紙の本
意外にマニアも知らない戦術の基礎を教えてくれる本
2015/05/07 21:07
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:瀬戸内在住の猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
軍事マニアの世界では、兵器や軍隊は詳しくても「戦場での戦い方」、つまり戦術を知っている人は余りに少ないのが実情です。
これが「戦争の戦い方」、つまり戦略だとそれなりの数の本が出ているのとは好対照なのですが、日本の場合はやはり実際の戦場を知る人が殆どいないのが影響しているでしょう。
そんな中で本書は、陸上自衛隊で幕僚(参謀)業務をされていた方が書いているだけに、かなり具体的に戦術を解説してくれているので、お勧めできます。
軍事マニア歴30年以上の私から見ても、戦術についてやさしく解説できている本は、本書以外にはまだ出会った事がありません。
その点で、マニア以外の一般の方にもお勧めできます。
なお、著者は既に故人ではありますが、他にも戦術・戦略などの解説書を数多く書かれておられますので、これを機会に探してみてはいかがでしょうか。
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この一冊は、私個人の感想としてはかなり難しかったです。それぞれの記号が描いてあるのは良いと思いましたが、後々に出てくる問題や話などでこの記号を覚えなければなりません。そばに名前を明記しておけばわかりやすいと思いますが、それがないので記号が書いてあるページにいちいち戻るか、記号を覚えなければなりません。内容はかなりマニアックです。文字も小さく多少読みづらいです。戦略や軍事系が好きな人は読んでみては良いと思いました。
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好きな人向け・・・。
と思ったが、読後には考え方、物事の見方が変わったことに驚く。
目的指向というか、目標や手段に大して冷静になれる。
どのような筋道や置かれている状況を分析しようとする努力が
わき起こっている自分。内容は完全に軍事的な衝突でいう分野の
話だけど、人の営み&過去の歴史の見返し・心理から産まれてる
分析方法なので、説得力がある。
ビジネス書としてオススメ、比較的時間に余裕があるときの頭の体操。
直接的な処方箋を求めている人には向いてない。
これが標準的な思考回路になれていくと、非常に頑強な頭脳に
なれると思われる。
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図面がね……分かりにくくて。いや、私が単に「地図の読めない女」だけなのだが。
しばらく寝かせて再読の時は、掲載されている地図をコピーして、分かりやすいものにしてみようと思う。
戦場の状況をメモしながら。
そういう意味では★3。あと、変にビジネスシーン入れなくていい。
そんなもの目当てに読むなら、ビジネス本でも読めばいいのだ。
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今までこういった本当に軍の指揮官を体感できる本は無かった。ゆえに面白く、それ関係に興味がある人は一読の価値あり。
ビジネスに生かすには決断法なり情報収集法なり、共感するところは多いけどもっと分かりやすい本があると思う。
趣味として、ゲームとして読むと面白い。
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兵法の基礎と、シュミレーション形式の問題があって、楽しみながら戦術が勉強できる!
…と書くと、某通信教材みたいですね。
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演習問題を解きながら戦術が学べる…って感じの本です。これの戦国時代バージョンが読みたいな〜w 私は正答率七割以下だったのできっと生き残れないだろうな〜…
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前半は戦術・指揮の基本用語の説明や簡単な演習、後半では盆地戦闘、島嶼戦闘の本格的なシミュレーションで構成されている。妥協のない内容で難しかったが、どういう順序で考えて部隊を動かすのかということはなんとなくであるが分かった。しっかりと理解し、身に付けるためには繰り返し読む必要がありそうだ。
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まさに戦術のための一冊であった。実際の自衛官が書いたため非常に細かく、専門的な内容となっていた。一問一答形式や後半の実戦を想定した演習問題などなかなか面白い内容だった。しかし、冒頭でビジネスにもつながると謳っていたがそうでもないなというのが感想である。後半の実践演習は是非地図をコピーし、コマを用意して、動かしながら読みたい。どんどんやややこしくなる(笑)
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三択から四択の演習問題をこなしながら、
サブタイトル通り『命令の与え方・集団の動かし方』
について読み解いていく。
ちなみに私の解答はほぼ最悪だ。
私が戦の天才ではないことだけはわかった。
一軍の将だったならば、
たくさんの兵が犠牲になっただろうなー。
なんとなく表紙がアドバンスド大戦略なのか吉。
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・軍隊の基本用語(中隊、大隊、連隊、旅団、師団とはなにか等)
・セオリーとなる戦術(障害は敵に遠く渡れ、等)
・戦いの原則(フラー少将による9原則)
を一般向けに解説。
また、架空の戦場を舞台としたケーススタディを通して、どう指揮を行うかといった問も用意されていて当事者意識を感じながら判断できるのはおもしろい。
印象に残ったのは以下。
・軍隊の階級の意義は「命令違反するときを判断できる者に与えられている。規則通り、命令通りするだけであれば将校ではなく、兵士」となっている
→軍隊は命令が絶対だと思っていたので、意外だった。
・ロンメル元帥いわく「戦闘においては、いかなる場合においても”大胆な案”を採用せよ。大胆な案は一か八かの案とは異なる。大胆な案は、最悪の事態における代替案をもち、それに転換できる予備を保有していることである」
→プロジェクトマネジメントとつながること多いと思った。リスクマネジメントとして。
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前半は戦術と指揮の基礎論や用語を紹介し、中盤からは、様々な場面を設定した演習形式で、前半に出てきた理論を駆使して最適な選択肢を選んでいく戦術ゲームが中心。
ただ論と用語を紹介するだけでなく、シミュレーション形式で学ぶことができるのが分かりやすくて面白い。
ただし、ビジネス書として読めないというわけではないが、これをビジネス云々を宣伝文句として売り出すのはどうだろう。
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strategy研究をレビューするときに買った本だろう。軍事面の話。表紙は往年の名ゲーム「大戦略」だな。SLGでまともにやりこんだのは信長の野望だったので,現代戦のはよく分からない。戦術や戦略に関する知識はゲーミフィケーションやシミュレーションを重ねた方が定着しやすいと思われる。
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全体通して、戦いの基本は総力・持久戦でなく、優れた戦術と指揮による奇襲分断流言籠絡陽動といった方にあることを学んだのが大きい。本を読めるひとにおいては、ビジネス書としても十分優れている。
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戦術について書かれているが、一般的でどちらでもないようなものを無理やり難しく書いているだけのように思えた。ちょっと難しすぎたようだ。ウォーゲーマーなら理解できるのかもしれない。