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精神科医真梨子が、精神鑑定を依頼された鈴木一郎。彼の頭の中がどうなっているかを調べていく過程と新たな事件が描かれている。
粗暴だが切れる茶屋警部や、検査部の空身、小児喘息で入院中の玲子ちゃんと、周りの人物の配置が良い。最後の展開には驚いた。エピローグで鈴木が真梨子を訪ね自身を語っていった行、もっと鈴木のことを知りたいと多くの読者が思ったのでは。
とても面白く読めました。
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2010/07/13
すごく難しい表現が多かった。
医学に関する話だからかな?
でも、病院内で爆発が起きてからは
ハラハラドキドキして、文体も簡潔でテンポよく読みやすかった。
最後まで鈴木の本心がわからなかったのが残念。
続きが知りたい。
感情がないなんて考えたこともなかった。
物と意味がつながる
私たちにとっては当たり前のこと。
こじつけだと言われても人は言い訳したり理由を付けて生きている。
なんか今作ろうとしているものに実は関係しているのかも。
もう一度読んでみよう。
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2010年7月4日 読了。
前掲『刑事の墓場』の著者である首藤瓜於によるサスペンスで、江戸川乱歩賞受賞作だそうな。
名前のつけ方が何となく不自然(ラノベ的?)な印象を受けたものの、内容はさすがに受賞作。途中で先の展開が読めてしまった部分もあったけど、ラストの欺き方なんかはけっこう好きかも。
続編があるようで、どこかで見つけたら読んでみたい。
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長い間積読になっていたものを映画化に伴って慌てて読む。
テンポ良く読めて面白いが、いろいろつじつまがおかしいところがあって
あれ?とか思いながら読んでいく感じだった。
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確かに面白いんだけど、面白い主人公の性質が生まれつきとか偶然とかそういうところがちょっと。いや、正確には主人公は脳男ですらないわけで。面白いところは面白いんだけどあっけない部分が多すぎて。続編は文庫化された
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心を持たない男・鈴木一郎。こんな終わり方かよ〜と思ったが、テンポが良かったので読みやすかった。続きが読みたい。
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★2010年75冊目読了『脳男』首藤瓜於著 評価A
連続爆弾男を必死に捜査する警部茶屋警部と心を持たない爆弾設置現場で取り押さえられた自称鈴木一郎、そして鈴木の精神鑑定を依頼された医師鷲尾真梨子。鈴木の過去が鷲尾の調査により次第に明らかになる中、再び連続爆破が、鈴木の入院する病院に起こる。
読み進むうちに次第に、表題の脳男の意味が明らかになり、事件の特殊性が解き明かされる。さすがに江戸川乱歩賞を獲るだけのことはある秀作です。
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内容は
感情を持たない男が
感情を持つ人間を見て新たに自我を確立するが
その自我っつーのが、悪党を退治していくという
うーん、うーん……
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この作品のテーマを一つ決めるとすれば、それはきっと"自我"という言葉にあると思う。
生きていく上で、"心"という力の持つ意味は多大なものであると思う。
もしそれを失ってしまったとしたら、人はどう生きるのだろうか?
自我の無い自分とは、一体だれのことなのだろうか?
それを考えていくと、この物語の主人公である鈴木一郎の気持ちが少しだけわかるのかもしれない。
自我を失うことへの恐怖。それが、この作品の持つメッセージなのだろう。
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連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが…。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。(amazonより抜粋)
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冒頭の爆弾魔のアジトへの潜入からラストまで、一気読みさせられてしまいました。
「指し手の顔 脳男Ⅱ」も即買いが決定です。
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面白くて先が気になる話ではあるのですが、茶屋という刑事が意外と物分りが悪くて、その割には全面に出てくる人物でちょっとイライラしました。特にクライマックス。お前は引っ込んでろ!と言いたくなりました・・・。
鷲谷先生は素敵な女性です。知的で恋愛にはそれほど興味がないという設定のわりには、とても女性らしい印象を受けます。
木曜の夜9時ぐらいにやってそうなサスペンスドラマです。
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鈴木一郎。賢い男はすきだなあ。感情はないけど読むのにはおもしろい。感情だらけの茶屋との対比でなおおもしろい。
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連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが...。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。
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キーワードは、鈴木一郎、頭脳明晰・運動神経抜群、連続爆破犯。後半がちょっと消化不良でした。。【第46回江戸川乱歩賞、2000年週刊文春ミステリーベスト10・1位】