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『十角館の殺人』を読んで人生が変わった者として、とても嬉しい作品だった。この不条理な世界観とこのトリックが完璧。それでいて、学園ものという綾辻行人的な新しさもまたいい。ただし、好きすぎて冷静に判断できてないかも。
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自分の想像と全然違う人が「紛れ込んだ一人」だったので面白かった。
意外な所で実は皆繋がってるっていう話が好きなのでそれはよかったんだけど、あまりにもバッサバッサ人が死んで行くのでそこがちょっと。。。
でした。
アニメ化される様ですがどんな映像の世界になっているか、見たいです。
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ホラーとして怖いかというと個人的にはさほどでもない感じ。
時々スプラッターな描写はあるけど、どちらかというとミステリー寄り。
ただ根本的には解決しなかったのが薄ら寒〜い終わり方...続編望む!そして千曳さん再登場希望!
ラストは恒一くんにヤラレタ!と思ったwww
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一貫して不思議な雰囲気を最初から最後まで通しているがそれが好印象。人が大量になくなっていくのだがそれが殺人鬼による連続殺人や超人的な何かによる殺人ではなくアイデアがオリジナルでとても面白い。
ホラー小説なのだが、単に怖さを売りにしているのではなく人物の心の動き・・・他人の疑うことによる気持ちの変化・・・大切な人への思いなどが良く書かれているし、それがこの不思議な小説のオチにうまく繋がるので、良くできた作品と思う。
主人公近辺の登場人物のキャラクタはそれぞれ特徴がはっきり出ていて面白いと思うが、ちょっと離れるとキャラクタが薄く話の中でも活きていないところがマイナスポイント。
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2012年にはTVアニメ化、そして実写映画化予定の話題作、Another。
美しい表紙に惹かれて買ってしまったのですが、たいへん読みやすく上下巻を三日で一気に読んでしまいました。
呪い、殺人、球体関節人形、転校生、眼帯をしたミステリアスな少女、閉塞感漂う山間の街、病弱な主人公・・・・
ありそうでいて今まで無かったこれらの要素と設定の組み合わせ、そしてホラー小説の様でもありながら謎解きの性質も持った不思議な感覚。
読み進めるほど謎が深まり、ページをめくる手が止まりませんでした。
アニメや映画化された際は、Anotherの世界観がどのように表現されるか、たいへん興味深いです。
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綾辻さんの囁きシリーズがあまり好きではないので
館シリーズ以外は敬遠していました。
ただ、評判も良いし、アニメ化だし、文庫だし、と色々重なって読むことに(笑)
一気に読んじゃいました。
ホラーとのことですが、エグくはないので苦手な方も大丈夫だと思います。
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読みやすさは変わらず。ホラーだけどあっさりした読了感。伏線が至るところに張られていて、それが最後に収束する。読中も自分なりに推理しながら進めたのにも関わらず、結果は大はずれ。しかもそれが、出し惜しみなく敷かれた伏線を丁寧に追うと、分かったかもしれないと思わせるところがまた憎いと思った。アニメ化が楽しみ。
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この1月からアニメもスタートする「Another」。
原作小説の上巻に続いて、下巻も一気に読んでしまった。
下巻は話の本筋に対する対処策が進んでいく。
ネタバレになってしまうので、細かく書けないのだけれども、
「現象」をそのまま、そういうものとして扱っているので
その辺りの解釈的なものがあれば、もっと良かったんじゃないかと。
作中に感じた「なぜ?」の部分が全て回収されたかといえば
結構、残っている感じも受けるので、続編的なものも
お願いしたい感じ。
とはいえ、「小説」ならではのトリック?も楽しめ、
ある意味で、今後のアニメと実写映画、どうするんだろう?と
期待(心配?)してしまう。
2周目を読めばもうちょっと、違ったところに気づけるのかも
しれない。
ちょっとだけ青春小説っぽい部分もあったり。
ちなみにラスト近くで、人が一気に死にだすので、アニメではきっと水島努監督が派手にやるんだろうなぁと。地上波で放送できるんだろうか? 変な規制だらけの絵になりそう。
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最初はキャラや設定を覚えるためにゆっくり読み始めました。
ジャンルとしてはホラーなのですが、日常のシーンでは皆中学生らしくてときめき。青春だなぁ
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2011/12/30読了。まずまずだったけどやっぱ館シリーズのが面白い。綾辻行人は文章に重みを感じないからホラーはあまりこないなぁ。六番目の小夜子とかローゼンメイデンを見てたってのはなんか面白かった。
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鳴ちゃん最強ヒロインじゃないですか。ホラーだから謎解きはいらないけど、鳴の能力ってそんなに必要なものかなぁ?眼帯少女という点では良いです。
綾辻ホラーに一貫して出て来る〇〇さんの名前が出たので、ちょっと期待したのですが、それ以上はなにもなかったのが個人的にちょっと残念でした。
上巻よりも展開が早く読みやすかったです。
死者は最初から違和感を感じていたあの人だったのでなんとも言えなかったのですが。
根本的な解決にはなっていないので、呪いはこのまままだ続くんだなぁという印象。鳴ちゃんに死者を見破ってもらえばいいけど。
最後は帳尻合わせの感が否めない感じがしましたが。実写化できる話というのはこれくらいなのかなぁとか思いました。
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うーん、やっぱり気持ちよく騙されてしまった。
突飛な設定の中に、しっかりと本格要素を織り込んであり、久々とは思えぬ綾辻ワールドを十分に堪能させていただきました。
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ややネタバレあり
面白かった。榊原と鳴のコンビは嫌いじゃないので、著者後書きで仄めかしていた、シリーズ化やスピンオフがされる可能性にも期待してる。最後の最後に犠牲者にされてしまう内の一人のAさんは、読み始めはメインの一人になるのかと認識・期待していたが、作中特に掘り下げられることもなく、しかも感じ悪いようなキャラ付けをされたまま?、悲惨な死を遂げるということで、なんだか不憫に思えた。
街を離れれば呪いからは解放されるということだったので、自分が関係者に含まれていたならば、三人くらいが普通じゃない死に方した時点で脱出するかもなぁ。抗えない上、無作為なのは怖いよなぁ
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ミステリーじゃないけどミステリアスで、ホラーにしてホラー。解決はしたけどそれはあまりにも取り返しがつかなくて、それは手遅れで、たくさんの人が死んで、根本的な解決には至らず、”現象”はこれからも続く……。
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「死者は誰」
本格ミステリで有名な綾辻先生のホラーミステリーです。
綾辻行人先生の作品は「十角館の殺人」をはじめとする館シリーズでお馴染みですが、名前や文章トリックのような読者を騙すメタなトリックが非常に上手な作家さんです。
本著もそれに漏れずメタなトリックとホラーな雰囲気で最初から最後まで楽しめます。
さて、以下本編のレビュー(※重大なネタバレを含む)
納得できない点は「伏線回収ができていないこと」
主人公の名前が榊原で、有名な殺人犯「酒鬼薔薇聖斗」を意識していることはよくわかりますが、そこは「さ・か・き・ば・ら・くん」なんて伏線を張るほど本編に関係なかったという印象を受けました。
まあ、ここまでは重要じゃないですが
「3人のみさき」
これは正直最後まで納得のいく理由がなかったので残念でした。Anotherというタイトルから連想されること。26年前の「みさき」と現代のみさき(見崎鳴)はさしたる関係性もない。
そして藤岡未咲、鳴の双子ですが特に3年3組の呪いと関係ないときたらここまで伏線はって引っ張ったのに物足りないというのが正直な感想です。
しかし、それを差し引いても十分楽しめました。
特に三神先生=怜子さんは最後まで見抜けなかったので悔しかったです。
教員も3年3組の一員であることから、三神先生が<もう一人>つまり死者であるという結論までは辿り着くことは可能でした。
しかし、どうしてもそこで思考が停止してしまいます。
怜子さんは3年3組の構成員ではないから、二等親故に被害者にはなれど<もう一人>である可能性は排除して考えていたのですが、見事に裏切られました。
ヒントはあったのに気づけなかったのは正直悔しいですね。
やはり綾辻先生の作品は最後の最後にメタな覆しがあるので本当に楽しめます。
しかしこれ、三神先生=怜子さんの構図をアニメ化でどうやって解決するんだろう?