何かと叩かれる公務員だけど・・・
2016/05/28 18:50
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投稿者：ryo - この投稿者のレビュー一覧を見る
このドラマは公務員の鑑だ！
櫻花、モノレール、そして新幹線
2024/05/01 22:12
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投稿者：719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
おすすめは、冒頭の一篇です。
それまでの特急は、
最高時速が９５キロ、
東京大坂間の所要時間が
７時間半だったのを、
前者を２５０キロ超に高め、
後者を３時間に縮めることで、
文字通り、日本の遠距離交通事情に
革命を引き起こした、画期的な電車、
新幹線。その発明の経緯を扱っています。
いずれも軍用飛行機の開発に
携わっていた３人の技術者が、
戦後一転して機械技術の平和利用に
力を注ぐ、という話の筋は、良くも悪くも
大変分かりやすいものでしょう。
本番組の全放送回中でも屈指の
一本ではないかと思います。
櫻花、モノレール、新幹線
2024/05/01 22:07
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投稿者：719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
それまでの特急は、
最高時速が９５キロ、
東京大坂間の所要時間が
７時間半だったものを、
前者を２５０キロ超に高め、
後者を３時間に縮めることで、
文字通り、日本の遠距離交通事情と
関連諸分野に革命を引き起こした、
画期的な電車、新幹線。
その発明の経緯を扱った番組を
電子書籍の小篇に仕立てた作品です。
いずれも軍用飛行機の開発に
携わっていた３人の技術者が、
戦後一転して機械技術の平和利用に
力を注ぐ、という話の筋は、良くも悪くも
分かりやすいものです。
本番組の全放送回中でも屈指の
一本ではないでしょうか。
一点だけ、内容とは全く無関係だけれども、
指摘せざるを得ないことがあります。
このプロジェクトXの各放送回扱った商品は皆、
電子書籍の設定上の問題により、
文中で引ける傍線の分量が、
他の殆どの電子書籍よりも、相当少ないことを、
線引き好きの読者諸氏は、
購入にあたって考慮した方がいいでしょう。
なにしろ、個人的には、普段の調子で
傍線を引きながら読書していると、６割程度
読み進めたあたりで、限界に達してしまいますので。
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詳細がかなり端折ってあるしそれぞれのストーリーが短く完結しているので、さらっと読めた。技術面より人間ドラマの面が強調され、ドラマチックで面白かった。ただ、話の数を減らしてももう少しそれぞれを詳しく描いてほしかった。また、何が成功のカギとなったかについて語られず、全体的に「がんばったら、できた」感が否めない。
目次は
・新幹線の誕生
・ミズノのカールルイス専用シューズ
・しんかい6000
・三原山噴火と全島民脱出
・美空ひばりの闘病と復活コンサート
・日本初の生体肝移植
2009-05-08 thru 2009-05-09
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本書は、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX～挑戦者たち～」の第1期（2000年3月28日～2005年12月28日／全放送作品191本）の初期の代表的な作品をピックアップしてまとめた書籍シリーズの第2巻。
本番組が放送された2000年代前半は、バブルが弾けて10年以上もの間、多くの日本人は閉塞感から脱することができず、未来への希望がなかなか持てないでいたような気がする。
そんな頃に放映された、日本が、太平洋戦争の敗戦から驚くべき速さで復興し、高度経済成長を遂げて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた時代に、数々の困難なプロジェクトに挑戦し、成し遂げた、無名の人々の物語には大いに勇気をもらい、中島みゆきのオープニング・テーマ「地上の星」とともに、その印象は未だに強烈に残っている。
そして、この4月から「新プロジェクトX」が新たに始まった。
この機会に第1期分を振り返ってみたいと思い、新古書店で全10巻を入手して、パラパラとめくっている。
第2巻に収録されているプロジェクトは以下の6つである。
1. 新幹線・・・「執念が生んだ新幹線～老友90歳・飛行機が姿を変えた」・・・航空機の設計技術を鉄道に生かしたい／東京－大阪間、三時間への可能性／夢の超特急 実現への道／世界最速・新幹線の誕生
2. 超軽量シューズ・・・「カール・ルイスの魔法の靴～超軽量シューズ 若手社員の闘い」・・・トップアスリートとの契約 そして最初の失敗／入社５年目の男／究極のニューシューズ開発 さらなる敗北／30歳のアスリート、不死鳥ルイス
3. 潜水調査船『しんかい6500』・・・「海底ロマン！深海6500mへの挑戦～潜水調査船・世界記録までの25年」・・・未知の深海を目指せ／夢への第一歩『しんかい2000』／『しんかい2000』試験潜航を繰り返す／いよいよ夢の6500メートルへ
4. 三原山噴火・全島脱出作戦・・・「全島1万人 史上最大の脱出作戦～三原山噴火・13時間のドラマ」・・・500年ぶりの大噴火／一人の犠牲者も出すな～対策本部の結成／空前の脱出作戦／命を懸けた男たちの勇気、家族への思い
5. 美空ひばり 東京ドームコンサート・・・「美空ひばり 復活コンサート～伝説の東京ドーム・舞台裏の300人」・・・歌謡界の女王、倒れる／再起への道／東京ドームコンサート・プロジェクト始動／ひばり、不死鳥
6. 日本初・生体肝移植・・・「裕弥ちゃん1歳 輝け命～日本初・親から子への肝臓移植」・・・余命10か月、この子の命を救いたい／タブーへの挑戦、家族の願い・医師たちの決断／15時間45分の死闘／「ああちゃん」裕弥ちゃんが笑った
各回に描かれた時代から概ね半世紀以上が経った今、日本はようやく、30年に亘る経済的低迷から脱しようとしているが、その間にもひたすら利潤を追い求めたグローバル資本主義は、今や様々な意味において限界に直面している。
そして、持続可能な世界を築くことができるのか、未来への分岐点ともいえる時代にいる我々に求められるプロジェクトは、自ずからその性格も変わっている（いく）のだと思われる。
しかし、何かを成し遂げるために、信念と情熱が最も大事であることは、いつの���代でも変わらないだろう。
本書に描かれた（また、今後「新プロジェクトX」にも描かれるであろう）人々の挑戦する姿を刺激に、新たな時代に向かっていきたいものである。
（2024年4月了）
