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考えてからしゃべる、これはその通りだと思う。
生返事だと、不快な気分にさせてしまうものね。
「話す」ことは、当然いろんな場面であるわけだけれども、
本書にはその際に気をつけておきたいエッセンスがちりばめられています。
・事前に相手のことを調べておく。
・上司のほめ方
・「だから」を疑え
・和語を使う
この辺は、自分でも気をつけていこうと思いました。
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著者の梶原しげる氏のアナウンサーとしての経験をもとに語られる「言葉」についての本です。
タイトルの『即答するバカ』という強気なタイトルに思わず注目してしまうが、新書でときどきあるタイトルだけは良かったという出落ちな本ではない。表現について役に立つことが満載、とまではいかないけど、全体通して参考になった感をきちんと残してくれます。
言葉に出す前にいかに考えられるか、がこの本のテーマだと思いました。口に出すことで、意図しない形で伝わってしまうこともあるわけだが、ちょっと考えた言葉遣いをするだけで好印象を与えることも出来る。
即答しないで一度「待てよ」と考えることで、バカに思われる確率は少なくなるはず。当たり前のことではあるけど、冷静に考えて生きようという教訓を確認できる一冊でした。
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ここでいう「即答」とは、「承知しました。ありがとうございます」とまず答えて方法を思案する―という積極的なものではなく、「無理っす!」と反射的にコミュニケーションを打ち切るもの。だから「バカ」。とはいえバカ論は最初の3ページだけ。20年のアナウンサー歴から、ちょっとした返答に込める機微を教えてくれる。
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会話の中にさりげなく相手をリスペクトする気持ちをはさむ話し手と、それをするどく察する聞き手がいて、人間らしい高度なコミュニケーションと言えるのではないだろうか。
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私の仕事は、お客様にいろいろなことを伝えなければなりません。分かりやすく伝えるために、その道具である言葉の使い方には注意をしてきたつもりですが、まだまだ足りない。
言葉が人を動かす(命令ではありません)。言霊といっては大げさですしピントはずれですが、言葉に心が乗り移るのは確かでしょう。
そして、「言葉の積立貯金」を私もしようと思いました。話すことを生業としている方にはお勧めの一冊ですね。
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蛭子能収のくだりが印象的。一見すると「できる人」とはほど遠いが、分をわきまえながら仕事そのものを楽しみ、ご機嫌と楽天のオーラを職場にふりまく人。へらへらしながらも気骨溢れる口をきく人。「ゆるさ」は天然ボケ、マイペースというだけじゃなく、逆境をのりこえる「打たれ強さ」でもあるのではないか、という記述。
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元アナウンサーの梶原しげるさん著の、自分の体験や芸能人を話題にしながら、会話力の例を説明する本。
タイトルの「即答するバカ」は「もっと考えた言葉をつかえ」という意味に受け取った。
「考えた言葉を使っている人たち」はどのように言葉を使うかの例を挙げ、解説した本という印象である。
そのため、
「○○をしたければ□□しろ!」
というわかりやすいアドバイス書ではない。
しかし、どれも会話力の肝になっていると感じられた内容であり、
700円なら、煙草2箱の代わりに買っても良いと思った。
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http://umagoon.blog17.fc2.com/blog-entry-1414.html
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日経ビジネスアソシエオンラインに連載されたコラムをまとめたものであるとのこと。
ひとつひとつの内容が短くスッキリまとめられてあり、エピソードも面白く非常に読みやすく、それでいてきちんとコミュニケーションの秘訣がわかりやすく書かれている。
気軽に読めて、ついでに毎日のコミュニケーションで役立つコツが得られる本、という印象。
書店で印象づけるためなのだと思うが、「即答するバカ」というタイトルは内容と比較すると少し強すぎる印象。書き口は決して辛くない。
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そうなんだよな。と思うこと多々あり。しかしどうしてよいのかわからないこともあり、日々世界は変化していく。言語共に。
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本書の記述は決して深いものではない。論理的であるともいえない。かといって持論に酔っているという感じもない。むしろ、著者が他人から、あるいは自分で得た知識や経験を、「こんな話もあったよ」と読者に語りかけるような構成になっている。
これは一言でいえば、「喫煙所の雑談」に似ている。
例えば会社の喫煙所では、日常的な仕事の上でつながりのない人々がなんとなく仲良くなり、雑談をするようになる。こういうときの雑談は、特に若い人間にとって大変役に立つ場合が多い。人生の先輩にその経験や知識を披露していただけたり、自分の考えや意識についてもフラットな目線で聞いていただける、願ってもないチャンスなることもあるのだ。もちろん、喫煙所に限らず、社内で趣味の合う人たちを集めてサークルを作ったり、誘われて飲みに行ったりと、「大人の雑談」に参加できる機会は多い。
本書はまさに著者による「雑談」ではないかと考える。
そう捉えてみると、「なるほど、そういう考え方もあるか」「なんだってそんなこまかいことをぐちゃぐちゃ言うかな」など、気楽に著者の主張を受け入れ、受け流すことができるように思う。文章はさすがにアナウンサーだけあって非常に読みやすく書かれているので、なおのことである。
いろいろな話が書かれているのだが、著者は非常に日本語を大切にしている、ということはよく理解できたし、共感できた。なんでもロジカルなものが求められがちな昨今であるが、日本語の機微、日本人のメンタリティを今一度考えなおすことの重要性を訴えることには、一定の意義があると感じる。
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職業柄、言葉遣いというか伝え方というか、言い方には気をつけていきたいと思っているので、参考になりました。
また、言葉遣いや伝え方をどうするか、そのためにどこまで頭を使うか、どう使えば良いのか、色々と考えさせられた本です。
とくに「ひらがな」で考えてみる、というのが面白い。最近の政治家の発言を、難しい言葉ではなく「ひらがな」で考えることで思考を整理、クリアにしていく例としてあげています。
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題名を見て、「もしや・・・私のこと??」と思い、購入しました。
当然と言えば、当然の話が書いてあった気が・・・
これらをすべて実践できているかどうかといわれると、話は別なんですが。
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言葉のマナーを今どき事情の解説含め、テンポよく読ませる。中身が濃いわけではないが、それなりにまとまっており読み物としては面白い。大事に保管するほどではないので、すぐに売ってしまうだろうが。
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自身の言葉遣いに絶対の自信を持っている人ってどの位いるのだろう?
本書は、梶原しげる氏が自身の経験や、芸能界での出来事から、
言葉の考えて発する必要性を書いている本。
喋りのプロである梶原氏でさえ日本語を使いこなす難しさが書かれている。
自分の言葉遣いを見直すよい契機となる本。
と同時に、改めて日本語の難しさも感じる。
でも、日本の教育の中でキチンと教える機会の少ないことも問題だろう。
印象に残った箇所は・・・
褒める時は他者の評価をきにせず、素直な感情を表現する
悲しい・ツライ話には同情ではなく共感する
言葉の預金残高を増やすことが表現力を豊かにする
読みやすく、為になる正に新書の良さを実感出来る本。