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古本屋の主にして、神主、陰陽師にして憑き物落としの京極堂、推理しないで真相を突き止めてしまうという、異能の探偵、榎木津礼二郎、強面だが、実は繊細な心の持ち主の警視庁のはみ出し刑事、木場修、鬱患いの売れない小説家、関口巽、と個性的過ぎるキャラクターの初登場場面が読めるのですまた、合わない人には絶対合わない、好きな人はどっぷり嵌まってしまう、独特の雰囲気が世に出た記念すべき作品です、合うか合わないかは自分で読んで見るしか判らないので、ご注意を、ミステリー的には、たいしたトリックが有る訳でもなく、意外な犯人に驚くわけでもありませんが、その展開の見事さと、怪しい雰囲気と、これでもかと突きつけられる薀蓄に、いつのまにかのめり込まされていくといった作品です。
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上巻で分からなかったことがどんどん解き明かされていきます。
途中まではホラーだったものが、理由がわかりホラーではなくなっていく謎解きシーンに圧倒されました。すげぇ。
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話の作り方から、登場人物まで本当によくできていてあっという間に読み終わってしまいました。
最後のからくりもなかなかよくできていて秀逸な作品です。
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姑獲鳥の夏続きです。榎木津さん素敵。彼の能力は、便利だけれど、やっぱり苦労は多い気がする。本人は何事もないようにスルーしていますが。関口の鬱っぷりは、なんだかこっちまでクラクラしてくる。一日で読み終えてしまったゾ。読み出したら最後がどうしても気になる作品。
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姑獲鳥の夏続きです。
榎木津さん素敵。彼の能力は、便利だけれど、やっぱり苦労は多い気がする。本人は何事もないようにスルーしていますが。関口の鬱っぷりは、なんだかこっちまでクラクラしてくる。一日で読み終えてしまったゾ。読み出したら最後がどうしても気になる作品。
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こんなに呆気ない話だったっけ・・・?と首を捻りました。
うぶめは好き過ぎる。ほんともー好き過ぎる。
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ついに全てが解き明かされるんですよ!なんていうかね!もう素晴らしいですよ。面白すぎます。
「すごい!」この一言に尽きます。
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ずっと前から気になってた代物。
…でも分冊出る前は表紙怖くて…
制覇しようっと。(でもまだ姑獲鳥)
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そのトリック?は卑怯じゃないか〜と笑いながらも読む手が止まらない。そして最後まで疑問だったのが関口氏が見た夢。あれは憑依、残留思念とかそんなものなのか?次は魍魎の匣〜!06.07.07
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素人にも分かり易い、だけど物凄い量の薀蓄を読むのが若干辛かった。
でも、その試練を乗り越えると一気に引き込まれた。
「この世には不思議なことなど何も無いのだよ」
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おおう…!凄く深かった…!京極堂大好きだ…!
京極夏彦の世界は凄く深くて惹かれるものがあります私的に。好き!
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百鬼夜行シリーズ1作目の分冊文庫版、下巻。
上巻が実に善いところで切れているので、分冊版を買うときは上下一気に買いましょう。
下巻の中盤から怒濤の展開です。止まらなくなること受け合いなので、時間に余裕があるときに読むことをオススメします。
途中で止めてしまうと、折角の京極ワールドが味わいにくいですし、何より続きが気になって作業が手につかないと思われます。
この作品は、後の作品にも響いてくるので、凄く重要だと云えます。
まあ、百鬼夜行シリーズはすべて続いているので、きちんと順番に買うことをオススメします。
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下。木場がすき。やっぱ映画より原作のほうがなんか…濃厚(ぇ。魍魎の匣もブックオフで買ってこなきゃ!
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08/5読了
茄子茸の薀蓄垂れ流しを彷彿としたけど、こっちの方が数段文章上手いし読んでて楽しかった
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京極夏彦が、文字通り、満を持して世に送り出したであろう文壇デビュー作。
膨大な知識を礎とする根拠に裏打ちされた、そして、幾重にも重なり合う伏線と呪文のごとく美しい語彙が積み上げられた、奇妙な比喩であるかもしれないが、まるで古代エジプトの大ピラミッドのような小説である、と私は感じた。
序盤において、京極夏彦が京極堂の名を借りて語り広げる脳と心と意識と記憶についての哲学的な考察は珠玉。
一人の傑物が颯爽と登場して活躍し、事件難題を華麗に解決する、という類の物語はこの世に少なくないが、本作のように複数の常人離れしたヒーロー候補になりうる人物が現れ、またそのそれぞれが適切に役割を演じきって破綻をどこにもきたしていないような作品は稀有なのではないだろうか。
その非常に近い位置に、いわば我々凡人にもっとも似通う存在である関口巽という人物が立ち描かれている、という設定も何だかいささか痛快。