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メルカトル鮎シリーズ 短編集
新しい作家さんにチャレンジ! 開拓ってことで購入してみた^^
表紙の感じからして もっとアク強いかと思ったけど 意外とフツウで読みやすかったです
また読んでみてもいいカナ^^
ホームズとワトソン形式のコンビ話
ホームズ役がメルカトル鮎 ワトソン役が美袋
メルカトル鮎の性格が悪魔のようなヤツ・・ と美袋は散々ゆっておりますが・・
そんなに性格悪くもないっていうね (^o^)
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1作品目でいきなり美袋が落ち込んでいる。メルカトルは傲岸不遜極まりない。おもしろいと思える作品もあれば、ちょっと「無茶だろ」とおもえる作品もある。メルカトルは「私の言うことが絶対だ」的な探偵なので好き嫌いは分かれるかもしれない。
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銘探偵メルカトル鮎と、推理小説家美袋三条が巻き込まれる数々の事件。
メルカトルシリーズはデビュー作からの二作目なので、美袋くんとは初対面、メルカトルはこれでやっと彼を知るのだな、という感慨だったのだが、メルは翼のあれで充分メルだった。過不足なかった。
遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる
化粧した男の冒険
小人閑居為不善(『閑』は実際はもんがまえに月)
水難
ノスタルジア
彷徨える美袋
シベリア急行西へ
の、七作収録。
メルカトル鮎のゲスぶりとそんなメルによくよく利用される美袋くんの受難がもうひどいのなんの(笑)。メルカトルは決して好きなキャラクタじゃないのに、不思議と情を持ってしまうのは……瑠璃鳥のアレと同じ理由なのだろう。
メルの推理はいろんな意味ですごくて、逆に真実がどうなのか分からなくなる。メルを疑えば、これはすべてリドルストーリーになってしまうのだが。
しかしこんなメルと長く付き合っているのだから、多分美袋くんも相当に歪んだ人間なのだと思う。
いつか殺してやる。
だもの(笑)。
残念だったねぇ、美袋くん。
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メルカトル鮎。 短編集。
麻耶さんワールド、ハマる!
一般的な推理小説とはちょっと違うところがツボ。
素直に、解決した!良かった!ってことはまずない。
後から内容思い出せるように自分メモ。
瑠璃鳥:美袋の恋。佑美子。睡眠学習。
化粧:口紅。
小人:メルのチラシ配り。アリバイ作りの訪問。
水難:女子中学生の幽霊。
ノスタルジア:メルが書いた小説の犯人当て。上杉謙信。
彷徨:大黒のシガレットケース。
シベリア:列車内。眼鏡とコンタクト。左利き。
美袋くんはよくメルと友人やってられるなぁー。
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メルカトルシリーズ独特の「アク」が強く出ていますが、どの短編もロジックに緻密さと切れ味があり、非常に良く出来ていると思います。メルカトルの非道っぷりが面白かったです。
【遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる】は傑作。【小人閒居為不善】、【彷徨える美袋】もお気に入りです。
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美袋三条がかわいい。
メルがあんなに鬼畜なのに憎めないのは、美袋くんのおかげだろう。
それにしてもメルの解決速すぎ。
長篇には向かない探偵
って自分で言っちゃうのもわかります。
本書の見所は、
やっぱり美袋くんがメルに殴り倒されるところでしょう。
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ずっと読みたいと思ってたメルカトル鮎物をやっと読みました。
噂に聞いてたとおり鬼畜ですね。
まぁでも探偵がかならずしもいい人とは限らないのだからこれはこれでありかと。
なにより美袋くんとの掛け合いが面白かったです。
本当に何故こんなにも嫌な奴と思いながらも付き合い続けてるんだろう…
『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』『小人閑居為不善』『彷徨える美袋』が特に良かった。
小人~は解説にも書いてありましたが、事務所に依頼人が来るというホームズのスタイルに近く、ラストの黒い感じも良かったと思います。
彷徨える美袋は見事な振り回されっぷりがまた…。
ラストは名ゼリフですね。
メルの性格が性格なので万人受けはしなそうですが、私は面白く読めました。
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まさに外道!な探偵・メルカトル鮎と、友人の推理作家・美袋三条のための7つの事件。こりゃ凄い。収録作すべてが高水準なミステリ短編集なんて久々に読んだ。 本格ミステリとして以外には、ふたりの歪んだ関係も見所。探偵を本気で殺そうとするワトソン役なんてなかなかいない。美袋はもう大人なんだから付き合う友達を 考えた方が良いw
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メルカトル鮎って…すごい最低な探偵じゃねーか!!!(ほめ言葉)(笑)
何かもう、ここまで外道を極めるといっそ清々しいですね!(ほめ言葉)
とりあえず、美袋くんは、ワトソン史上ハイクラスの可哀想な相棒ですね。こんなに探偵のことを憎々しく思ってるワトソンもいないよなあ(笑)。まさかの「いつか殺してやる」発言ですからね〜(笑)。
でも、「瑠璃鳥〜」でメルカトルが美袋くんに指摘したある事実を読んだ時に、
「散々、メルカトル憎しや恨めしや!って言っといて…本当は好きで一緒にいるんじゃないの? 美袋くんも、“OH, GOD, YES”なアドレナリンジャンキーなんじゃないの〜?!(出典:SHERLOCK)」
とか思わざるを得ませんでした。メルもメルですが、美袋くんも美袋くんですわあ…(笑)。
◎遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる…友人の同窓会に参加することになった美袋。そこで出会った女性と一夜を過ごした彼を待ち受けていたのは、非情な殺人事件だった。
友人のつかの間の恋人を殺した犯人を暴いたメルカトルは、彼が恋をした理由をも残酷に指摘する!
◎化粧した男の冒険…死体の顔に化粧が施されるという奇妙な事件が発生した。翌日、どうしても見たいショーがあるのに…不機嫌になるメルカトルは、関係者一同を集め、早急な事件解決を試みることに。
犯人指摘の為にメルカトルが取った、探偵史上稀に見る手段とは?
◎小人閑居為不善…メルカトル鮎、安楽椅子探偵になるの巻。彼が編み出した、【依頼人に事件を持ち込んでもらう】驚愕の方法とは?
◎水難…幽霊が出ると噂の旅館の土蔵で、二体の変死体が発見された。彼女達には事故で幽霊となった少女をいじめていた過去があり、メルカトルは両方の捜査に乗り出すが…。
メルカトルと美袋が最後に取った、あまりに自分本位な行動とは?
◎ノスタルジア….メルカトルが何の酔狂か推理小説を書き、美袋に挑戦状をたたきつけた。「君に犯人が指摘できるか?」ーーそして明らかになったのは、アンフェアギリギリの解決編だった!
◎彷徨える美袋…「いつか殺してやる」ーー何者かに拉致され、友人の妹を見す見す何者かに殺され、意気消沈する美袋。彼のSOSを受けて乗り込んだメルカトルは、鮮やかに犯人を指摘し、そして下劣極まりない真相を披露する!
◎シベリア急行西へ…
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初っぱなの短編から飛ばしすぎ。後の短編の期待度が上がりすぎてしまった。それでも面白かったけど。
「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」がベスト1。麻耶雄嵩の短編集は1つ飛び抜けて面白い短編があるものばかりな気がする。
メルカトルと美袋の関係も面白い。
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先に『メルカトルかく語りき』を読んだのがまずかったのか。もっとエグいのを期待してしまっていた。しかし最初の短編『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』は飛び抜けていた。そんなロジックありかよ。メルカトルの手にかかると、全ての情緒は冷徹な事実と打算に還元されてしまう。その事実から無理矢理ロマンを見出だすしかない。解説でわかった、ロシアへ行くくだりも良かった。
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相変わらずのメルの鬼畜っぷり、美袋くんの哀れさが印象的な一冊。ミステリとしても、やはり無理解釈はあるものの、面白味がある。
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メルカトルの名推理に拍手
「メルカトルかく語りき」を読み、メルカトルにすっかり魅了され、本書を購入。こちらは割合普通の殺人事件の短編集のようだと思いきや、やはり一味も二味も違う。1話目が特に印象的。短編でこれほど感情を揺さぶられるとは。恐るべし麻耶雄嵩。
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2015年私的ベスト1(短編)
「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」
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「なんだこれ!」
読んでいる最中、読み終わった後、私の頭に浮かんでいたのはその一言であった。本のジャンルは何かと聞かれれば、もちろん『本格推理小説』にあたるのだけれど…ミステリに於ける常識を覆すどころか、引っ掻き回してしまっている!その理由は言わずもがな、探偵役である〈メルカトル鮎〉のせいだ。時に本気で腹を立ててしまうほど横暴かつ憮然たる態度で飄々と事件を解決していく様は読み応えあり。純粋に『本格推理小説』が読みたい方にはおすすめはしない。しかし昨今ありふれた『本格推理小説』にマンネリを感じている方には、自信を持っておすすめしたい。
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短編集。
相変わらず最低なメルカトルと、そんなメルカトルに殺意さえ抱いているのに、結局同類な美袋。
1話目なんて、美袋が好きになった人が殺されタにもかかわらず、美袋が意味不明で、挙句に実はどうでもよかったんだ。とか言われて納得してしまうって…