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みんなのレビュー449件

みんなの評価3.8

評価内訳

440 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

文豪の作品を敬遠している人に特にお勧めの、優しい再生の物語

2012/04/15 23:24

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃき - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても瀬尾まいこ作品らしい、優しい再生の物語。
肩肘張らない文学の楽しみ方を教えてくれる素敵な本です。

正しくあることこそが美徳だと信じていた清は、その真っすぐさが仇となり、
ある出来事をきっかけに、友人も、それまで彼女にとってすべてであった
バレーボールをも失うこととなる。

目標を失くし、流されるまま高校の講師になった彼女は、
赴任先の学校でどういうわけか運動部ではなく文学部の顧問になる。
部員はたった一名、2年生の垣内君のみ。

海にほど近い小さな街で、やる気のなかった講師を続けるうちに
気付き始める「正しさ」よりも大切な「優しさ」。

清よりもいい加減な性格のはずの弟が、
切花をより長持ちさせることを不思議に思う清に言う。
「結局は水清ければ魚棲まずだよ」、と。

正しくあること、それ自体には何の問題もない。
けれど、清廉潔癖な人は時に他人を息苦しくさせる。
それどころか、正しさを振りかざして人傷つけてしまうことさえある。

そのことが理解できなかった以前の清より、奥さんがいる人と恋愛したり、
いい加減な授業をしてみたり、生徒の垣内君に無茶振りしたりしている
清の方が、人として好意が持てはしないか?

もちろん彼女の根っこにある真面目さがあってこそ許せる
いい加減さだということも確かなのだけれど。

ほんの少し自分を甘やかしてやることで人に対しても寛容になれるのなら、
きっとその方がいいのだろうなと私は思う。

喪失からの回復と再生という、メインのストーリーもさることながら、
文学を楽しいものとして紹介しているところがこの本の大きな魅力だと私は思う。

国語の講師のくせに、文学になんの思い入れもない清と、
本来、体育会系のはずなのに、文学に情熱を傾ける垣内君。

この二人の教師と生徒の立場がまるで逆転したような会話によって、
一般的に小難しいと思われがちな文豪の作品を、
肩肘張らずに楽しめる本としてごく自然にアピールすることに成功している。

元々、学校で強制的に読まされた夏目漱石も太宰治も森鴎外も、
本と名のつくものは大抵喜んで読んでいた私だけれど、
それでもこんな風に文学作品を語ってくれる大人がいたら、
敷居が高そうな作品にも、もっと果敢にチャレンジしようと思えたんじゃないかと思う。

私も清みたいに、川端康成で爆笑したり、
夏目漱石で怖くて眠れなくなったりしてみたい。
私が国語の先生なら、この本を教材として使いたいなと思う。

読書があんまり好きではない人にこそ読んでもらいたい、そんな一冊です。

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この本を

2021/11/08 16:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んだ時、「はだしのゲン」って第二章?もあるのか…とびっくりして、慌てて図書館で借りようとしたら、なかったみたいですね。
でも自分は図書館が大好きなので、スラスラ読んでしまった。また図書館で、この本を借りて、また読みたい。

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紙の本

やっぱり瀬尾まいこ!

2015/09/20 20:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プアリリレフア - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の本当の気持ちを抑えて生きている「私」とただ一人の文芸部員「垣内君」の会話は、やっぱり瀬尾まいこ!「私」が過去の出来事から解き放されて再生していく様子が熱くなく描かれているのが心地よい。
「先生の明日と明後日がいい天気であることを祈ってます」なんて、垣内君、センス良すぎるよ。

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2009/07/11 18:21

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2009/07/22 03:12

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2009/08/01 13:09

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2009/10/17 01:01

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2009/08/03 22:15

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2009/08/09 18:18

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2009/08/21 08:27

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2009/08/16 00:54

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2009/09/01 22:50

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2009/08/19 09:01

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2009/08/20 09:32

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2009/08/24 21:51

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