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2015年8月6日読了。まんがで読破シリーズ、未読のドストエフスキーの名作を読んでみた。自分を天才であると考える・または天才であろうとする主人公ラスコーリニコフの苦悩は現代人である私からも非常に共感できるのは、本作品が人間の本質を突いているということなのか、人間社会がドストエフスキーが活躍した19世紀から大して進歩していない、ということなのか。原作を読んでみたい。
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原作を読みたいと思い、難解さがあると感じていたので、漫画から入れば読みやすくなるだろうと思って読んだ次第である。大まかな内容は理解できたような気がするので、原作も読みやすくなると感じた。主人公が殺人を犯し、罪と罰とはどういうことかなど苦しみもがいている最中、娼婦と出会い、自分と向き合っていくために、自首して欲しいと言われ、自首したが、意外な判決に寛大さを感じ、その後刑務作業をする姿は、自分の過ちを真摯に受け止め、後悔の念、自身を罰している気持ちが感じられる。当時から新世界の出来事は予言しているかのよう。
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英雄は結局全て許される、殺人は悪か?悪事の一つ二つ正義の為なら許される。ラスコリニコフは自らを天才だと過信し自分が貧乏で金がない現状を打開するには、強欲な金貸しババアを殺し金を奪っても許されると思い込み、念入りに計画を立て作戦実行するのだが、ババアの妹から殺害を目撃されババアの妹までも殺害してしまう。ババアの妹は誠実で優しい女性だった。完全犯罪になりそうだったのに切れ者判事から目を付けられ段々とラスコリニコフの精神は衰弱していき…娼婦のソーニャの存在に救われるのだが、正義もそれぞれの立場で価値観が変わるものだとラスコリニコフは夢で見た新世界で気付く。最後に人生には堪え難い苦しみと限りない幸福があると知る。ラスコリニコフの極悪人になれない精神衰弱していく様子が見応えあった。
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「非凡人(英雄)は凡人と違って、"正義"のためなら何をやっても許される」
という考えに取り憑かれて、一線を越えてしまった主人公の葛藤、ドストエフスキーの大作がよく表現されているが、脇を固める人々の生き様も短い漫画の中に結構きちんと表現されていて、上出来の一冊。
個人的にはソ―ニャの父、役人アルメラドフの、
「私は苦しむために飲む。飲めば飲むほど自分が下劣な人間だとわかる。」
というセリフが印象的だった。
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まんがで読破を読み切ろうシリーズ。罪と罰は海外文学の名著も読んでみようって買ってみたものの、そのまま積読。駐在の上海にも持って行って、持って帰ってきて。その後の度重なる引越のどこかのタイミングでブックオフに行ってしまっておりました。
重たそうだったので、結局原著を開けることが出来なかったわけだけれども、まんがにしたって、重いものは重い。
天才だったらなんでもやっていいのかよと思ったりもしながら、推理小説なのか、宗教を説く話なのか。
「まんがで読破」シリーズでたまにある、現代の話を交えたエピローグ。あれ、余計な気がする。
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かなりコンパクトにまとめてあるので、わかりやすく、短時間であらすじを把握することができる。ただ、読んだあとに余韻を残すので、吸収する時間もいる。何度か読むと、そのたびに思うことが違いそうな本。
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まんが 罪と罰 原作:ドストエフスキー イースト・プレス
あの長編小説を190ページのマンガにドキュメント
それでも解りやすく筋書きと著者の思いが伝わるからすごい
悲劇なのに後味が良いのも読み手にとって幸福だ
マンガの長所として
名前のわかりにくいロシアの小説などは
顔でわかるのでとても読みやすい点だろう
原文で読めるわけでもないから
ある意味これでも十分だと言えるかも知れな
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学生時代普通に挫折したのと。10円だったので購入。主人公の考えと実行後の苦悩がよくわかり面白い。あー、こんな話だよねくらいのレベルになれるのが良いところ。
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こんなお話だったのね。先輩が「『罪と罰』を読まない」読了後、『罪と罰』を読了。お前も読むよなの圧に負けて「まんがで読破」に手を出してしまった。
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この「漫画で読む世界の名作シリーズ」は「マツコ&有吉 かりそめ天国」でも紹介されておりましたが、
タイトルや作者は知っているが読んだことがない、という作品が気軽にマンガで読むことができます。
内容は特別好きなわけではないですが、これを読めば
「いや~優しすぎてソーニャかと思ったよ~」
「そんなラスコリニコフみたいに自己正当化してもダメだぞ~」
など罪と罰ツッコミにより同僚のハートをがっちりキャッチすること間違いなし。(あり。)
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感動した。自分を絶対的に正義だと過信することの愚かさが痛烈な物語で語られている。誰しもが持つ、悲しい性を鮮やかに描いた作品。
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有名な作家の有名な作品を、内容はだいたい知っておきたいけど全部読むのは…って時に役立ちます。
絵がちょっと怖いけど、それが世界観を出しているのかなーって感じです。
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罪と罰ってこんな話だったのね。
天才にしては弱い。よわよわだ。
しょうがないな。天才だって言い聞かせないと自分を保てなかったのだろうから。
それは本物の天才ではないけれど。
考えるのがめんどくさくなるの、よくわかるよ。
それにしても個性が強い絵だ。
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自分だけが正しいと思い込むのは病、という最終章の言葉が深かった。まるで世界大戦を予言してるような言葉だな、と思ってしまった。
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某YouTube大学で漫画版があることを知り読んだ。
原作に何度か挫折したので、分かりやすくまとまっている漫画で内容を知れてよかった。大まかな内容は分かったので、原作にリベンジしたい。
「自分だけが正しいと思い込む病ーすべての人々は他人の考えを軽んじ、互いに相手が理解できず、自分だけが真理を知っていると勘違いをし、つまらない恨みで殴り合いをはじめ互いに殺し合った。これほど自分だけが絶対と信じる人々はかつていなかった。すべての人々が罪のなすり合いを初めてついに何もかも滅びてしまった」
この最終章の言葉が印象的だった。二回に渡る世界大戦や現代のテロ、それに対する報復戦争、ネットでの誹謗中傷の予言のようだ。