紙の本
人間らしさがよくでた作品
2015/05/05 10:08
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投稿者:トモサンマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンビニを舞台に、いろいろな人間ドラマを書かれていますが、親子、夫婦、大人と高校生、いろいろな人間関係と、そこにある人間らしい感情ややり取りが表現されていて、非常に興味深く読めました。
一つ一つは短編くらいのお話なので、短編ごとに区切って読んでいもいいですし、一気に読んでも楽しい作品だと思います。
紙の本
コンビニを舞台に人間模様様々
2013/11/25 08:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
池永の連作小説で、今回は舞台はコンビニエンスストアである。たしかに誰でも行くところである。それぞれの客は色々な事情を抱えているかも知れない。前回『珈琲屋の人々』を読んだ。これは喫茶店が舞台であった。こっちの方が様々な事情を持っている人が来店し、マスターが声をかけてそれを聞き出すようなことも出来そうな設定である。
そこへ行くとコンビニは買い物には行くが、とてもゆっくり話を聞いたり、意見を交換したりする場ではないような気がする。店主が主人公であるが、不幸な過去を抱えているせいか、仕事に身が入らない。それを助けるのがバイトの店員である。こちらも幸福な生活を送っているとは言えない。しかし、店主にひかれるところがある。
この2人を中心に7つの短編それぞれに中心人物を配して、ストーリーを展開させている。実際のコンビニは人を中心というよりは、経営の方に関心を持たざるを得ないであろう。単価が安い商品ばかりなので、とにかく数を稼がなければいけない。それに本部が決めたルールはその地域ごとに変化を付けて適用していかないととても客がついてこない。
こういう設定でのストーリー展開はなかなか骨が折れるであろう。したがって、実際はそれほど始終人間関係でストーリーを作り、話を盛り上げるような材料はないように思われる。そう言ってしまっては小説など成り立たない。そして、登場人物の性格であるが、これもこんなやつがいるのかと思わせるほど風変わりな人物が多い。その点を除けば本書の出来はなかなかよかった。
どこにでもありそうな、誰でも来店しそうなコンビニエンスストアである。短編それぞれの中心人物も年齢は多彩で、しかも職業も様々である。ネタ探しには事欠かないように見えるのだが、バランスを取ろうとすると結構難儀しそうである。主人公の店主は経営にはあまり頓着していないように描かれている。
単価が安いから細かい金額でもおざなりにできないはずである。近所でもコンビニが潰れるケースは結構ある。こんな経営状態ではこの店は続かないのではないかと読者に心配させる。その前に主人を助けるバイトの店員から始終指摘を受けているので、これも杞憂に終わるのであろうか。
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家族を失った悲しみを紛らわす為に始めたコンビニ。
そのコンビニに集う人と、コンビニの人達との心のふれあいなどを書いた小説。
うーん。
特筆すべきことはなしかな。
フツーに読めました。
一番好きだったのは、1人のおじいちゃんを取り合ってたおばあちゃん2人の話かな。
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こんなに波乱万丈な店員が揃うコンビニなんてないだろう(笑)面白かったけれども、何だかラストが微妙な感じでした。
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コンビニっていうくらいだから
お手軽なストーリーなのかと思いきや、人情味たっぷりの 連作短編集でした。
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第3話の【パントマイム】が一番好き。
なんか、厚志に大好きなタレントを重ねたら、すごい合ってたから!!!あ、タレントさんは山崎樹範さんね♪♪♪
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とあるコンビニを舞台にした短編集。ひとつひとつをもう少し長くして欲しいかな。ほとんど全部の話で主人公達の結末が、「えっここで終わり!?」みたいなところで終わっちゃってて、「これからどうなるんだろう」というところにすら持っていけなかった……。<単に読解力不足なのかも?
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登場人物の考え方があまり理解できなかったけど、各登場人物それぞれからの視点で書かれている文章が面白かったかな。
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なんか。心温まる話ってことなのかもだけど。登場人物がなんか薄っぺらくていまいち。・・・心がすさんでるのかも・・・。
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今や当たり前のコンビニエンスストアー。このコンビニの周りで繰り広げられる人間模様を描いた作品です。舞台は「ミユキマート」
そのオーナーとその近隣の人間たちの生き様と絡みを1人1章づつ書いている所が面白い。愛する者を失った幹郎(オーナー)が、幹郎の周りに集まってくる人たちの、奥底に秘めている欲や本音、愛を引き出していく事で、自分のあり方を見つけていくストーリー。男性的かつ野性的でエロティックな表現が印象に残りました。やけくそになった時にいいかも♪
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短編なので、さらっと読めて、読んだ後ちょっと幸せになれるような本です。こんなコンビニあったらいいなぁ。
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小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。
オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。
店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。
堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生。。。
彼らは、そこで泣き、迷い、やがで、それぞれの答えを見つけていく。
温かさが心にしみる連作短編集。
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このはなしは、いろいろな人からの目線で物語が成り立っています。
それはこの物語の舞台”ミユキマート”の店長の幹郎だったり、そこの店員さんだったり、
ヤクザだったり女優の卵だったり女子高生だったり…
みんなみんな一日を生きているんだなって思いました。
みんないろんな思いを持って生きてるんだなって。
そして、コンビニってこんなに暖かい場所なんだって。
おすすめです。さらサラ読めます。
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妻と子を亡くした店長が経営するコンビニを舞台の中心とする本。店長の未来がなくやる気のなさだからこそ持つ温かみにいろんな悩みを抱えた人が集まる。今風かと思いきや、説教くさく古風な感じのしみじみとした年寄り向け。
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小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せに出来なかったことを悔やんでいた。店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生・・・。彼らは、そこで泣き、笑い、やがて、それぞれの答えを見つけていく・・・。
ドラマチックすぎるといえばドラマチックすぎるけど、いい話です。現実の暗いところに人の暖かさがあります。賛否両論ですが私はこういう話好きです。