品しか使われないが、作者の目線からは新幹線の内部は安全に見えないという。そんな見方もあるのか。
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羽田空港の搭乗口の近くの売店で買った本。これから飛行機に乗るのだし、飛行機に関係した本でも読んでみようか、という軽い気持ちで買った本。けど、意外と面白かった。通勤の行き帰りの電車の中で読むよりも、フライトの中で読む方が気分も出て良かったのだろう。元ANAのパイロットであった作者が、自分のパイロット時代のエピソードを書き綴ったエッセイ集である。もう1冊続編が出ているらしいので、次に飛行機に乗るときに、また買って読んでみよう。
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男子なら誰もが興味をもつ「コクピットの中」を、30年以上に渡りパイロットを勤めている著者が、バラエティ豊かに語っている本。
サラッと読むエッセイとしては、内容の濃密さと刺激される好奇心とで、良質な作品と思います。
パイロットの裏話、コクピットの裏話、スチュワーデスや地上係員との丁丁発止、航空会社と空港や官僚との軋轢、などなど、どれも自身の経験から語られているので当たり前ではありますが、圧倒的な説得力があって楽しめます。
惜しむらくは、自分以外のことを書いている部分で、伝聞や憶測に基づいた記述がされていることですね。「それくらい取材しろよ」と、思わず突っ込んじゃいました。
(2005年読了)
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内田氏の作品の初読でした。出張先の空港(伊丹空港だったかな)の書店で買い、そのまま搭乗し機内で読みました。これを読みつつ実際に飛行機に乗るのは、なかなか複雑な心境でした。内田氏の小説ももちろん、業界ネタエッセイももっと読みたかったです。ほんとに逝去が惜しまれます。
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機長さんって何をしているのだろう?そう思って手に取ったのがこの本だった。
ところどころ専門用語が出てくるが、さほど読みにくいという印象は受けなかった。航空事情の裏側を垣間見たような気分になった。
パイロットやCAになりたい人はこの人の他の著書も読んでみるとよいと思う。
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社会人になってから、出張で飛行機に乗る機械が増えた。
最初のころは墜ちたらどうしようとか、不吉なことを散々考えたりしたものだが、回数を重ねる内にだいぶ慣れてきた。
それでもそれはただ慣れたというだけで、飛行機の事をすべて理解したというわけではない。
飛行機には解らないことがたくさんある。そんな飛行機業界の裏話をエッセイとしてまとめたのがこの本だ。
著者は実際に航空会社で機長をしたことがあり、最近はミステリー作家としても活躍しているようだ。異色の経歴の持ち主である。
文章は平易で読みやすいし、へぇなるほどねぇと思わせるようなエピソードも多い(飛行機内には新幹線と違い鋭利な突起部分が無いこと等)。それこそ旅行や出張で飛行機に乗った時なんかに機内で読んで過ごすにはちょうどいいのではないか。
エッセイとして、読んでいてなかなか楽しい本である。一編ごとの長さもちょうどいいし全体の長さも長すぎずいい。表紙の写真もキレイ。ただ自分が書いた小説から長々と引用するのはどうかと思う。
続編である『機長からアナウンス 第2便』もある。
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小旅行のお供に携帯した文庫本であります。下呂温泉。
飛行機の旅ならより気分が高揚したかもしれませんが、私は航空機は好んで乗りませんので。
もつとも下呂は近すぎて空路はございませんが。
国内旅行ではなるべく汽車を駆使します。陸続きの土地にわざわざ飛行機で飛ぶのはつまらないのであります。沖縄へ行つた時も、飛行時間を少しでも減らさうと、福岡まで汽車で行き、福岡空港から那覇まで飛んだものです。
元A社(と作中で表記される)パイロットの内田幹樹氏の第一エッセイ集です。A社とは全日空のやうです。なんて言はなくても皆知つてゐるのでせうね。
酒の席での話が面白いから本にせよ、と求められて書いたものであります。当方は航空業界の知識がないので、なるほど「へえ」と思ふ内幕話が満載です。
人気のYS-11は、パイロット仲間には不評なのですね。パワーが無いし、コクピットは暑すぎたり寒すぎたりで最悪であると内田氏は語ります。また、国産といはれてゐるが、部品はほとんど外国製なのだとか。
格安航空券に関する話などは「内部の人間」らしく、一般の乗客とは少し異なつた意見のやうです。航空機に於るサアビスとは何か、これは提供する側と享受する側との間で溝があるのではありますまいか。それは航空業界に限つたことではないでせうが。
ま、ここは余計なことは考へず、気楽に読めばいいのでせうね。
http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-197.html
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軽妙な言葉により航空業界やコクピット内でのパイロットの実情が語られている。ほ~,そうなっていたのか,と納得できる点も多い。本書は「内部のぶっちゃけ話」的なリード文が付けられているが,筆者が本当に主張したいことは,航空機の安全性と経済性だと思う。
唯一気になるのは「・・・だが。」という形で文が終わる点。自分のリズムと合わないだけだが。
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機長とスチュワーデスとの関係がよくわかった。
傍目には、すごく関係が深そうだが、
内部からすると、違う職場のような感じもあるらしい。
特に、国内線では接点が少ないとの事。
業界の常識に詳しくなるのによいかも。
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機長からアナウンス読了。書かれたのが十年前なので、単に航空エッセイとしてもさることながら、世界の移り変わりを強く感じさせられる部分がいくつもありました。特に給与に伴うクオリティの低下については…うむ…今となっては胸に突き刺さるね…だから時間がたって読むエッセイは楽しい
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約20年ぶりの再読。
国内線国際線の機長を務めた著者が、貴重なその体験や航空業界や空港の在り方を本音で語ったエッセイ集。
現代はCAと呼びなわされているが、ここでは著者はスチュワーデスで統一している。
「スチュワーデスとパイロットの気になる関係」や「飛行場のクセと離着陸の難しさ」や「パイロットを取り巻く環境」など、興味深いことばかり。
航空会社に対しては、スチュワーデスを規則規則でがんじがらめにすることが「お客様第一」と考えているのはおかしいと、苦言を呈する。
空港に関しては、伊丹空港、神戸空港、関西空港と三つの空港が近接し、関西空港には着陸の際様々な区域制限があって、ぐるっと大回りさせられる。海を埋め立ててお金をかけてどうしてあんな空港を作ったのかと。「関西空港なんて沈んでしまえ」と吠える(笑)。
利用者の立場からも、利便性を考えれば成田空港と横田基地を交換したらいいのではと。米軍がアメリカから飛んで来たとき、日本の上空を横切らずに済むし、空域が今より遙かに自由に使えると。
小気味いいほどの直言。続編も出ているようで、読んでみたい。
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先日、成田~パリ 12時間のフライト(もちろん往復)を経験したことがありますが、「…落ちないよね…」 そればっかり考えていました。
そんなフライトの中、機長は一体何をしているの???
…
なかなか楽しく読めました。
また機会があったら、長時間のフライトを経験してみたいです♪
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パイロットのエッセイってだけで面白くないわけがないですよね。
特殊な職業ものは誰が書いてもそれなりの面白さになるのは間違いないと思う。
知らない世界を知れるのがいいですよね。
あー、パイロットになりたいw
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長年航空機のパイロットをしてきた作家が、航空業界の裏側を赤裸々に語ったエッセイ集。
パイロットとフライトアテンダントの実情、専門家から見た航空機事故、パイロットならば誰でも体験する(?)「未確認飛行物体」との遭遇、過去に出会った忘れられない客のこと、日本の航空行政についてなど、関係者だったからこそ話せる裏事情が満載。
航空業界に興味がある人なら、読んで損はない一冊。
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特にあらすじも読まずに何気なく手に取って。
想像と違った(笑)。
もっと、緊急事態を解説するような本かと思いきや、航空事情あれこれに関するただのコラムでした。
まぁ、自分の周りにはパイロットやフライトアテンダントの知人はいないので、そういう意味では十二分に面白かったけれども(シミュレーションの話とか、部品の融通の話とかね)、でも、全体として特にテーマがある訳でもなし、なんとなーく、ふぅーん、で終了、という感じでした。