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知り合いに「泣けるから読んでみて」と勧められて読んでみた。でも、私は泣けはしなかった。お金なんかよりも何よりもそばにいてくれたほうが私はいいと思った。
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少し表現が古く感じた。
説明調の文体や、ラストが予測出来てから長いところはなどは、作品を安っぽくさせたような気がする。
しかし、最後の手紙のくだりは好きだった。
家族の絆。子を思う親の気持ち。
親孝行せねばと考えさせられました。
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家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作(amazonより抜粋)
題材はすっごく面白かったのに、・・・なんか色々残念なまま終わった感じがしました。
面白いけど、面白くなり切れていないっていう印象があります。
先はすごく気になるし、この二人の両親や兄弟はどう繋がって行くのかと言う楽しみも確かにあって、次々にページは捲ってしまうんです。
でも最終的に面白いとは言いにくい。
そんな感じです。
変に複雑にしてごちゃごちゃしているせいでしょうか。
もっとスッキリ出来た気もします。
この事件必要だったのかなって正直思ってしまいました。
父親の手紙の真相も「あぁー・・」という感じ。
やっぱりねっていうか、こういう設定だろうなって安易に思いつきます。
色々なバージョンの手紙、・・・正直無理があるきもしますが・・。
ちょっと煮え切らない一冊でした。
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若干、昭和な匂いを感じる。殺人の動機もちょっと短絡的かな…な気もしますが。親子のキズナ、家族への想い満載。子供側の気持ちで読むといいかもね。いなくなってから後悔ばかりでしかもすっかり親になってる私には当然でしょ!って思うかな(^_^;)
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出張で京都へ向かう電車用にキオスクで買った本。正直あまり期待してなかったが、泣けた。ラストをホテルで読んで正解。
二つの話がいつ絡み合うのか先が気になる話であり、生きるということと自殺について考えさせられる話でもあり、家族の愛を感じさせるいい話である。
「女をつくって出て行った」父から毎年誕生日に手紙が送られてくる真美子。信頼を寄せていた山部のおじさんの会社を救うため、と愛してもいない婚約者と結婚しようとしていた。しかし、婚約者の家で浮気相手が殺害され、婚約者も殺害される。その容疑は弟へ――。麻美子は弟を救うため、行動に出る。そして、父を捜し始める。
一方、秋山という殺人を犯した青年が出所してくるという別のストーリーが流れている。殺した理由が記憶から抜け落ち、再起できずにいた。そして、殺害の理由の鍵を握る義姉を探し始める――。
この一見なんも関係のないようなストーリーが絡んだようにみえたとき、そして実は絡んでないとわかったときなどなどの快感がいい。
また、父の愛に、手紙に、涙せずにはいられない。
別のテーマとして、自己を犠牲にしてまで守れるものはあるのか?というテーマが流れていた。父も本当は死を選ぶべきではなかったのだ。何が何でも家族ともに歩んでいくのが本来の在り方だったのだ。真美子だってそうだ。自分を犠牲にしようとした結果、待っていたのは波乱だった。ひとりひとりが笑顔でいられること、ともに苦しみながらも歩んでいくことが「生きること」であって、誰かを犠牲に成り立つものではない。それは波乱、歪み、悲しみを生むのだ。
ただ、ちょっと文章が読みにくかったかなー。人物の転換の問題?ちょっとまどろっこしい感じ?
でも、いいお話でした。
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ふたつの別の家族の話から始まり、そのふたつが繋がっていく小説です。家族を思いやることで、結果として事件・自殺が起こっていく。父からの手紙の内容もすばらしいですが、前もって書かれたことに感動しました。推理小説かもしれませんが、私にとっては家族愛を考えさせる小説でした。
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書店のPOPに、泣ける感動の話という趣旨のことが書いてあった。それで、買ってしまった。確かに、悪くはない。ストーリーとしてはおもしろい。でも、なんだか後味の悪い余韻が残る。
2つのストーリーが交互に進行し、どういうつながりなんだろうと読み進むうちに2つが交わりやがて最終的な結末を迎える。確かに父親の愛の深さはわかる。でもなぁ、それが本当の愛情なんだろうか?って考えてしまう。自分の大切な家族を幸せにするには、まず自分も幸せにならないと結局は周りも不幸になっていく、ということなんだろう。どこでどう間違って不幸になってしまうのか、なぜ、そうなってしまうのか、そういうことを思うと切なくなっていくストーリーだ
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途中まではよかった。
でも、山部のおじさんの行く末とかお兄ちゃんの行く末は読めちゃうし、結末(というか、事のあらまし)はちょっとありえなさすぎてなんだかなぁ、でした。
ただの感動もので終わらせたかったような。
とはいえ、最後あたりの手紙はうるっときたんだけど(笑)
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突然失踪した父親から誕生日ごとに手紙が届く姉弟と、
殺人の罪で服役し出所したばかりの男性。
彼らを中心として、全く違う2つの物語が展開されていきます。
これらの話がどこで交わるのだろうかと興味を持って読み進めていきました。
確かに2つの話が交錯する時、真実が明かされるのですが・・・。
この小説は、ミステリなのか家族小説なのか、その両方なのか。
ミステリとして読むと突っ込み所が満載で、
そこにばかり気をとられてしまいましたが、
父親が子を思う姿には、最後胸が熱くなります。
家族小説として楽しめば良かったと、後になって思ってしまいました。
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涙腺を緩ますことは間違いないが、後に明らかになる父の行動など無理な設定があり、宣伝ほどの良書ではない。
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数十年先の子どもたちにあてたたくさんの手紙。
それを届ける一つの家族。
ぞれぞれ違う道を歩み続けた二つの家族。
根底には子どもを思う親の気持ちがあふれている。
特に死を前にして父親が子どもたちに残した手紙には感動。
どんなに苦境に立たされても決して家族と離れるべきではなかったと思う。
一線を越えてしまった彼らを許すことはできない。
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半ば予想出来ていたとはいえ、涙なしには読み切れなかった。
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家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作!
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感動作ではある。
題名にもなっている父から届く手紙の言葉の数々、終盤の盛り上がりなどはなかなか良作であると思う。
ただ、難を言えば、なんとなく古めかしい。
二人の視点でのチャプターが交互に現れるのも、目新しくない手法の割にはそれ以上の工夫がなく、習練されていない印象を受ける。
そして、人物描写、特に中心人物となる人たちの道徳観や心理描写等々がなんだか20~30年くらい古い気がして共感しづらい。
「人間の証明」とかそれくらいの感じ。
なんかスムーズには入ってこなかった。
直前に伊坂幸太郎の軽すぎるのを読んだからかもしれんが。。。
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なにこれ。
本屋さんのPOPに釣られて買ったけど、
かなりがっかりした。
途中まで、2人の主人公がどう関係するのか、ってことが
気になって読み進められたけど、
麻美子に全く共感できないし、なんか嫌いなタイプの女なので
かなりむかむかしながら読みました。
で、なんかいっぱい自殺してるし。
最後の方はオチも読めるし。
とにかく、登場人物の気持ちが理解できないので、
全く響かなくておもしろくなかった。
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本屋さんのポップを見て、全く知らない作者だが買ってしまった。
確かに親の愛を強く感じ、感動的ではある。
だが、共感はできない。
子供たちの将来を考えての行動にしても、
そこまでやるか?という感じがする。
追い詰められて、視野が狭くなっていたのかもしれないが…。
まあ、全体的には悪くないかな。