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図書館。
大江戸定年組その3。
前巻の最後で倒れた夏木再生の巻?
とはいえ、メインはあくまで藤村だけれども。
事件ひとつひとつは割と地味?だけど人間模様が良いのです。
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大江戸定年組シリーズ3巻、前巻終了で旗本の夏木が妾に振られた影響で自暴自棄になり、飲みすぎ中風で倒れた。意識を失い、寝たままだ。目覚めたら体の半分が動かない。気落ちして生気をなくした友を助ける、仲間の奮闘が始まった。三千五百石の旗本の隠居でモテ男、若い妾もいて一番恵まれていた夏木の不幸とリハリビ。時代は違っても同世代の出来事、色々考えさせられる。後継問題も出てきてますます面白くなってきた。2014/6/2読了。
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若い売れっ子芸者小力と喧嘩別れして、ふさぎこんでいた夏木は、酒やタバコ、ストレスが祟ったか、今で言うところの脳出血に見舞われる。
仲間の知人で、蘭方医の寿庵が誠実な治療をし、本人の努力もあって、半身不随ながら意識を回復。
気持ちが落ち込んだり、仲間が励ましたり。
一時は自死を覚悟した夏木だったが、妻の愛情にも触れ、夫婦は前以上に絆が深くなる。
体は不自由だが、心は平穏になってゆく夏木。
寿庵に課せられたリハビリにも素直に向かう。
闘病も中高年には、気になる話題。
現代でも共感するようなエピソードを江戸時代の資料と照らし合わせグイグイ引き込むストーリー展開はさすが。