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この反感を買いやすいタイトルが、本当にこの本を読んでもらいたい人を遠ざけないか心配です。
学生の低学力を認めない大学こそアホ大学。必要なのが分数なら分数を、掛け算九九なら九九を教え、少しでも社会人として使える人になるようにするのが現代のよい大学。
今や大学はキャリア教育場所になったと、それがよく分かる1冊。
「分数計算が出来ない学生を大学に入れるな」というのは無理な話。文科省が大学設置基準をユルユルにした結果、大学の数はもう増えてしまった。
18歳人口が減り続けている今、(一部の難関校を除き)大概のつぶれたくない大学は、低学力学生を入れないわけにいきません。
学部は質のいい労働者を送り出してくれればいい。学問や研究は大学院でしてくれというのは文科省の方針ともいえます。
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http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036645
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手放しで面白い,最高.
(ホントは当事者である立場上笑ってばかりもいられないのだが)
大学関係者必読の書として薦めたい.
ただ,第3章 講演「受験生をゼロにするためのパンフレット作り」と第6章 日本バカ学生史は,私的にはちょっと退屈したので,星はマイナス1.
言いたいことは分かる気がするのだけれど,他の章のインパクトに負けてしまっているかな.
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上場企業とは?
現代の日本の大学および大学生の実態がここに...
海外の大学と比べてみると日本はこれほどまでに遅れていたのか..
どうなる日本の教育、そして将来の日本.......
どうにかなる!2015
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大学の売り出し方の本。
確かにこういう学生いるいる、と思いながら読んでいた。
学生の学力に合わせるか大学としての機能を優先するのか、悩むところ。
ここに指摘していることは確かなのだが実際に働いているとわかるんだけれど、ということが多くある。
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最近の学生の話とか定員割れから脱した大学の話とか昔の就活の話とか色々。
自分の知らない大学の話があって結構面白かった。
留学必修科目の大学は結構あるんだ。
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実例がたくさん盛り込まれているので、いかに○○かという問いかけが本書の中で散りばめられていました。
読みながら、円安で利益を上げる企業が多い中、英語教育は果たしてこれで大丈夫なんだろうか、海外勢に既に負けているとも言える現状の打開策は見えてくるんだろうか、などなど、考えざるを得ませんでした...
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『最高学府はバカだらけ』(2007)で定員割れに悩む「崖っぷち大学」の生き残り戦略を描いた自称・大学ジャーナリストの【いしわたり・れいじ】氏と、日本国内で700を超える全ての大学を訪問取材した大学研究家の【やまうち・たいじ】氏による共著。校名の変更によって逆に人気が落ちて定員割れを招いた大学、学部名をカタカナ化して改革したつもりになっている大学、広報が下手で受験生が集まらない大学などの迷走を指摘する一方で、そんな大学生活で勉強も成長もせずに就活で苦労する学生たちの実情を追跡する。タイトルはちょっと強烈だが、昨今の大学政策の「アホさ」を分析し、迷える大学生に充実した学生生活と幸せな就職を望む気持ちに溢れている。
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就活に関係するさまざまな「分野」にもの申す一冊。
学生、大学、就活業者、それぞれに「なんか問題あるんじゃないですか?」と投げかけている。
興味深いのは第七章の「定員割れ大学のサバイバル競争」と第八章の「マンモス大、グローバル人材とバカ学生の間で揺れる」だ。このあたりの大学事情は、簡単にニュースチェックしているだけではまず入ってこない。
いろいろな大学が、生き残りをかけて、あるいは学生の将来を考えて、さまざまな施策を打っているのだな、と改めて感心した。まあ大学も「ビジネス」扱いされれば、当然そういう経営努力は必要になってくるだろう。それが、是なのか非なのかはわからないが。
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単なる今どきの学生は...という内容だと思ったら全然違う。けなすべき大学や学生をけなしているものの、何がアホなのか、何がバカなのかちゃんと説明しているという意味で学生や大学関係者だけではなく大学進学を考えている人たちにも読んでほしい。
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バカな学生の方がマジメ学生よりも上手くいく、というのが面白い。一般の「馬鹿」とは定義が違う部分もあるが。
結局のところ要領の良いヤツが上手くいき、馬鹿真面目なやつが損をする。
これ大学受験する前に読んどきたかった。もし現大学生がいたら、それでも読んどくべきとお薦めしたい。
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タイトルから、大学や学生をこき下ろす低俗な内容かと思われたが、なかなか興味深い内容である。単なる大学批判ではなく、評価すべきところはきちんと評価している。また、大学だけでなく企業の採用のあり方に一石を投じている。
とはいえ、提言については一般論に終始し、目新しいものは特にない。この手の本の限界なのだろう。