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感情、とくに「怒り」のコントロールに関する著者の考え方に共感する。
感情が波立たないように、自らをコントロールしていくことの大切さ。そのためにどういうことに取り組んでいくと良いかも書かれている。
仕事に関するページ(職場の人間関係や、仕事への思い)は、思い当たる部分も多くて読み甲斐があった。
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どうにかなりそうなふさぎこんだ気持ちを取り扱うためのハウツー本。目先の小さに損得感情に惑わされること、考えなくて良いところに心のジャックを接続してしまうこと、自分をコントロールしている感じ無しにながら作業で今に集中してないことがわたしにとっての主な原因だった。今を大切に自分を大切にコツコツと。
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テーラワーダ仏教のスマナサーラ長老の言うところの
ヴィパッサナー瞑想ととても近しいものを感じました。
誠実な語り口で、なかなかに好感の持てる良い本です。
人にも勧められると思います。
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言葉のたとえや表現がわかりやすかったです。
心の状態は、身体に出てきていること、
「今ここ」を冷静に見つめる集中力を身につけること、
目の前にあることをひとつずつ積み重ねていくこと、、
などなど
ちょうど迷いの真っ只中にいる時に読んだので、いい参考になりました。
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会社の先輩から借りて。
現代の人は「今,ここ」を楽しめなくなっているという話があるんだけど,まさに自分は思い当たることが多く…。いつも先の事ばっかりを心配していて,しなくていい心配までして不安になることがたしかに多いなあと。
「今,ここ」だけに集中することって意識的にしないとあんまりできないことかもしれないなあと思いました。ごく実戦的なレベルで,咀嚼や瞑想ができそうなので,私も生活に取り入れていきたいなと思いました。
あと,仕事なんかで他人を比べることを辞めるようにしたり,上空3万メートルから「豆粒のような」自分や,苦手な相手を見下ろすイメージをしてみたりするというのも,簡単に取りいれられそうなので,実践したいです。
取りいれられるレベルでのアドバイスもあって,参考になる本でした。
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名越康文さんの著書。
このひとの本はまだそんなに読んだことがないので、まだまだ感覚が掴みきれていない。
でも、時たま文中に「これええなあ」と思えるような、救いのような言葉が書いていたりする。
感情的にならない、今の目の前にある課題に一生懸命になる、自分の生活の一部分でもいいからコントロールする、絶望と絶望的の違い、腹を括ること、開き直りが大事、など。
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後ろ向きな意味ではなく私たちは本能や真理みたいなものには逆らえないと思う
正解を持っているから教えます、という不遜な態度ではなく、生物や真理というものに寄り添い、どうしたらいいのかなと名越先生自身も考えられているように思いました
特に面白いと思ったところは、
“幸福は絶対に過ぎ去るもの(それは苦悩も同じ)”
→これが受け入れられるとだいぶ楽になるなと思いました
“感情の虜になっている自分を素敵だと大肯定している”
→感情的であることは素晴らしいという讃美にうんざりしがちなので大納得です
“大人になっても「相手の視線から、態度から、潜在的に愛情を得たい」”
→確かにそうだなと 求めるだけではなく与えられる様になれたら素敵
心理を語る人は自分の作った箱に相手を振り分ける傲慢な印象でしたが
名越先生は観念に話が及んでいて、観念的な話はどこか宗教のにおいがします
宗教の本質が徳の理解だとすれば、理由が抜け落ち、形式にすがる姿が
宗教そのものの価値を暴落させているのだな、宗教自体は本質的には面白いもので
人間にとって必要なものなのかもしれないなと思いました
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朝起きて、顔洗って、コーヒー淹れて…とか、意識しなくても、こなせてしまう一連の流れを「自動操縦」の状態って紹介されてました。言い得て妙。
それを、ひとつひとつ意識して、やってみたらどうなる?
これは簡単そうでいて、実際にはなかなか難しくて、だけど、試してみると、書いてあることが「なるほどな」と思えます。
その他、世間で「良い」と思われてることは、実はこういう(悪い)面もあるよ、とか私は好きですね。
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今、ここに集中する事の大切さ。
問題は、自分の中にある。
アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる。
こだわり、執着を捨てるキーワード。
「これもまた過ぎ去る」
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・今に集中する。
・「過程」の今を楽しむ。
・朝起きてからの1時間、一つ一つの行動を意識化して、ちょっと集中する。
・1日1分だけ、意識化して集中する。
・心が解放された時があったら、その感覚を覚えておく。
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2年くらい前、「怒りをコントロールする」みたいなテーマで近所に名越先生が講演に来てくださる!とのことで会場に向かっていたところ、おじさま&若い女性にぶつかりそうになった。すいません!とそのまま失礼し、連れが来ないので喫茶店で時間を潰すことに。講演開始。あっ名越先生さっきのおじさまの服装と似て…あっご本人?!!!ぁああああああ となったことがある。その講演会で紹介されていた本。目が悪いのをこんなに後悔したことはない。読みたい。
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瞬間瞬間を大切にすることで、心がふっと軽くなる方法をアドバイスする精神科医の先生による一冊。今の時代を生き抜くのに必要な考え方や捉え方が学べるのではないかと読んでみた。本書全体を通して、とにかく「いま、この瞬間」を大切に生きることが大切なのだということ。遠い未来や遥か過去にとらわれすぎてはいけないこと。目の前のことに集中すること。そして、すべては心の中で起こっているということ。それらの大切さを改めて感じることができた。何かとメンタルヘルスが叫ばれる今の時代・社会にあって、目には見えない心のあり方について対話形式で語っていただき、生きるヒントをもらえた気がする。
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雑誌でお笑い芸人の若林と対談していた内容が興味深くて、以前からこの著者の本を読んでみたいと思ってました。
ネガティブな感情が湧き上がるのは、過去の後悔や未来の不安に意識が向いているから。今ここの瞬間に集中し、結果ではなく過程を充実させること。など、面白い指摘。
あと、夢を持つうえで注意すべきこと、というような話もあります。最近まで、夢を持つことはいいことなのかどうなのか、少し考えてた時期があったので、その悩みにもアドバイスがもらえました。
読んでよかったと思える内容でした。
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何かと生きづらい現代社会で、鬱状態やネガティブ思考に囚われて辛い思いをしてる人が増えつつある、気がする。そういう人に向けたアドバイス的なお話が、対話形式で綴られている。作者が長年考察して導き出した理論は、論拠はなくとも説得力がある。
内容のせいか対話形式なためか、つい傍観者目線で読んでしまった。そのため貴重な話もあまり心に残らず、それが残念に思えた。
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内田先生との対談や鼎談でお見かけして、興味があったけど著書を読むのはここが初。移動用に薄いのを選んだけど、読み応えのある興味深い内容でした。拘りはもともと薄いし、環境以外には影響されにくい、寧ろ影響受けたい気はするが、『今、ここ』に集中するっていうのは覚えておきたいな。本当に集中力が無い、というか同時に二個以上のことを考えたりするから集中できないのかも、とわが身を省みる次第。
「自分自身だけしか守るものがない人が、いちばん弱くて傷つきやすい。『守るべきものがある』ってことは、『自己』を分散させられるってことだとも言える。」「落ち着いた心を保つことが、生きる力の強さにもつながる」
「『まずは自分から気分を良くする』ということ。自分が楽にならないと、人を楽にしてあげられない。」