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特に性的なテーマを取り扱っているわけではないのに、
ものすごく、なまめかしい。
ドグラ・マグラにはまった人ならぜひ!
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嘘吐きな女の子は得てして魅惑的なのです
幸せな嘘であろうと些細で何の影響も及ぼさない嘘であろうと
虚言癖を持ち得る子は人気が御座いました
その虚言がリアルであればある程
その様が巧みであればある程
例えその作りが己の嗜好に合わなくとも
段々とその子が見目麗しく見えてきてしまうのです
そんな女の子はコレを読んだら如何思うのでしょう
夢野久作の女性に対する嗜好が実に好みなのです
こんな怖ろしい雌である様な女がすきなのです
憧れているのです嫉妬しているのです結果醜くなってしまうのです
女って怖いわぁと言いながら
きっと常に嘘を振り撒こうとしているのだわ
それが女の性質だからという理由だけで
犯すなら完璧に隠せということですね
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古本屋で安かったから買ってみたら何これ?ふざけてるの?と思った。
オススメ度が4.5なのが信じられない
途中で飽きてしまったから最後まで読んでません
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「少女地獄」正しくタイトルの通りの内容でした。
少女達の、いや女達の、女による、女の話でした。
「何でも無い」「殺人リレー」「火星の女」どれも印象的ですね、ただこの三編のメインの女性達に当てはまる事は、「本当に、女性らしい」という事です。
夢野先生が書き上げたかった事は、この「女らしい女」なんじゃないでしょうか、女の純粋さ、醜さ、それら全てをこの三編で上手く書き上げていると思いました。
「少女地獄」とは、そんな女性達の純粋さと醜さから来る恐ろしさを表すタイトルでもあり、その女性達が自身の愚かさから身を滅ぼし、地獄へ堕ちるという意味のタイトルでもあると思います。
三編の中でも最後の話である「火星の女」には、読み終わった時に同じ女の私でも背筋が凍るような恐い思いをしました。
久々にとても凄い小説を読んだように思います。
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みんな・・・何になりたいのかなぁ・・・と、思った。
自分じゃないものに、「何か」に誰しもなりたがっているとは思うけれど。
「少女」という言葉の持つ幻想にみんな吸い寄せられてしまっている気がする。
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夢野久作の短編集。
少女地獄(何でもない 殺人リレー 火星の女)
童貞
煙を吐かぬ煙突
女坑主
の4編を収録。
悲劇かつどちらが善でどちらが悪でもないという、なんともな作品w
まぁ気になったら読んでみてください、内容がどうのこうのよりも著者独特の霧がかかったような世界観に浸れるかどうかが楽しく読めるかどうかの鍵だと思います。
今年の夏、ユズピ、ジマ、そーり、チャットと群馬で前夜祭的な呑み会をしたときに、玉村の本屋で買ったもんだから、少し感慨深い。
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文体の割には読みやすい!おもしろい!!
さくっと読める夢野久作。
姫草ユリ子にはあり得ない!!と思いつつも、
小さなユリ子、女の世界には割と普通にいたりする。
知人と重なってぞくりとした。
人間ってこわい。
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文章が軽やかで、目の前に状況が浮かぶ・・ってぐらい素晴らしい
文章の方。
内容は短編なので色々とありますが、
なかなかおもしろいですよ。
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瓶詰の地獄を読んだ後、ふらりと手にとって読んでみました。やっぱり幻想文学好きだなあ。そして文章が綺麗。どの短編も楽しかったんですが、表題作の少女地獄に惹きこまれました。危うい幼さを内包した狂気。
次はかのドグラ・マグラに挑戦してみたいです。
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「私の肉体は永遠に貴方のもの」
奇書・ドグラマグラの著者による短編集。
少女たちはユリのようでありながら、
毒々しさをもって迫ってきます。
乱歩以上にアンモラルな雰囲気を感じるゆめきゅう。
触れてはいけない世界に触れてみたいときに。
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中村うさぎの「女という病」「私という病」と同様の、女性の自意識を描いた作品。男性の身から見ると、女性の自意識とはこのように見えるのか・・・と、ある意味では勉強になりました。ここに書かれている女性たちの行動は病的で常軌を逸しているようにも見えますし、時代の影響というものも感じざるは得ませんが、現代の少女の誰にでも起こりうることだとも思います。夢野久作を読むのは初めてなのでなんともいえませんが、書簡を引用した文体が独特で、場面場面を区切る小説という世界では有効だなぁと思いました。
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「少女地獄」最後の「火星の女」はともかくとして、看護婦やバスの女車掌のどこが少女だよ! 立派な社会人じゃねーか! と思っていたが年齢の問題ではない模様。いわば少女性とでもいうべきか。夢見る少女が行くとこまで行っちゃったらこうなります。自他を破滅に導くほどの病理。
ほぼ全て書簡形式によって構成されているのが特徴。あまりにも長い手紙、それを書くほどの動機に駆られている登場人物の一人称なワケだから、そこに書いてあることも主観なわけで、どこまでが本当なのかという疑いは常につきまとう。こういうところは、「ドグラ・マグラ」に通じているような気がする。
だから「ドグラ・マグラ」を読もうかどうか迷っているなら、まずこの「少女地獄」の「何んでもない」だけでも読んでみるといいと思います。これがつまらなかったら「ドグラ・マグラ」はオススメできないです。
ただあと3編はそれほど良さを感じず。肺病で行き倒れてるピアニストだった男が、殺人容疑で逃亡中の外妾に出会って恋をする「童貞」は、もうちょっとで面白いとこにいきそうだったんだけど、そんなに盛り上がりませんでした。
「けむりを吐かぬ煙突」は猟奇的なミステリ。「女坑主」は炭坑を引き継いだ未亡人が男を誑かす話。これらは、フツウに話が進んでいって終わりっていう感じがどうしてもしました。
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何と言われようと、この人の作品が好きです。
「ドグラ・マグラ」、読まなきゃダメです。一生に一度は読んで欲しいです。
「女」を想像します。
無表情な人間を想像します。
笑い声が愛想笑いにしか聞こえないのです。
そんな、お人形劇のイメージを持ちながら、
残酷なまでの人間の醜さを魅せてくれます。
しびれます。
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一番初めに読んだ夢野久作。
少女が軽くトラウマになりそうな…。女ではなく、少女というところが良い。女性らしい怖さとは違う、少女らしい怖さ。
一番怖いのは瓶詰め。
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面白い。
うそをついて、さらにうそを重ね重ね……そうしか生きていけない百合子に、しかしながら悲哀を感じられず、ちっぽけな見得と狂気しか感じられないのが良い。