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題名の過激さとは裏腹に、事実に基づく記述が淡々と続く興味深い本です。
過日、東工大のM教授が山口に帰郷された際に言われてました、「いまどきの大学選びのキーポイントの一つは、国公立私立を問わず『面倒見の良さ』である」と。 本書にもまさにその話が詳しく出ています。
最終章には、グローバル人材を求める企業と、それに応えようと奮戦する大学の話が出てきますが、一流企業が競って採用しようとおしかける秋田県立の国際教養大はなかなか徹底した育成方針のようですね。一度訪問してみたいです。
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なるほど、ただの大学批判や学生批判ではなく、現状を分析・評価している物だった。
一方で、今後どのような方向で大学教育が向かうべきかまではまとめ切れていない印象を受けた。
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C0237 いろいろと高等教育について考えさせられました。熱意もあるし、まじめな内容も扱っているので、この残念なタイトルはなんとかして欲しかったです。文中での提言をやっても、人口減少なので、一定数の大学は姿を消さざるを得ないのが残念です。ところで、満鉄を今のJRとしていますが、かなり違うかと。強力なシンクタンクを持っていたりして、植民地支配のための会社みたいなものかと。
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大学側は「風邪薬をくれ」と言い、こちらが「重症だからきちんと治療しましょう」と言っても聞き入れようとしない。というくだり。
グローバルスタンダードとリベラルアーツの意味。
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「大学の勉強は社会では役に立たない。だから就活の早期化に賛成だ」という意見は前半と後半に脈絡がない、と言われてああ確かに、と。
・行為が目的化している
・デモは一人で解決できない問題に対して起こすものなので、就活デモをするなら就活をした方がよい
・外部に宣伝するまでが改革
・グローバル化という割に英語での挨拶文がない、学生寮がない
・日本の大学は勉強しなくても出れると海外の学生にもばれている。わざわざ日本に来て学ぼうと思わない。
引用だけど、「自由になるために教養が必要だ」という部分がとても気に入った。
留学とか、ボランティアとか、学問とか、なんでもやりたいことを最大限できるように支援するのが大学の理想的な姿だと思う。
一方で「学校の勉強は適当だったけど世界一周したからいいんだ」とか、そういう学生はいけすかないなと思う。
学生の本分は学業だろ、と。
そこに原点回帰して欲しいなと。
ただ、原点回帰するほどの原点がないまま大学生になってしまう学生がほとんどだと思うので、
大学にいる間に自分の原点を見つけられたら儲けもんなのかな、とも。
それすらできない人がほとんどなんだもんな、と。
文系学生は生き辛い世の中ですね。
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大学に勤める者として、絶対に読むべきだと感じました。辛口な論調ではありますが、そんな中にも著者からの我々に対するエールが感じられ、タイトルほどに気分を害するものではありませんでした。
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著者の上から目線にたまにイラッとしながら読了。
まぁでも学生の学力低下を棚に上げて「こんなレベルうちの大学で教育する学生の水準じゃないし」と教育放棄する大学よりも、アルファベットの書き方から(ほんとにやってるらしい…)教育して、少しでも入学時より学力を上げて社会に出そうという大学を評価する立場にあるらしい。
例えば教員採用試験にしても一から十まで学内セミナーとか勉強会とか開いて対策してくれる大学もありますよね。僕が卒業した大学は「そんな試験のための勉強は自分でやって当たり前。そんなことよりもっとワクワクすること勉強しましょうよ。」ってスタンスだった気がします。どっちがいいんでしょうね。少なくとも僕は、あの大学でよかったな、と今でも感じています。
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就活についての指南書というわけではなく、視点を変えた就職活動についてまとめられています。
批判的就活という感じです
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タイトルは過激に見えるかもしれないが、
中身は日本中の大学を見てきた両著者らしい記述に富んでいる。
日本の大学のおかれている状況や、日本の大学生の状況だけではなく、
海外の事情についての記述も豊富。
一読するべき!
現在の日本の大学について知りたいならぜひ!!
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大学ジャーナリストや大学研究家(年齢も意外と若い!)が肩書きとして成り立つとは。
面白く読む分には充分ですが、さほど目新しいことが書かれているわけではなく、これが大学と大学生の全てだと思われては大変です。
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学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる
書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。
*このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに
配架しています。
*貸出状況についてはこちらから確認下さい。
貸出中のときは予約もできます♪
(鹿大の蔵書検索画面にとびます)
〔所蔵情報〕⇒ http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11111062822
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TOEICで100点台を取ってしまう学生にはじまって、ツイッターでカンニング自慢をしてしまう学生から、内定取りまくりのすごい学生、グローバル人材まで、今日もキャンパスは大騒ぎ。いやぁ、楽しそう。
本書は大学の「実情」を赤裸々にリポートした大学ルポであると思います。「最近の若者は」などとは死んでも口にしたくないフレーズのひとつではございますし、また自身も大学時代にはさんざ「恥」をさらし続けて生きてきたのですから彼らのことを批判するために自らのことを省みてみろといわれれば何も言うことは出来ないのでございます。
ここには「TOEICで100点台を取ってしまう学生」から「ツイッターでカンニング自慢をしてしまう学生」が出てくるのに始まり、就職活動で何社も内定を取る学生から何十社受けても落ちる「就活迷子」なども出てきて、さながら「ワンダーランド」の体をなしているのですが、そういうことは今に始まったことではなく、過去の資料を引き合いに出しながら、昔の学生も内定を蹴ったり、就職で苦労していたりと「なんら変わらない」当世事情と現在の学生ならではの「独特」の「生態」の対比が描かれていたりする場面が描かれていて、筆者の取材の丹念さが伺えました。
さらに、難関大なのに面倒見のいい大学や、偏差値は高くなくても在学中に鍛えあげて就職させてくれる大学に加え、少数精鋭、極限の「特進クラス」を持つ大学にグローバル人材と言えばあの大学というまさに「いたせりつくせり」の大学が紹介されており、これに関しては「高校の延長じゃないか!」と憤りつつ、逆を言えばここまでしないと就職が出来なかったりするのかいなと少しさびしいものがありました。
個人的に大学時代、大いに感銘を受けた伊集院静の「海峡」三部作や白川道の「病葉流れて」三部作とはほとんど真逆の学生生活は、「幸せ」だとは思いますが「何か」が足りないような気がする。そんな一抹の「寂しさ」を感じるのは僕が「老成」したのか。それとも…。書いていてもよくわからなくなってきました。
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文体に品がない。また、それを「辛口」と誇っている点が、もの書きとして若いなぁ、と。
内容は広く浅く。本書をとっかかりにして興味持った分野を深めていけたらよい。
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【内容】
痛快!大学事情暴露本。『最高学府はバカだらけ』『就活のバカヤロー』でおなじみ?大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏と大学研究家・山内太地氏の共著。いまや全入の時代といわれる大学の抱える諸問題:経営運営、定員割れ、バカ学生、就活戦線、グローバル人材の育成等々・・・をデータや実際の大学取材を交えて明らかにする。
【注目ポイント】
タイトルからして、かなり飛ばし気味な内容であり、「バカ学生」「アホ」「ダメ」という単語がやたらと目につく。だからといって、「これだから最近の若者は・・・」という論調の内容ではなく、昔の学生(文章中では明治にまで遡って言及)のネタも織り交ぜつつ、現代の社会・大学・学生の抱えるジレンマや、定員割れ大学の一念発起策の成功例失敗例、就活のお笑いみたいなホントの話をざっくばらんかつ大胆に展開していく。
【ココがいい!】
大学名を明らかにした上で各大学の取り組みを紹介・批評している点が良い。
アホ大といわれようともがんばってるんだ!という叫び声が聞こえてきそう。
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最近の頭の悪い学生を見ていると殺意すら感じてくるものだ。
ブランド構築ができない大学が多すぎる。
大学はもう日本で10-20くらいで十分なんじゃないだろうか。