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のび太くんの生き方って、素晴らしかったのね(笑)と思わせてくれた一冊。
読みやすかったから、サクサク読んじゃいました♪
藤子さんが伝えようとしたメッセージがひしひしと伝わってきました。
にしてもドラえもんの研究をしている方がいらっしゃるとは驚きでした。
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無理をせず、頑張りすぎず、のび太のように生きるのもいいよね、と。
ぐうたらだけど幸せな人生を送るのび太。ストレスの多い現代社会で角度の違った価値観を提案する。
帯の煽りに期待しすぎないほうがいいかも。
ドラえもんファンには各エピソードの分析が面白いかも。
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『ドラえもん』は、私が子供のころの愛読書でした。買ったりもらったりして、全巻揃えようとしていました。22~3巻あたりで、ドラえもんを卒業して「週刊少年ジャンプ」に行ったんじゃなかったかな。いまではジャンプも卒業して、マンガは特定のものしか読まなくなってしまいましたが。
さて本書は、「ドラえもん学」の提唱者としても知られる、横山先生の著書です。ドラえもんを全巻全話、おそらくは全ページ全コマを知り尽くしている横山先生だからこその視点、というのが非常におもしろく感じられます。
一般的にはのび太は勉強も運動もできない男の子の代名詞で、ドラえもんの助けを借りないと何もできないと思われています。ですが横山先生に言わせると、のび太はドラえもんに依存しているわけでも、ひみつ道具の力でズルをして生きているわけでもありません。ひみつ道具で小さな成功体験を得ることはありますが、道具に頼るのはよくないことだと考えて、最後は自分の力でやり遂げようとします。
考えてみれば、目の前にひみつ道具という誘惑が転がっているのに、誘惑に負けない力は、人並み以上に強いのではないでしょうか。自分がのび太の立場であったなら、おそらくひみつ道具の誘惑に負けて、結果を出せばいいと言い訳をしながらズルをしてしまうのではないかと思います。それでその場はしのげたとしても、自分の成長にはつながらないし、次に同じことがあったときに対応できないということにもなります。自分にとっての「ひみつ道具」は、ネットの情報と言うことになるでしょうか。システム開発の仕事でプログラムを書くことも多いのですが、ある問題にぶつかったとき、ネットに上がっている解決策をそのまま使うことも少なくなく、その結果得られたものがきちんと自分のものになっているのか、ただその場をしのいだだけなのか、いささか不安な部分があります。
そして、あらゆるものに優しさをもって接する態度は、特筆すべきものでしょう。他人を蹴落としてでも偉くなりたいということは全く考えも及ばず、むしろ周囲の人間の目標達成や成長のために、自分が犠牲になってもかまわないと考えている描写が見られます。また、その優しさは人間に対してだけではなく、拾ってきた犬や猫をうちでは飼えないとママに叱られる場面は何度もありますし、映画第1作にもなった『のび太の恐竜』では、タイムふろしきで孵化させたフタバスズキリュウへの愛情をみせています。
さらに動物だけではなく、心を与えた人形や、台風のたまごといった、無生物にまで優しさの対象はおよびますし、ほかの登場人物の冷淡さと対比的に、あらゆるものに対して慈しみの心を持つことの大事さを知らされます。
もちろん、のび太の性格付けや行動は、作品をおもしろくするための技術的な面もありますし、読者層(小学生ですね)への教育的な意味も強かっただろうと思います。ですがそれだけのことだと結論づけてしまうのではなく、のび太の性格が、とくにここであげた「ひみつ道具に頼らない意志」と「あらゆるものに対する優しさ」が、のび太が誰もが愛せるキャラクターになった最大の理由であると、私は考えます。
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のび太を「いつもドラえもんが出してくれる道具に頼ってばかりで、毎回うまいこと難を逃れられて凝り性がない」というイメージを持つ私のような読者は少なくないだろう。ただ、だからと言って、のび太を嫌う読者はほとんどいないと著者に指摘されて、ハッとした。「ドラえもんが」四半世紀以上も愛され続けている理由は、「ドラえもん」という愛くるしいキャラクターはもちろんだが、「のび太」の人間的な魅力も大いに関係していると言える。「ぼくだって」の精神や森羅万象を愛する優しい心は見習いたい。特に、夢を応援してくれる存在(ドラえもん)がいることをマンガの当たり前の設定だと思い込んでしまっていたのは恥ずかしい。登場人物のセリフひとつひとつのメッセージや、ストーリー全体を通した藤子先生からのメッセージを読み取りながら、ドラえもんを再読したいと思う。
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富山大でドラえもん学をやっているおじさんの書いた本。
のび太がなぜかっこよくて、
のび太がなぜしずかちゃんと結婚できたかが、
書いてある。
いつも前向きだとか、
人の悪口を言わないとか、
失敗を恐れず努力するとか、
のび太は、頑張らないし無理しないしダメダメやけど、
いいところは、みんな真似しよう。という本。
ちなみに、中3が書いた読書感想文が話題になっているそうです。
これ↓
http://www.zushi-kaisei.ac.jp/activity/study/inconnu2005/nobita.html
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のび太 と聞くと何も出来ずに ぐうたらな生活を過ごす 凡人かと思われがちであるけれども…
何もしないで諦めるよりも 失敗を恐れずに 直ぐに行動をおこす、失敗を気にしていては何も先に進まない!! そういう生き方があってもいいじゃないか!!
ドラえもんは、便利な道具を出してくれるけれど、ただの道具に過ぎない…最後は自分が解決しないといけないんだ!!ということを教えられた1冊でした。
頑張れ のび太!!
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「なんとかしてよ~、ドラえもん」と困ったらドラえもんに泣きついているのび太くんですが、実はつらくても、悲しくても、折れずくじけずチャレンジしつづける素敵な男の子だったと、改めて知ることができました。
そして、「のび太くん」ですらがんばっているんだから、わたしも頑張ろうと思えるところが、多くの小学生が『ドラえもん』が大好きな理由なのだと思います。
作者の横山さんが最後に書かれている文章も印象的でした。
どんなにちっぽけな夢でもかまいません。自分の夢や憧れを胸に、毎日を元気に歩いてください。
そして、自分の夢に向かってチャレンジしつづけてください。
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ドジで、のろまで、怠け者。そんなダメダメ三拍子の野比のび太はが、いかにして明るい未来を手に入れたのか?
漫画ドラえもんを通じて、故•藤子不二雄先生のメッセージを読み解き、人生にも役立つであろうヒントを紹介する啓発本です。
まず、ドラえもん好きな人には、おもわずニヤニヤしてしまいそうな場面が満載で、それだけでも読む価値があるかもしれません。
ただ、そもそも漫画ドラえもんをほとんど読破していた為か、とくに新しい発見というのは少なかったかな?と思いますね。前述のとおり、いろいろなエピソードを思い出して、かつての感じていた想いを再確認していただけかも。でも、それこそ、この本の一番の価値なのかもしれません。
ただ巻末の単行本未収録作品の話はまるで知らなかったので、ここは随分と感心させられました。内容はふせますが、これは自分自身に対してだけでなく、子育てや後輩指導でも非常に役立つ心構えだと感じました。
本書+単行本ドラえもんで臨むと、より楽しめる一冊です。
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今話題の本。著者は、大学で長年どらえもん学の講義を開いてきた名誉教授です。
のび太といったら、ノロマでグズでなにをやってもダメな子の典型のようなイメージがありますが、彼はそれだけのキャラクターではなく、実際には優しい心を持ち、その気になれば勇気も出せる少年なんだと、この本では教えてくれています。
「いいか悪いか」の二元論で生きている、子供の頃に読んだ印象としては、のび太のイメージはけっしていいものではありませんでしたが、確かに今読み返してみると、彼はけっしてダメ人間ではないのですね。
むしろ、発達未然の状態にある存在と見做すほうが正しいようです。
だからこそ、ドラえもんの出す道具と関わっていけるし、バカにされながらも、友達に去られることなく、少なくとも現状維持は続けられている彼。
なかなか興味深い人物なんですね。
面倒くさがりで、腰の重い彼が、本気を出す時に、ドラマが動き出します。
どんな人だって、ベストを尽くせば、何か新しい展開があると、彼は身をもって教えてくれているようです。
また、彼の長所とも言えるところは、「短所を隠さない」ところだとも指摘されていました。
のび太は自分をつくろわず、短所を正直に披露するため、相手は等身大の彼を理解することができて、適切なサポートを受けられるとのこと。
人間、どうしても自分を良く見せたいという欲求がありますが、そういったことにとらわれない彼の大らかさが、随所で彼を救っているようです。
彼は、自己顕示欲だけでなく、金銭欲もさほど持っていないとのこと。
そしていつでも弱者への視線と優しい心を持ち続けているため、友達は、たとえジャイアンやスネ夫でさえも、最後の最後、彼を決して裏切らないのでしょう。
台風フー子の話は、映画で見たことがあります。
ドラえもんの映画は、大人が見ても号泣ものの感動を呼びますが、それはやはり、個々のキャラクターが魅力にあふれているからと言っても過言ではないでしょう。
そんなのび太をずっと見てきたしずかちゃんは、成長して「そばについててあげないとあぶなくてみていられないから」と、のび太との結婚を決意します。
気がついてみれば、幸せを手に入れ、人生の勝ち組になっていたのび太。
私たちが彼に倣うべき面はいろいろとあるということを教えてくれた、なかなか新鮮な切り口の本になっています。
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美容院でカット&カラーの間にお借りして読破。
ドラえもんのあらすじひとつひとつが非常に面白く、またその後の教授の分析も簡潔で嫌みがなく、自己啓発本という感覚なく読めたのがとても良かった。
出来杉くんのEQの話とか、ドラえもんが叶える夢叶えない夢の話とか、おばあちゃんのだるまの話が印象に残ったけど、一番よかったのは風邪を他人にうつす道具の話。のび太くんが愛されるのは彼のあの人柄ゆえなんだとよくわかる話だった。
あんまりドラえもんのことよく知らなかったけど、今から読むのもいいかもなぁ。
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どんなにできなくても失敗しても、挑戦することをのびたはやめないから幸せになれたんだそうだ。とりあえず行動することが、大事。
自己啓発というジャンルはちょっと苦手意識あったけど、ドラえもんの話を例に出してるからかすんなり読めた。
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可愛い表紙に惹かれて購入。
ドラえもんをビジネス・仕事的に読み直すということで手に取ったけれど、正直なところ、納得出来ない部分が自分は多かったなぁ。
ということで星2つ。
結局ビジネス文書って自分のいいように読んでしまうから、共感や納得がないとあまり好感触は得られないのだよなぁ・・・。
でもビジネス文書を読むことはやめられませんけどね!
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大人になって改めてドラえもんを読んでみたくなった。
子供のころとは違う視点で読めて、得るものが多そう。
子供を持つ親として読んだら、「さようならドラえもん」は泣いてしまうかも。
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ドラえもんって面白かったなあ。というのが感想。面白かったのはのび太という人に魅せられてたんだと思いました。この本はのび太を分析してのび太から色々学ぼうという本です。ドラえもん読みたくなってきました。
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大好きなドラえもん。私の人生に間違いなく影響を与えてくれた。そんなドラえもんの本でも、やっぱり自己啓発系の本は苦手でした。