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夢野久作という人は異常です。こんなのを昭和10年に書くとは。終わりに近づくにつれて精神世界の奥底へと引きずり込まれる。
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上巻から読みきれない部分があり、もはや訳が分からなく・・・
ただ、最後の結末が驚き。そうきたかと。
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下巻。何故か表紙写真が下巻だけ無い…。上・下巻共表紙絵好きなのにな…。上巻から引き続き、相変わらずな感じだけれど、後半が少し小説らしくなっていた。しかし、それで済ますのかよ!って思い、期待していた程ではなかったような…。というか、書評と作者と表紙で期待しすぎていたかな…。残念。でも、面白かった。期待しすぎていたというだけで…。結構な量を集中切れずに一気に読めたのだから…。若林博士 正木先生 呉一郎 呉モヨコ
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書いてる本人は、すごい楽しかったと思う。けど読んでて面白いかといわれたなNO
僕にとって、推理の余地のない推理小説はただの紙の束でしかない。
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軽い気持ちで手に取ったら、すごい内容。
夢と狂気のハザマで揺れ動く感じ。どちらも現実じゃないし、正気でもなかったかな。
夢野久作は天才かなぁと思う。
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後半のテンポ感やリズムは、当時の小説としてはかなり秀逸なんではないかと思います。
それにしたって、どうしてこんな話が書けるんでしょう。
いつまで経っても、読了の感覚が抜け切りません。
ブーゥゥン…
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上巻は多少中だるみだったので下巻を推します。下巻も中だるみといえばそんな気もしますが…
続きを読みたい!と思わせる力をものすごく感じます。発言ひとつで転々とする事実が恐ろしい。
精神に異常はきたしませんでしたが胎児がいやに怖いです。参ったなあ
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19年2月
一転二転思考が追いついたと思ったたびに
スカをくわされひっくりかえされ
ぐるぐる〜〜〜@@
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カオスwwww
かつて小説雑誌(?)ダ・ヴィンチで「読破しただけで自慢できる本」として取り上げられました。いろいろ障害がある本。
うまく本とシンクロできると脳内がすごくなります。
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高校のときに初めてこの本を読んだときは、何がなんだかサッパリ分からないなりにも、物凄い衝撃だったんだと思う。そのあと読んだ、精神病や脳や遺伝や仏教やらの本は、きっと、このドグラ・マグラを読んで沸いた疑問やら興味につられて選んで読んでたんだろーなー。何十年ぶりに読み返してみて、あの頃より少し読みやすく感じたのは、そんな数々の疑問を何十年もかけて少しづつ潰してきたんだなぁと思えるけど、まだいまいち理解できないところがあるということは、あたしが何十年も掛けてもたどり着かないくらいのこと(思想?)がこの小説に詰まってるんですね、きっと。。。
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これを読んだ者は一度は精神に異常をきたすと言うが俺はこれを読んでから異常をきたしたのかこれを読む前からおかしかったのか。戦前に書かれたにも関わらず内容は今でも充分奇抜で古びていない。読破したとき完全に負けたと思った。逆立ちしたってこんなもの書けない。日本が世界に誇るべき小説。
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基本的な粗筋は、大正15年頃、九州帝国大学医学部精神病科の独房に入れられている記憶喪失中の精神病患者の青年が、記憶を取り戻そうとあれこれ画策する物語。
この青年が作中で『ドグラ・マグラ』なる書物を見つけ、「これはある精神病者が書いたものだ」と説明を受ける場面があり、この物語そのものがこの主人公によって書かれた作品であることが暗示される。さては物語の終わりは始まりにつながるに違いないと思って読み進んでいくと、果たしてその通りであり、読者はこの入れ子式のカラクリの中で戸迷面喰(ドグラマグラ)することになる仕掛け。
狂人の自分探しストーリィですが、その展開たるや「キチガイ地獄外道祭文」のチャカポコに始まり、新聞記事あり、卒論あり、博士の遺書に入ったと思えばその中にも活弁映画や調書、文献と様々な表現技法満載です。
文献の「青黛山如月寺縁起」は、無常観を表す文言から始まり、大立ち回りの描写など、『平家物語』に大変よく似ています。また正木博士によって語られる青年の祖先の解説には『長恨歌』の玄宗皇帝や楊貴妃も登場し、古文・漢文まで楽しめる趣向。
「脳髄は物を考える処に非ず」という説や、胎児が胎内で育つ10ヵ月に見る数十億年の万有進化の夢、そして先祖の個体が有した精神病や性癖も遺伝するという説は、今は遺伝子として解明されつつある内容に近いように思われます。
そして、主人公の青年がこの『ドグラ・マグラ』を執筆するシーンは遂に登場しない。自分の名前もきちんと思い出さない。甚だスッキリしない終わり方をしてしまいます。
角川文庫の解説は「なだいなだ」さんがお書きになっていらっしゃいますが、作者の夢野久作氏は、十数年をかけてスッキリしないように推敲したのだとおっしゃっています。激しく同感いたします。
これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられているそうですが、果たして私はこれから発狂するのか。
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主人公があまりに驚愕し続けるので、ちょっと心配になりました。心臓麻痺でも起こしそうな驚き方。リアクション王。
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上巻に続き、曰く「読み終えた者は発狂する」、日本三大奇書の一冊(というか、これが奇書ならあとの2冊はそれほど奇書ではないと思ってしまったのですがどうでしょう)。
ちなみに角川文庫版には、もれなく米倉斉加年先生による悪徳なカバー絵がついてきます。社名をモザイク代わりにする太っ腹さに敬礼。
安野モヨ子先生のPNの元ネタ。
あとは冨樫義博の「レベルE」に、ちらほら。
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キューブリックの名作映画「2001年宇宙の旅」の、宇宙・時間・胎児の観念に、エロティシズムと精神科学を応用した、壮大なスケールの物語。
秘密が秘密を呼びすぎて、読んでいるうちに、こちらが精神病院のお世話に?
最後の最後、謎がすべて解き明かされた時、私の知的空間認識レベルは1万Pアップした。