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面白かった!!
上巻から何がなんだかわからず先が知りたくて一気に読んでしまった。
じわりと怖くて、本当に面白い。
ラストは意外なような気もするけど、やっぱりという気もあり驚愕とまでは行かなかった。
伏線がたくさんあり、ミスリードもされ本当に面白かった。
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見事です。素晴らしい作品だと思います。胸をはって人にオススメできます。
伏線が散らばって最終的には全部ひろいきる。死者は誰かー読者をああやられた、と思わせると思う。
※ネタバレ
ただ個人的にはどうも綾辻さんとは相性が悪いらしい。やられた!とは思わなかった。読後の快感もあまりない。「呪い」自体の解決はしないままか、という感じ。(現象なのだからしかたないが)
結局現象はなんなのか、ミサキの左目はなんなのか。ファンタジーな部分をそういうものと納得させて読ませてはくれなかった。
今回はなんとか乗り切った話で根本的には何も解決はしない。いつか忘れるし形として死者の名前を残せないしチゼ先生はきっとこれからも観察者を続けて今回もまた「二度目の途中終了」として残されるだけではないか?
現象自体の解決、または謎の解明を期待して読んだのでスタートから作者の意向とは違う読み方をしてしまったからかもしれない。
また死亡の描写としても非常に淡々とした印象をうけ、生々しさを感じなかった。担任や合宿の管理人の妻のときの狂気さや異常性も同様である。死亡した人間に対する主人公の反応も文面だけ、そこから感情や熱を感じられなかった。
ミサキの葛藤にしてもそう。
薄気味悪さはあるが全体的に全てにおいて「生々しい」ものを感じられなかった。
ただあくまで個人的な印象であり、客観的にみれば作品は素晴らしいと思う。読む価値は充分にある。
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凄惨さとミステリ度が大きく上がってきた下巻も上巻と同じく読みやすく、ふと気がつくと後半まで読み進めてしまっている感じでした。
何といっても伏線の回収が鮮やか。気になっていた言動から、ここも伏線だったのか、と思わぬところにも張られていた伏線がつながっていくのは、ミステリーらしい面白さがあります。
クライマックスの合宿所の場面はホラーとしての恐怖の描写や緊張感もありました。
ただ本格ミステリとして評価するとなると少しアンフェア気味?とも思ったりするところもあって、そこが少し残念でした。
恒一と鳴の距離感は青春小説らしい感じで好きでした。作品全体の雰囲気も良く、ラストの驚きも綾辻さんの作品をあまり知らない方ならかなりの衝撃があると思います。
解説で初野晴さんが書いているように、綾辻さんを知らない人がこの作品のアニメ化や映画化を機に、これからこの本を読むのかと思うと、その人がうらやましい。
2010年版このミステリーがすごい!3位
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いやぁ、素晴らしい。有り得ない現象が存在する世界観に、本格ミステリ要素を上手く絡めて、見事に昇華させてる。そして綾辻作品に共通する、爽やかというか、さっぱりするこの読後感が堪らない。来年「奇面館の殺人」 が出るらしいのでそれも楽しみ。
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結末が気になって一気に読んでしまった。
よく考えれば、色んな所に伏線があったんだなと。
しかし全然気づけなかったw
最後までいろんな人を疑ってみたけどどれも外れだった。
本当に最後の最後まで真実に気づけなかった。
久々にこんな面白い本に出会えた。
もう一回最初から読もうかな。
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少しずつ話が展開しはじめる。あの人は死んでいる?この人はどう?ついに核心に!綾辻作品は字の横の点はよーく読んでおかないといけません。定型的なミステリーではなく、ホラー作品です。
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アニメ化されるというので手に取りました。
気にはなっていたもののホラーっぽいイメージがあって敬遠してきた作家さんの作品です。
恐る恐る読んだ結果は・・・大変面白く読ませていただきました。
残酷なシーンも確かにあるのですが、話の面白さに押し切られた感じで一気に読みました。
起こっている出来事と結末は陰惨なのに、エピローグのおかげか読後感は意外なほど爽やかです。
全体的な「空気感」は「是非とも映像化して欲しい!映像で観たい!」と思いながら読んでいましたが、最後まで読んだ今、「これって映像化したら面白さが半減するのでは?」と思っています。
でもやっぱりアニメが楽しみ )^o^(
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テープのところとか怖さ絶頂!
でも最後のほうがちょっとバタバタしてて、もう少しの解決がほしかった。
現象そのものの続編に期待。
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以前読んだことがあったけど、文庫化されたので読み直す。
物語の結末を知ってから読むと、いたる所に結末のある(仕掛け)に向けた伏線があることに驚き。
さすが本格派の先頭を走る綾辻先生。ちゃんと初見でも結末を予想出来る作りにはなっている。
しかし、予想出来る作りにはなっているけど、実際にこの結末を予想出来る人は少ないだろうな。
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すごく面白かった…。
まさか(上)の時から伏線が至るところにはられていたとは…。
死者が誰かというのは火災が発生して、千曳さんが出てきたあたりで予想できてしまったけど、あの人がああだったとはまったくもって予想してなかった。まさにやられた!って感じ。
1月からはアニメが放送されるし、今から楽しみ!
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面白かったー!綺麗なホラーだった。。今まで読んでた綾辻作品はグロテスク系ばっかりだったので、意外な1冊。これはこれでありだと思いました。文庫化待った甲斐があった!
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綾辻さんはいまいち好きじゃないと思いながらも、学生時代からのお気に入りフォント、キネマムーングラフィックスのハネが表紙に使われているのを見て、あと表紙のイラストが好みだったので買ってしまう。やっぱりつっこみどころ満載だったけど、まあまあ面白かった。
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死の連鎖を断ち切る方法が見つかり、死者も鳴のおかげで判明するように。
でも、この方法は結局今年の災厄しか止めることができないので、またある年になると死の連鎖が始まり、根本的な解決にはならないと思う。
しかも鳴のような能力を持った人間がいないと、まず使えない方法だし。
根本的な解決がないものとかと思った。
続編を考えていると巻末に書いてあったので、ぜひとも続編を出してもらいたいと思う。
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やっぱり綾辻さんです~、見事に驚きました。
ジャンルとしてはホラーなので、超常現象的な事はあるんですけど、それでも本格の要素(謎解き)もあって、とっても面白かったです!
読み返すとおそらく、すごく伏線があったんだと思われます。
上巻ではさほど人が死ぬ事もなく(って何人か死んでますけど)、あっさりしてるなぁと思ってたら、下巻でわんさかお亡くなりにヽ(;´ω`)ノ
これでこそ綾辻さんと思っちゃいました(笑)
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このミスで高いランキングだったので、期待してました。
文庫になったので、さっそく上下巻合わせて購入。
が、しかし、期待値が高すぎたかも。
物語の設定上しょうがないのかもしれないですが、学園物でありながら、人間関係や人物描写はほとんどなく、学園でのエピソードも無かった。
最後の隠し玉や主人公の行動もしっくりこなかったです。
後出しのルール説明がなんとも、読んでてストレス溜まりました。
始めからルールと誰かが分かってて、どうるかみたいな展開だったら、僕的には良かったかも。
綾辻先生の本格ミステリーの方は好きなんですけどねー。