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「バカの壁」の続編。
東大医学部名誉教授という日本最高峰の理系頭脳を有する著者が、バカの壁という概念を基に、若者・自分・テロ・男女・子ども・お金といった問題をブッた斬っている。
そもそも「バカの壁」とは、自分の脳に入ることしか理解できない、一元論的なものの考え方しかできない状態を言う。本書では、著者の考えを通じて、ものの考え方や見方のヒントを提示している。
前作「バカの壁」より具体的なテーマを扱っているため読みやすく分かりやすい。著者と議論するつもりで読み進めると一層深みが増すのではないだろうか。
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バカの壁を書いた上で色んな質問に答えるカタチの本。
ニートがどうだとか、質問の内容もそう大した事は無いので。
養老さんの本の中ではそこまで重要な位置付けでは無いと思う。
他の本を読むか。
自分が疑問に思った事を先生に聞くか。
その方がよっぽど大事。
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バカの壁を超えるための方法は自分で考える
読了日:2008.07.22
分 類:エッセイ
ページ:190P
価 格:680円
発行日:2006年1月発行
出版社:新潮社(新潮新書)
評 定:★★★+
●作品データ●
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テーマ : 考え方一般
語り口 : 1人称
ジャンル : エッセイ
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 考えを述べる
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---【100字紹介】----------------------
「今の日本社会には、明らかに問題がある。
どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。」
「バカの壁」を越える方法、考え方は自分の頭で生み出す。
そのためのヒントが詰まった、新潮新書、第3弾。
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ベストセラーになった「バカの壁」、第2弾「死の壁」に続く第3弾「超バカの壁」です。超越したバカ、というわけではなくて、「バカの壁」を「超」える、という意味。
既刊の2冊刊行後に色々と相談が寄せられ、それに答える形で書かれているとのこと。しかしそれぞれの相談はとても具体的で、その具体的な個々の事例に関して具体的に答えることは当然出来ない(まえがき内では「自分のことは自分で決めるので、相談とは、 根本的には「考え方」についての疑問である」とある)。そのために、それぞれの質問の大枠に関して、養老孟司なりの「考え方」を語ったのが本書、ということになります。
自分で考えろ、というのはとっても教育者的。でもちゃんと「自分はこう考えているんだ」を示すところが、とても教育的。大学の先生って、研究者的顔と教育者的顔の両方を併せ持つものですが、あー、やっぱり養老孟司氏は、大学の先生だーと思いましたよ。(元、かもしれないですが。)
取り上げている問題は若者の問題(フリーター、ニートほか)、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子供の問題(少子化、いじめ)、戦争責任の問題、靖国の問題、命の問題、心の問題、人間関係の問題、システムの問題、本気の問題など。
それにしてもずいぶん色々な問題を相談されたものですねー。本を書くのも大変です(笑)。これらのそれぞれの問題に、エッセイ風に書いています。答えになっているものもあり、ないものもあり。自由に語っています。内容的には当然、「バカの壁」と同じ。そう、本書内でまさに「(自分なりの)原則を持つ」ということが重要だと書いている章がありますが(これがプロであり、職業倫理につながる、という話ですが、一事は万事とも言える)、実際に著者は著者の中に原則があるのでしょう。そしてそれが安定となり、別の章で語られていた「安定しているものは強い」に通じるのでしょうね。
自分の意見をきっちりと書くという姿勢は、もしかしたら森博嗣氏のエッセイと共通するところかも、と思いました。どちらも理系の大学教員であるところも、似ている要因なのかもしれませんが。勿論、まったく専門が違いますから理系でひとくくりにするのはどうかとも思いますけれども、共通する何かを感じるのは確かです��それを、きっぱり書かれていて潔い、好ましい、と感じるか、または自分の考えと違うとしてイライラするか…。それは読み手次第でしょう。
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文章・描写 :★★★
展開・結末 :★★★★
キャラクタ :★★★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★
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バカの壁はとても面白かったけど、
その後はそんなに興味が無かった。
でも他に興味のわく本も無かったから買って読んでみた。
薄くてすぐに読み終わった。
内容は・・・
現代が抱える色々な問題について養老さんなりの見解で話しています。
バカの壁を読んだときも思ったんだけど、
自分より人生経験を積んだ人でもこんな考え方をしてると思うと嬉しいです。
死体とと向き合う事についてや脳の話も盛り込まれているので、勉強になります。
さらっと読めるところもあれば、難しくてゆっくり読まないと分からないところもあり、
全部が難しいわけではない所がイイです。
バカの壁にくらべると、(ただ売り上げを期待して出版したんだろうな)的な
所がありますが、結構正直に書いてるみたいなので、許せる範囲です。
正直に書きすぎて、批判される事も多いみたいですが、気にしないでほしいです。
そして、これから世に出る私より若い世代の人たちに読んでほしいなと思いました。
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「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。
私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」
――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、
心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。
「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。
そのためのヒントが詰まった養老孟司の新潮新書第三弾。
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『バカの壁』、『死の壁』に続いて読んでみた。
より具体的に様々な事項から考えるヒントを与えてくれている。
あらゆる側面から考えることで自分では閃きもしないような事もあって関心してしまう場面もちらほら。
この本を読んでみて、もっと柔軟に物事について考えてみようと思った。
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こりゃ面白いな!「ああすればこうなる式」の考え方の不確かさ、ドミノ論の不確かさ、意識するより先に脳が働くことから状況が全てを決めるっという考え方、とにかく新しい見方が増えた。こりゃ久しぶりに驚いた本だな。あぁ面白いし、心に刻まれてそうだ。
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重要なのは、物事をしっかりと考えること。流されないようにする。自分に足りないことを指摘された。すでに、その時点で、流されているのかな。でも、これからは「これでいいの?」「他にはない?」と意識して行動しようと思った。この年になって、やっと・・・
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養老先生の本を低評価する人の特徴
→1度の読書で全てをわかろうと思っている。文章を関連付けて理解することが出来ない。わからないで収束する。嫌いになる。低評価。
高評価する人
→一文,一小節が心に響く。高評価。
両方間違い。そこまで薄っぺらな本じゃない。
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[ 内容 ]
若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子供の問題、反日の問題、靖国の問題、お金の問題、心理の問題、老人の問題、世間の問題、本気の問題。
この「壁」を超えるのはあなた。
「今の日本社会には、明らかに問題がある。
どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。
そこがなんだか、変なのである」?-フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。
「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。
そのためのヒントが詰まった、養老孟司の新潮新書第三弾。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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無気力になること、他人を干渉しないこと・・・、(ニュアンスが異なるかもしれないが)ネガティブの推奨をしているような印象を持ちましたね。
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バカの壁を書いた後にでたバカな質問に答えた内容を、本にするためにちょっとまとめたってことらしい。
最後のほうに大事な事が書かれてた。
「誤解」についての考え方。
ストレスは相手を誤解することで、
自分が勝手にイライラするから発生するわけで、
その誤解についてを許容するってのは、
メンタルの防御力を高めるには効果的だね。
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内容はまったく覚えていませんが、たぶん、養老さんのアナロジーで展開されるエッセイ集だったのではいでしょうか。
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考え方を持たなければならない。
原則を、芯を、作らなくてはならない。
けれども、独りよがりでは間違っている。
ちょっと、
難しかったり、過激だったり、勘違いさせるような、
書き方だったりする。
けれども、読む価値のある一冊だと思う。
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「超バカの壁」4
著者 養老孟司
出版 新潮社
p19より引用
“ともかく目も前の穴を埋める。それが仕事というものであって、
自分に合った穴が空いているはずだなんて、
ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。”
解剖学者である著者による、
著者への読者からの質問に一つ一つ答える一冊。
若者の問題から心の問題まで、
激動の時代を生きた著者ならではの視点で答えられています。
上記の引用は、
若者の問題の章の中の一文。
少し前に、
「自分探し」や「親のしいたレールに乗るのは嫌」、
と言うような言葉がやたらに耳に目につく時期がありました。
この様なことをいっていた人は、
上記の引用を見てどう思うのか気になる所です。
世襲について著者は、
比較的肯定的に書かれていますが、
私も大体同意です。
世襲だろうが縁故で採用された仕事だろうが、
放り出さないで勤めるのがよさそうです。
一緒に仕事をする周りの人は良く言わないかもしれませんが、
今の世の中は仕事で疲れた時の憂さ晴らしの方法も、
昔より沢山あるように思いますし。
ーーーーー
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続編というかリフレイン
バカの壁の続編ということになっている。
実質上は同じ主張を別の言い方に変えたものだ。
前作の an apple と the apple が、今回は関西弁の「自分」と英語の「I 」で語られている。
とにかく、自分で実際に見てさわって体験したことなら自分自身で責任が持てるという筋は前作と変わらない主張だ。
強者の理論だと思うが、「被害者根性」もおもしろい。自分が不幸なことを人のせいにするなってフレーズが好きだ。
後半の「カオス理論」「複雑系」「フラクタル理論」「エントロピーの法則」「ドミノ理論」などはさすがに大学教授といったところ。とても簡単に書ききっているあたり感心する。
おおむね、この続編のほうがこなれている感じがする。開き直ったという感じか。30分の時間を作って読んでみる価値がある。