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紙の本
決意の意味と他者の思惑
2015/09/14 14:53
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
結界術師の卵であるカーネス・アルコットを護衛する任務を王宮警備隊から引き継いだコーグスの剣士ノラ・グライドと魔道師アイ・グライドは、双剣士フレイクや氷剣竜ゴーヴェドル、カーネスの対竜結界の助力を得て、両親の仇である劫火竜ウォーフィアの右目に手傷を負わせ、退けることに成功した。
しかし、カーネスを王宮に届けるまでは、再びウォーフィアが襲ってくることは覚悟しなければならない。馬車で王都に向かう途上で、シェリー・モットレイという凄腕の魔道師と知り合い、ウォーフィアの目を欺くため、ノラ&カーネス&ウォーフィア組とアイ&フレイク組に分かれて街道を進むことにするのだが、ウォーフィアも自分の傷を補うために、陰風竜シェルグーヴの協力を得ていたのだ。
向かう途上に先回りされ、劫火の下に焼き払われる街々。その惨状が自分のせいで引き起こされること知り衝撃を受けるカーネスは、早く結界術師として一人前になって、竜を追い払えるようになりたいと願う。だがそれは…。
展開は王道的なので、1巻と同様に驚きはないのだが、人間を障害物としか考えない大部分の竜と、人間大好きな竜という対立軸を設定し、かつ、その竜に好意を寄せる人間という構造を付与することで、単純な竜と人間の対立ではなく、様々な立場を乗せることに成功している。
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