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新撰組
とくに
芹沢
永倉に対する心証が変化した。
時代の要請
やむをえず、周りに翻弄させられていく人々の葛藤
それを描き切る作者に感動。
小説の力を思い知った。
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結構フラットです。
最後になって、意外な展開を見せます。
泣かせの浅田に泣かされなかったのは、初めてかもしれません。
下巻に期待。
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ドラマで見た記憶のあった糸里の物語。新撰組副長土方との恋と芸子としての太夫(天神)の狭間で揺れるこの時代ならではの女性を描いている。
壬生義士伝の後に読んだので、出来ればもう少し女性目線(糸里や吉英)が良かった。中心はやはり新撰組(壬生浪士組)に置かれていたので。
芹沢暗殺という題材の裏で暗躍する姿が様々な位置から描かれている。自分の中で芹沢は天狗のイメージであまり良い印象が無かったので意外な感じはした。
新見も同様。でも土方さんがおなごに惚れて武士になることを断念するとは思えない(笑)勝手な思いこみで。
近藤さんを上にどこまでも突き進む気がする。あと斉藤さんは浅田さんの世界では怖すぎ。ちょっと格好良いけど。
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内容(「BOOK」データベースより)
文久三年八月。「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と、芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく。「壬生義士伝」に続き、新選組の“闇”=芹沢鴨暗殺事件の謎に迫る心理サスペンス。
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友人が以前から熱烈におすすめしてくれていました。
やっと読めて嬉しい♪
『輪違屋糸里』というタイトルだけど、意外に糸里が出てこない。
浅田次郎の書く日本語は綺麗だね。京都弁も素敵。
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人物・歴史上の出来事について、こんな解釈があったとは…!と驚きました。読めば読むほど発見のあるお話。糸里の可愛らしさ、純粋さ、おぼこい感じがとても魅力的。
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私が「壬生義士伝」でハマッた、浅田次郎の新選組モノの女性目線版。
いやはや面白かった。一気に読んでしまいました。
物語としては文久3年の夏から芹沢鴨が暗殺される9月16日までの短い間の新選組とその周囲の女性達の物語。
一部沖田総司を語り部とする部分はあるが九割方は女性目線のお話。
この物語の面白いところは、史実上は我侭、酒乱、癇癪持ちの芹沢鴨を実に人間味豊かな本物の武士として描いている。
その反面、近藤勇は少し頼りなく、土方歳三は頭の切れる冷血漢として描かれています。
ペンの力の凄さを感じるこの作品は、題材が史実なだけに「大和屋の焼き討ち」「禁門の政変」最後のクライマックス「芹沢鴨暗殺」等の出来事は実際に起こったことですが、その史実に浅田次郎の推察(創作を含)で面白く味付けしてあり、史実を冷静に捉えないでこの小説だけ読むとまるで事実かと思える程。
もちろん浅田流の泣かせる部分もしっかりありました。
浅田次郎恐るべし!
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糸里は、6歳の頃、島原の芸子屋にもらわれてき、
それから音羽についてみっちり芸や所作を見つけてきた。
姉と慕う音羽が、壬生浪士の1人、芹沢鴨に無礼討ちされてしまう。
芹沢鴨の乱暴な様は評判になっており、波紋を広げていたが、
その裏に実は。
壬生浪士組の面々はかなり個性的なキャラクターが揃っており、
それぞれを思い描きながら読めるのに対し、同じぐらいたくさん出てくる女性キャラは、とても似通っていて、思い描けない。
ちょっとまったりとしていて、読むスピードがなかなか上がらない。
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中島孝志の本の薦められていたから、読んでみた。
新撰組の本だとは知らなかったよ~。
そして、新撰組、本ではちゃんと読んだことなかったかも?
名前が出てもぴんとこない人もちらほら。これは
三谷幸喜のDVDを借りるべき?
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新撰組の男たちを、女の視点・観点から眺め、語ったもの。
歴史物と言うよりは、ラブストーリーというジャンルである気がする。
糸里をはじめとする、動乱の渦に巻き込まれつつも、凛として生きる女たちの生きざまには胸を打たれるものがある。
ラブストーリーとしても新撰組ものとしてもお勧めの一作。
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京都の芸妓であり、土方と相思相愛の16歳の糸里と、新撰組に関わった女達の物語。
意地の張り合いの末に殺し合いまでする新撰組の男達と渡り合うヒロイン達は凛としていて優しくてカッコイイです。
芹沢鴨と一緒に死んだお梅さんとか。
ラストシーンは土方にキュンとしてお糸ちゃんの男前っぷりに感服します。
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流麗な文体と精緻な心理描写がたまらない。すべての登場人物が、すべて自分のすべきことをプライドを持って実行し、結果的に愚かと評されようとあっぱれと讃えられようとすべてが歴史の必然の糸となり絡み合う。悪人を自認しその役回りを引き受ける芹沢の描写がいい。偉大で愚かな男たちを包み込む女たちが切ない。狂おしいほどに糸里が愛おしい。
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京都旅行中に雰囲気を盛り上げるために再読。上下巻共の感想。
浅田さんは文章によく触感の描写を入れてくるから生々しいですね。
女の目を通した新選組というのも新しくて良い。八木家の奥さんと前川家の奥さんが、それぞれ自分の家に住んでいるほうに愛着が湧いてしまうというのはなるほど、それはあるだろうねと微笑ましいような気持ちに。
この土方さんは色んな新選組小説の中でも多分トップレベルの人でなしで冷血漢、そして頭の良い人。そんな土方さんなら糸里に語っていることにも嘘が入っているのだろうけど、糸里はそれを分かっていながら受け入れているような。イイ女です。
浅田さんの新選組小説はとても面白いので、一度函館戦争の最後まで書いてほしいな読みたいな、というのが私の願いです。
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新撰組の外部にいる女性目線で話が進む
悪役なイメージだった芹沢が意外といいやつでびっくりでした
女性のたくましさに圧倒されそうになる
時々描写される女性の動作にはっとすることも
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江戸時代の京都の花街 島原の置屋 輪違屋に幼くして売られて来た主人公 糸里の話し。幕末に京に登って来た新選組、芹沢鴨が島原でも乱暴狼藉を働き糸里が慕う音羽太夫を無礼討ちにしてしまう。なんと酷い仕打ちだと思うがそれ以上に新選組 土方歳三の策略が陰湿に感じられこれまで持っていた土方のイメージが変わってくる。