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紙の本

祈るようにして読みたい詩集

2010/08/12 07:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「永遠の詩」全八巻の六巻めは、宮沢賢治。三十一篇の詩が収められている。
 巻末のエッセイは、あの椎名誠が担当している。

 この詩集の特徴のひとつは掲載された詩に鑑賞解説がついていることだが、宮沢賢治の代表作「雨ニモマケズ」の解説の書き出しにこうある。
 「この詩を、中学校の教科書で読み、暗誦させられた」(執筆は高橋順子)。同じような経験をした人は多いのではないだろうか。私の場合は小学六年生だった。この詩の全文をクラス全員が暗誦させられた。いま、そのことに感謝している。
 暗誦は、詩を読むひとつの楽しみだ。ただし、なかなかできるわけではない。授業のなかの、なかば強制的な教えだったが、あの時、覚えなかったら、この「雨ニモマケズ」もきっと私のなかにとどまることがなかったかもしれない。

 宮沢賢治の詩には、そしてそれは賢治の童話にもいえることだが、敬虔な祈りがある。有名な「永訣の朝」は何度読んでも、死にゆく妹トシをみつめる賢治の深い悲しみと祈りに胸ふさがれる。それは死を扱った作品だからではなく、生からつらなる死という大きなものをじっとみつめた賢治の魂にうたれるからではないだろうか。

 たぶん何度も刊行された宮沢賢治の詩集だろうが、本詩集の冒頭の詩が童話『双子の星』にある「星めぐりの歌」というのはうれしい。銀河鉄道の発車の合図のようだ。

 ちなみに、表紙の「ホメラレモセズ/クニモサレズ/ソウイウモノニ/ワタシハナリタイ」は「雨ニモマケズ」という詩の一節である。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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2010/07/03 00:57

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2014/03/09 01:04

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2019/10/19 07:02

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2022/11/12 21:45

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