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セカチューと似たような感じの話しだけど、登場人物に感情移入できたのはこの本のほうだった。自分が若くないからなんだろうけど。
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「パイロットフィッシュ」の主人公のちょっと前の話し。静かで切なくて透明感あるストーリー。前半は分かりにくかったけど、中盤から入り込んだ。特に最後は涙でした。
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「パイロットフィッシュ」の続編。爽やかな読後感は変わらず、良い。個人的にはパイロットフィッシュの方が好き。
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本当に心から好きな恋人を失うと知ったら貴方はどうしますか?
1人の男が大好きな人と出会い、失い、
そして立ち上がろうとする姿を描いた作品。
もし俺が本当に愛する人を失ってしまうんだったら、
何もかも捨ててその人のタメに尽くしたい。
そう思った。
主人公のぶきっちょさと優しさが、
じぃちゃんとかぶってしまった。
そして、癌で亡くなる恋人が、
ばぁちゃんとかぶってしまった。
愛する人を失うってこんなに辛いものなのか。
電車の中で見て、泣いてしまった。
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涙が止まらないほどの感動作品。予想してたために読むのを少しためらってしまった作品でした。
読んでみて、最後のところは何十回と読み直し泣きました。悲しすぎるよ。
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なんか表紙がよかったなーなんて。
他の方々の感想を聞いていると…なんか王道の話らしい。
セカチューと同じスタイルらしい。
なんか魅力にかけるけど。
自分はどう感じるか読んでみたい気分。
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すごく泣いた。電車の中で読んじゃったからもう頭がおかしな人みたいだったけど、どうしても止められなかった。ずるずるいいながら完読。いいや。
「パイロットフィッシュ」とのつながりが今一つ思い出せない。よって、また古本屋で取り戻して読んでみるか。
この人の書く文章について、この人自身がぴたりと言い当ててくれている文章を発見した。それは…
「存在全体を把握することは難しくても、ひとつの輪郭から全体を想像することはできる。」
まさにそれだ!
実体のない「心」の中を、描き出そうとしてもがいている作者の姿が思い浮かぶ。その苦しさは、自分の気持ちを思うように伝えられなくて苦しんでいる自分の姿と重なる。
焦らなくてもいいんだよと、ゆっくりでいいんだよと、優しい声で言ってくれているような気がする。もっとこの人の作品が読みたい。
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ひとことで言えば、主人公と葉子との悲劇の物語だと思うが、葉子以外に主人公と絡む人物も結構重く書かれている。 これらの登場人物が葉子との物語とうまく繋がっていないような気がするので、読んだ後は欲求不満であった。 勝手な感想だが、三つの短編としてまとめればよかったのではないか?
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パイロットフィッシュの続編なんですが、
やっぱり凹む。が、癒される。
優しいとか透明とか、そーゆーのって、負の感情と表裏一体なのかもしんないですねえ。
あえてずどーんとしたいときに、やっぱり読もう。
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あいかわらず村上春樹臭がぷんぷんする。
亜流の粋をでない。
先入観なく読めば楽しめる。特に若い人向きかも。
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「パイロットフィッシュ」と同主人公のちょいと前の物語。
「パイロットフィッシュ」同様、表紙に惹かれて購入した一冊。
透明感がありながら鮮やかなタッチで描かれている。涙を誘う一冊。
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愛と死について考えさせられました。死んでいった恋人と残された自分、その自分と関わってきた人達にもまた様々な苦悩があり人生がある。
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【再読・2016.4.15】
大崎善生さんの小説は、もののたとえが本当に秀逸だ。
『パイロットフィッシュ』では、まるで命の息吹がしないかのような静かで透明な水槽になぞらえた主人公の暮らし。静かで透明な水槽は、いつまでも動かずにそこにあり続ける記憶を表しているみたいな気がする。
そちらが静なら『アジアンタムブルー』は動で、ちりちりと葉が丸まって枯れるまで精一杯生ききるアジアンタムの生命力と儚さが病気で命を削られていく恋人に重ねられている。主人公の感情の動きが生々しい。
主人公の思春期と現在とを行ったり来たりしながら進み、恋人を失うまでが描かれる。王道のストーリーとも言えるのだけど、恋愛小説の甘さはあまりない。主人公はエロ雑誌の編集者という設定なのに透きとおるような物語。不思議です。
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【初読・2006.8.7】
大崎善生さんの本では最初に読んだものですが、すごくこの人らしい、透明感のある物語。
涙が出るのに、読み終わると心がじんわりあたたかい。せつなくて、悲しくて、愛しくて。読み終わると、好きな人に会いたくなります。
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とにかく美しい。まあ主人公の職業はエロ雑誌編集者、とあまり美しくないのだけれど。ギネスが飲みたくなる一冊。
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「デパートの屋上に行ってぼーっと一日を過ごしてしまう」…その気持ち解るわ。
ニースに行きたくなり、アジアンタムを育てたくなる。
にしても…強いな、どの人物も。