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紙の本
今回は何か背筋が寒くなるというのがキーポイントだったのかもしれない
2006/06/25 18:41
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿刀田高の著作にはいくつかのタイプがあって、阿刀田自ら(?)が文庫本の巻末に「ミステリー、奇妙な味、ブラックユーモアに属する小説および小説集」「現代の風俗、男女の関係をテーマとする小説および小説集」「エッセイ、教養書、雑書に属するもの」と分けている。どれも面白く読めるジャンルばかりなのだけれど、どうもその時々のこちらの体調というか関心というか気分によって嵌るものと嵌らないものがあるらしい。
この『迷い道』は例のリストによると「ミステリー、奇妙な味、ブラックユーモア〜」に分けられているけれども、その中でも今回読んで嵌るものと嵌り損ねたものがあった。さしづめ、「肌女郎」「蜜の花」「母の裸像」「特別料理」は、「う〜ん」と唸ってしまうほど嵌ってしまった。怖いというのとも違う。けれども、何か背筋が寒くなるような話だった。他の話も悪くはない。けれども、「う〜ん」とまではいかなかった。
ショートストーリーとか短編集というのは様々な趣の話をいっぺんに楽しむことができるけれども、体調と相談しながらでないと1つ1つの話をじっくり楽しむのはむずかしいのかもしれない。
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