紙の本
現実過去とSF現在を繋ぐ
2006/07/23 10:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
フルメタ短編集
現実世界とフルメタ世界を繋ぐ、ミッシングリンク的な部分のストーリー
カリーニンやマデューカスといったフルメタの渋いサブキャラを深く掘り下げており、かなり濃いです
面白いというか興味深いという感じの話
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やっと続編が読める!と思ったら番外編だった。がっくし。カリーニン・マデューカスのおっさんコンビの視点から語られる過去、というのは斬新な書き方だけれどね。最後の章は久しぶりに軽いコメディタッチ。本編はあの軽さではもう書けないよねぇ。
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一応シリーズもので、シリーズとおして結構好きなのですが、なぜ第一巻でなく最新刊、しかも外伝をえらぶのか。それはもちろん私がオヤジスキーだからなわけで、かわいらしい少年少女が扉のくせに、ほぼオヤジで構成された本です。
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色んな人の過去がわかったりするヤツ
(うそ。あの副官とかカシムとか)笑
潜水艦での戦闘シーンびっくりしまシタ。
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短編3作収録。1つ目はカリーニン少佐、2つ目はマデューカス中佐の話で、3つ目はいつもの短編と同様ギャグ話。
2作のおっさん視点の話は重たいものだけどこういうの好きだなぁ。作者もあとがきで書いてるけど、フルメタはパラレルな世界の話ではあるけど過去になるにつれ現実世界とほぼ一緒になるので世界情勢の勉強になることがあります。
それにしてもカリーニン少佐の話…ちょっと悲しい…。カリーニン少佐が宗介のことを思ってかなめの護衛に付かせたことだとか、精神的な問題を考えてくれていたことにジンときた。
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SF。ライトノベル。ヤングアダルト。番外。
それぞれの過去。短編集。
宗介の過去が一番過酷かと思ったが、テレサもなぁ。
二人とも両親が死んでいるが、事故で死ぬのと殺されるのでは、凄い差…。
ラストの馬鹿話が救いでした。
虎を飼う宗介。でもそのせいで、街がパニック状態。
・・・好い加減、馴れなさいよ、街。虎より危ない連中が、うようよしてるのに。
とか、思わなくはないが。
最終的に、基地に引き取ってもらって一件落着。(それ以外に方法はなかっただろう……)
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フルメタル・パニックのミスリル側のことが多く描かれる方の短編集2本目。
カリーニンとマデューカスというミスリルのベテラン陣営の過去を描くことで、それぞれ宗介・テッサの過去を描き出していく。二人の話としてもしっかり書かれている。
あとがきでも触れられているが、フルメタル・パニック世界の現実世界の歴史と途中から流れが変わる、という世界観が本作を読むとより解りやすくなる魅力もあるので、長編を読んでいる人は必読の一冊だろう。
空気の違う学園側の短編が載っているのは少々残念。もう一本ベテラン勢の渋い話が載っていたら大変満足だったろう。
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今日もフルメタ!今回の短編は文体が硬い印象があって、全体的にリズムよく読めなかった。一人称も少し違和感があったかも。でも賀東さん政治とか軍事ネタまで色々よく知ってるなぁ・・・。