紙の本
日経で時間をかけず、ラクに大量に情報をインプット
2008/09/22 13:35
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は独立系の資産運用会社のアナリスト。ビジネスや投資に役立つ情報を得るツールとしての日経新聞の読み方を解説。「裏読み」も大事だが、世の中のスピードがますます速くなっている今、先読みも大事だろう。
第2章で「日経新聞は経済に関して記者の張り付ける量が根本的に違う」というように、経済情報については日本では最も信頼できるメディアであろう。ビジネスマンであれば日経を読むのは基本中の基本だと私は思っている。(まともに読めるようになったなと思うのは最近のことだが)
第4章の「40歳代前半の人口と日経平均株価は連動している」というデータが興味深かった。(これはアメリカにも当てはまる。NYダウと連動している)これに従えば「日経平均株価は2015年までに3万円になってもおかしくはない」という仮説が浮かび上がると著者はいう。人口が多い団塊世代が40歳代前半だった1990年前後は日本はバブル経済のときだった。これをピークに日経平均は下降。次に人口が多い団塊ジュニア世代がこれから「人生消費世代」という40歳代前半に突入していくが、 2015年前後に再びバブルが起きるのだろうか?その頃、彼らに必要とされ指示される企業はどこか?株価が低迷している今のうちに探して買っておくのもいいだろう。その仮説が正しいかどうか検証するには今後も日経新聞を読み続け、情報収集を怠らないことだ。
第5章で「自分が向かっている道が正しいのかどうか、自分だってよく分からない。だから道しるべとして情報を大量にインプットする。そして自分なりの正解を追い求めていくほかない」と言う言葉には同感だ。著者も「量が質に転化する」ことを認識しており、詰め込みでもいいから、まずは大量に情報をインプットすることに慣れること。断片的だった情報も徐々につながってきて、知識となり見える景色も変わってくる。経済情報に限ったことではないだろう。次はもう一段上の裏読みのスキルを身につけ人の一歩先行くこと(先読み)を目指すことだ。
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タイトルの引かれて買いました。
この本で一番得たことは、
「日経テレコンはとても便利だから使いなさい」そして
「ある特定意の証券会社に講座を開設するとそれがタダで使えます」
ということです。
内容はさほど難しくなく誰にでも読めると思います。
著者も分かりやすさを心がけて書いています。
これを読むと少し日経新聞を読んでみようかなって思いますよ。
全部読まなくてもいいんだ、って思うと気が楽で毎日続けられると思います。
数多くある情報を系統立てて使っていくことの重要性を書いてます。
ただ、実際の株式投資へのハウツーほとんどなかったのが残念です。
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全て読んでも45分程度しかかからないが、必要なところだけ読めば良い。
日経テレコン21の使い方については、知らない人はぜひ見て欲しい。
それにしても最近の日本人は新聞を読まなくなったのだなと本書を読んで実感。
「真に視覚をつかさどるのは、目ではなく知識」筆者が言うように、まさにその通りだ。
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【要旨】
ビジネスや投資で成功するためには、大量の情報をインプットすることが重要である。情報源としては日経新聞が最適である。情報をインプットする際のヒントは過去に眠っており、“日経テレコン21”(アーカイブ)を利用するのが良い(無料版あり)。
日経新聞の特徴は、中立的だということが挙げられる。また、事実、理由、専門家のコメント、結論というように書かれているので、それぞれの要素を“裏読み”することができる。その裏読みが試されるのが株式市場(投資)である。情報を総動員すること必要である。
さらにそのインプットをするためには、逆説的ではあるがアウトプットすることが重要である。たとえば、キーワードをメモし、記録として残し、自分のノートにする。足りないのは「実力」ではなく、「実行」である。
【感想】
情報(日経新聞)とどのように向き合うかということが述べられている本で、具体的に、“日経新聞”と“日経テレコン”を使いこなすことで、どのように情報をインプットするかということが述べられている。その課程で、“裏読み”や“アウトプット”が重要だという位置づけでよいのかと思う。
個人的には、学生時代を通じ、日経テレコンを使っていたため、非常に参考になる本だった。
【目次】
第1章 ビジネスと投資で成功する人、失敗する人
第2章 本当に「日経新聞」がいいのか?
第3章 一歩先行く“裏読み”の技術
第4章 株式市場は偏見に満ちている
第5章 インプットするためにアウトプットする
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世の中の経済にまつわる情報を収集・整理する方法論が書かれています。したがって、タイトルに書いてある「日経新聞」の読み方にはそこまで深く触れていないように思いました。
興味深かったのは、
・情報の「カンニング・フライング・ドーピング」は悪いことではないということ
・インプットだけでなく、アウトプットのススメ
社会人が働いていく上で欠かすことのできない能力の身に着け方が紹介されており、とても参考になる1冊でした。
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日経新聞の読み方は今でも参考にしてる。
テレコンを使えとしきりに言っているのがちょっと鬱陶しかった。
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1章が論理立った構成ではなかったり、過去の経験を無理やり主張にこじつけたり、「あなたの仕事がたまたま金融系だったからこういう考え方ができるんだろ」と思ったり、詰め込みが重要というがつめこみが苦痛で仕方ない人はどうすればいいのかという処方箋がなかったり、TOBの説明が超あやふやだったりと、突っ込みどころ満載すぎて本を投げそうになった。
が、2,3,4章はふつーに読めたのでまぁいいか。
日経のロジックが確かにそれっぽいことや、
日経テレコンを無料で使う技を教えてもらえたことがよかったくらいかなぁ。
ハズレの部類。
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日経新聞の賢い利用方法など、日経テレコン21との連携、裏読みの方法、記事内容の構成、など盛りだくさんです。
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9/10:裏を読むというより、読み方ですね。ここででてきた日経テレコン21は使えそうだ。大和証券の口座持っているから見れたよ。iPhoneで見れたらいいけどね。
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インプットするためにアウトプットする。
本書に書かれているのを読んだだけでは実際根拠はよくわからなかった。だが経験的にこのことはよくわかる。
ある情報について何か意見を考えておく。するとその情報がフックとなりそれに関連しそうな事柄が目に入ってくる。といったことがよくある。これがおきるのは何かしら自分の意見をアウトプットすることによって起きる気がする。
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[ 内容 ]
情報はネットから取れば十分だと思っている人。
ビジネスや投資に役立つ情報をガッチリ得るには、ネットだけではまだまだ不十分です。
新聞、それも日本経済新聞で情報を大量にインプットするスキルを身に付けることが、ビジネスや投資で勝つ近道と言えるでしょう。
ただし、すべての情報が参考になるとは限らないのが新聞。
情報選別の達人になるには、“裏読み”のスキルを会得することが重要。
日経新聞“裏読み”のスキルを駆使している若手証券アナリストがその術を初公開。
[ 目次 ]
第1章 ビジネスと投資で成功する人、失敗する人―情報をインプットする量で決まる(ビジネスと投資で成功する人の共通点;インプットの基本は「詰め込み教育」 ほか)
第2章 本当に「日経新聞」がいいのか?―お金の情報に一番近い新聞(突然ですが、聖心女子大学の入試問題を解いてみる;何が正しい? ほか)
第3章 一歩先行く“裏読み”の技術―もう一段上のレベルへ(一歩先行くためには“裏読み”が必要;日経新聞には決まったロジックがある ほか)
第4章 株式市場は偏見に満ちている―インプットした情報を総動員(投資の成功には、情報を総動員する必要がある;価格を見ていては見誤る ほか)
第5章 インプットするためにアウトプットする―劇的に情報量を増やす最終兵器(アウトプットできなければニセモノ;まずは、キーワードを書き出す ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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もっと早く読んでおけば良かった…と思いました。
就活だから、新社会人だから、と日経を読み始める場合は気持ちを盛り上げるためにも読むと良いのでは?
内容はタイトルからも分かるとおり、日経をガン押しです(笑)
まあ、必要と思えば電子版も購読すれば良いんでないですかね(笑)
ようは、必要な情報は質を確かめつつ自分で集めましょう、と。
集める手段は日経紙面で拾いつつ、詳しく知りたいことは電子版で検索、と。
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日経テレコンと、紙媒体の日経新聞から、とにかくたくさんインプットして、会計の知識などを駆使していくと、「裏読み」ができるようになるらしい。
スポ魂的?なノリを感じるのは、私だけだろうか?
たしかに、検索エンジンにいきなり調べたいことを打ち込むより、新聞サイトの記事検索をする方が有用な情報に早くアプローチできる、というところは、自分の経験からも納得するけれど。
スキルを身に着ける方法としては、いたってシンプル。
実例に沿っての説明が多かったので、何か、一般性があるのかどうか不安にもなる。
それで本当に自分が筆者の言うような「裏読み」力がつくとは思えなかった。
十年近く前の本だから、仕方ないのかな。