電子書籍
なぜ今まで読まなかったのだろう
2017/12/30 23:56
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投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。
緻密に組み立てられたストーリー。
落ち着いた大人のハードボイルド。
電子書籍
さすがダブル受賞作品
2021/01/26 07:09
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみてその理由がよーく分かりました。しかし……島村と塔子の関係がやや違和感……。母親の昔の恋人に若い娘は、嫌悪感を、感じると思うが……?もう少し塔子が、年配の女性ならば、母の気持ちに寄り添えるだろうけど。作者が、麻雀の借金を乱歩賞の賞金で払うと応募したとか聞いたけど、こんな素晴らしい作品を書く方が夭折されて……残念です、ご冥福お祈りします
紙の本
わくわくさせること間違いなし!藤原ワールド全開!
2016/01/17 20:36
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原氏の作品はすべてにおいて計算しつくされたというか、ストーリー展開において完璧なまでの緻密さをもっています。この作品もその一つです。直木賞と江戸川乱歩賞の同時受賞というのもうなずける傑作中の傑作です。
ハードボイルドファンには、見逃せない一冊です。
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久しぶりに面白いミステリーを読みました。著者が最近亡くなられたのを知って本屋さんに行くと、ちょうど追悼という帯がついたこの本が重ねられていたので、購入しました。昔のある事件に関係があるために爆発事件の犯人として指名手配されてしまうアル中のバーテンダー。暴力団関係の人や、路上生活者、亡くなった友だちの娘なども絡んできて、目が離せません。ミステリー好きを満足させてくれる展開です。犯行の理由は、辛く切ない。また、題名のパラソルって、何だろう・・・?って思ってたら、意外な理由でした。主人公が、アル中で風貌もそんなにかっこいいわけじゃないのに、行動的でだんだんステキに思えてくるから不思議です。
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初藤原伊織作読みまシタ。追悼。
乱歩賞&直木賞のダブルW受賞はスゴイ。
が。個人的にはマァマァ。(上から…)悪くないけど良くもナイ気がする。登場人物ほぼ全員が「実は…だった。」的設定がしつこい気がしたり。
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たくさんの話を織り込んだ全体の流れで読み終わったあとは少しスッキリしました。
基本的にテロで何人も殺されて、多くの人が死ぬお話ですけど、文学的にとても良く出来ていると思いました。
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こんな話を読んだのは初めてでした。
不思議な読後のさわやかさのある本でした。
藤原さんがもう亡くなっていらっしゃるのはとても残念です。
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会社の同僚に進められ読み始めましたが、予想以上に面白かったです。
ラスト100ページだか、大体その程度辺りからどんどん話が見えてくる。
なるほど、なるほどって感じですね。
ちなみに結構ハードボイルドな部類に入るのでしょうか。でも、ハードボイルドにしては読みやすい部類ではないでしょうか?
ちなみに、私は変なやくざ事、浅井さんが好きですね〜。格好良い。
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ある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとする―。小説史上に燦然と輝く、唯一の乱歩賞&直木賞ダブル受賞作。
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中央公園での爆発事件を機に追われる立場のバーテンダー・島村。
昔の事件以来逃げる人生の彼の前に現れたのは、なつかしき大学時代の女性、園堂優子の娘、塔子。
彼女の母親だけでなく、かつての親友の桑野まで事件現場にいたことを知った島村。奇妙なヤクザの浅井と事件を追う。
残された短歌から、数十年の空白を超えて再開する犯人との会話が見事。
最後までロマンチックで、少し絶望的なミステリー。
世界の根源的な悪は、今日もすべての人の上にあるのだと思うと、別れより出会いが悲しく思えてくる。
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直木賞、江戸川乱歩賞W受賞作、ということで、勝手ながらかなり期待して手に取った。
期待を上回る良作。話への引き込み方、人物描写、会話文のやりとり、いずれもまったく無理なく、一気に読めてしまった。
読了まで3〜4時間。
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3月11日読了。「このミステリーがすごい!」1996年度の第6位の作品。史上初の直木賞・江戸川乱歩賞同時受賞作、という話題作。私も学生時代に読んだことがある。ニヒルだけど心優しく、荒涼としているけれど潤いのある主人公の造形・登場人物たちの振る舞いにハードボイルドの香りが漂う。文体含め、主人公がアル中なだけに作中随所に出てくるウィスキーのような格調高さだ。ラスト・真犯人の長い独白で全てにオチがつく、という展開に多少違和感があるが、死んでしまった女性に男たちが惹かれた理由を、現在を生きるその娘を通して表現するなど、技巧も十分。面白い小説だった。
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藤原伊織作品の中で(3作品しか読んでいませんが^^;)一番好きなのが、この『テロリストのパラソル』!
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楽しかった。
ゆっくり読む予定だったのに、睡眠時間削って読んだ。
さすが直木賞乱歩賞なだけはある。すごく良い。
物語の展開も登場人物も、よかった。
ただ、なんとなく犯人の動機が腑に落ちないというか、いまいち共感できなかった…。
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はじめて読んだハードボイルド
わたしのおっさん好きはテロパラが始まりだったのかもしれない(知らないよ)
なんといってもホットドックがおいしそうなんです