何がそうさせるのか?
2004/07/25 02:06
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投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る
微笑みがえしねぇ、さすが上手い題名です。殺人があるわけじゃないし、おどろおどろしたホラーでもないのですが、別な意味で恐ろしい話です。北海道、小樽同郷の同級生4人組の女性は夢と希望を持って東京に出てきました。それぞれの道を目指したものの夢破れ、今はそれぞれの道を歩んでいます。そんな4人組の一人は修学旅行でスカウトされアイドルになり有名プロデューサーと結婚をし、一時家庭におさまっていましたが、モーニングショーのキャスターとして再デビューする事になりました。デビューが数ヶ月後に迫ったクリスマスパーティを境に悪意に満ちた嫌がせが始まるのです。
女性ってコワイですね、…何て言ったら叱られちゃうでしょうけど。男でもありそうな関係かも知れませんが展開が少し違うかも知れませんね。だいたい嫌なヤツとは分かった時点で付き合わなくなりますから。どうも、女性に限らず耐えるって言う事に何かを見いだすのか、争う事に怖じ気づくのか、将来有るかも知れぬ何か為の保険なのか、人間関係を切り捨てる事が出来ない人って結構多いのではないでしょうか。それも、ストレスを抱えつつ。でも、それもまた理解できないわけでもないです。放って置くくらいの気持ちが保てて気にとめなければ、自ら世界を狭くする事もないでしょう。世界は広い方が良いです。狭量と寛大は裏表みたいですが、結果というか、その先にたどり着く所にあまり違いがないって事もまた事実です。…まあ、つまり、好きに生きれば良いって事ですか(^_^;)。煩悩の選別をしましょう。(^_^)v
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
小樽で幼馴染だった由記、玲子、ちなみ、阿季子の四人はそれぞれの夢を叶えるために揃って東京へ進学する。しかし、時が過ぎ仲良しだった四人の関係には大きな変化があった・・・・・。
作品名が微笑みがえしだったので、キャンディーズの歌詞を思い出しましたが、内容は全く違いましたね。空気の読めない阿季子に振り回された三人のささやかな抵抗が面白くもあり、怖くもありました。阿季子のような性格にはなりたくないが、羨ましいとも思えました。
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表紙からは原由子の少女時代って曲をイメージするけど、終わり方は大間違い、あとは読んでのお楽しみ・・・
私たちの周りでは一時期、意地悪することを「微笑みがし」と言って楽しんでおりました。
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「同じ幸運がどうして隣にいる私には手に入らないの」という感情は『源氏物語』の桐壺の更衣へのいじめと同じだ。
ねたみ意識を煽られ清隆に利用されたちなみが憐れ。
星3つは、小説への評価ではなくて、これでもかというほどの、女同士のドロドロの感情に辟易したことによる。
作成日時 2007年02月20日 18:25
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元アイドルがテレビ復帰をする。
その矢先に彼女を狙っていろんな出来事が起こる。
仲良しグループそれぞれに彼女を恨む原因があり・・・。
一気に読めて面白い。
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◆あらすじ◆
<白い箱からパッキングを取り除き観葉植物が顔を出した瞬間、彼女の手は鮮血に染まった。箱の下に、鋭くとがったガラスの破片がきっしりと詰まっていた>
タレントの阿季子は結婚を機に芸能界を引退、幸せに暮らしていた。
が、テレビ復帰が決まった直後から、不気味な嫌がらせが始まった。
無言電話、尾行、そして悪意の贈り物……。
いったい誰が、何のために!?
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今回はザ・ミステリーではなく
女の戦い、復讐。
こう言う作品もめっちゃ上手い。
女って怖いや。
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中々に怖い女性の友情物語でした。
表面を取り繕ってつきあい、心の中では思い切り罵り合ってたりして・・・。
それでも続く関係ってなんなんだろうって思います。
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女って怖いって思われてしまうだろう。友情って何?嫉妬や拒絶する気持ちがあっても一緒にいるって何故だろう?こんな友情って嫌だ。
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北海道の中学時代からの親友四人。
東京で女優として成功した阿季子、地元のアナウンサーのちなみ、東京の小さな劇団に所属する玲子、地元タウン誌の編集長の由記。
阿季子が結婚して引退していた芸能界に復帰することが決まってから、阿季子に対する嫌がらせが始まった。
悪意の宅配便、尾行して撮られた写真…
その時の友人たちの対応は…
阿季子の自由奔放、強気で遠慮のない態度には、ホトホト呆れる。
一番友達になりたくないタイプ。
それにしても、女性は怖い…
2017.2.19
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図書館へ行っていないので読む本がなく、自宅の本棚から懐かしいものを1冊。
仲良し女性4人組。卒業後も交流アリ。
20代後半ともなるとそれぞれの人生を歩んでいる。
「あたしがこうなるはずだったのに」、「友人には負けたくないわ」という思いが強く、友であってもうまく事が進んでいると対抗心が湧き上がってくる模様。うん、ま、そんな時期よね。
強運な人は周りから妨害があったとしても、案外何事もなく生活しているのかもしれないなぁ。そんな運が欲しいけど……。
しかし、怖い話だ。
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北海道は小樽で、中学時代からの同級生女子4人。30歳を前に、彼女たちは、それぞれ道に進む。一見、仲の良い同級生に見える4人。しかし、4人の心中に渦巻くそれぞれに対する思い、妬み、ひがみ、恨みとは・・・。
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こんな女の周りからはどんどん人がいなくなると思うけど…。これだけ3人ともから憎まれていながら10年以上続くなんてないでしょー。と思う。特に女同士は嫌だと思ったら一緒にはいられないのでは?
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何か女の友情ってこんな感じじゃないでしょって思った。確かにそこにいない人の噂話をした事はある。が、友人ではなくあくまで会社の同僚だったり、嫌でも関わらずにはいられないような人だ。卒業したら、嫌いなものには関わらなければいい話。慰めて話を聞く気にもならない。
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女友達ってたしかに根底は嫉妬や僻みだらけの上に成り立ってるのはわかる。
特に結婚してからは、自分が幸せだとSNSなどでアピールする事にみんな必死。
本当に幸せなら、いちいち惚気たり自慢したりアピールなんてしないはずなのに。
私はそのような女友達とは一切断ち、一人の方がずっと楽だと思う方だけど、寂しい人はそんな友達でも居て欲しいんだろうなぁと周りを見ていると感じる。
一人=孤独ではないんだけどね。
大袈裟な所はあるけど根っこの部分は『こんな人いるな〜』とうなづきながら読めたのでまぁまぁ楽しめたかな。
けど、もっと違う展開を期待したんだけどな。