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この著者の本初めてよんだけど、うぅぅん
2020/04/05 09:10
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投稿者:ハマさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
意図はわかるが、構成が雑。ストーリーが稚拙。ミステリーとしては登場人物が限定的で、犯人が推測できる。死刑制度の議論を問いたいという意図は買うが、ここまで剥き出しで出てくると会話としても不自然。自分が冤罪で死刑になってまで抱えなければならない秘密とは到底思えない。お金と暇があったら呼んでもいい本。星一つ半
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面白かったし、最後までどんでん返しがあって、やられたって感じがします。しかし、あまりにもロマンチックだし、あれではお父さんの立場がないかと思うのですが…。ドラマ版は結末が違ったそうですが、見てみたいですね。
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久しぶりに切ない本を読んだ。「悼む人」以来。
「雪冤」の意味がまず分からず、辞書で調べた。
自分の推理がことごとくハズレていく。
読み終わって、心が浄化された感じがした。
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土地勘のある京都が舞台。「死刑」というと警察帽にネクタイいっちょの彼が頭によぎりますが、真逆のお話です。
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展開の仕方がすごくよく練られてて、二転三転するのが面白い。
ちょっと説教くさいというか、死刑制度に関する部分は台詞が白々しくなる印象はあったけど、
死刑に対する色んな視点を上手く織り交ぜて描いてると思う。
出てくる人物が多くてたまに混乱するのが難点か。
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傷付く人がいても真実は明らかにしなきゃいけないのかな。YouTubeで「スンダビ」を視聴した(o^・^o)
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真実が複雑に絡み合いすぎて・・・
彼がそこまで守る必要があったのか、いまいち納得できませんでした。
被害者の背景をもっと調べれば、事件の真相はわかりそうな気がした。
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読了、65点。
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15年前の殺人事件の容疑で死刑囚となり執行を待つ息子の為に、
冤罪を主張する元弁護士の父親、彼の元に真犯人を名乗る人物から電話がかかる。
自首する代わりに5000万円用意しろと告げられ、父親はその通りにするが……。
その人物は真犯人なのか、また15年前の事件の真相とは……。
第29回(2009年) 横溝正史ミステリ大賞受賞
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地元を舞台にしていることもあり、地理を思い描くのは非常に楽でしたしその点でなかなか興味を駆り立てられる小説。
また死刑制度を冤罪の観点と罰であっても人を殺めることの是非、についても様々な意見が描かれている良く語られた小説でもある。
ただし序盤の展開は読んでいる最中は面白いが、物語を読み終えて俯瞰して見るとそこに必然性があったのかやや疑問。
また人物描写とその人物が行った行為との間にずれを感じることも大きい。
ラストのオチもじっくり考えると展開とそぐわないように感じてしまいます。
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誰かによって犯行が行われる。
事件が発覚し、警察による捜査の結果犯人が逮捕される。
裁判が開かれ、罪が問われ、刑は確定する。
もしも冤罪だったとしても、有期刑ならば出所後に汚名をそそぐことも可能だろう。
実際に、出所後に真犯人があきらかになり冤罪が晴らされた例もある。
しかし、もし死刑判決のでた事件の犯人が冤罪だったとしたら。
刑が執行されてしまったら取り返しがつかない。
失われた命は二度と戻らないし、何よりも冤罪だったことを誰も認めないだろう。
冤罪が起きたときに犠牲になるのは、間違って罪に問われた人だけではない。
被害者遺族もまた、犠牲者だといえる。
犯人だと信じてきた人が無罪だったとしたら、いったい本当の犯人は誰でどこにいるというのだろう。
命をかけた固い決意を打ち砕いてしまうことになったとしても、真実は曲げるべきではない。
いちばん最初にしてしまったボタンの掛け違いは、どこかできっちりと正されるべきだったのだ。
遅すぎたことへの後悔も、何もしないままよりはいい。
細部にわたってまで練りあげられ、最後まできっちりと構築された物語だった。
掴みかけた事実。そのもっと奥に隠されていた命をかけて守り抜こうとした真実。
そして待ち受けていた衝撃のラスト。
読んでよかった!!と心から思えた作品だった。
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雪冤という言葉を初めて知る。
主たる動機が弱い気がした。思ったより普通の終わり方で
煽りすぎのオビ。
途中で出てくる、弁護士時代の父が解放してしまって
起こった犯罪の内容が酷い。そこがすごいショッキングだったため、最後の最後で、そんな理由で?となってしまいました。
死刑にまでなる意味がないように思いました。
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自分が死刑にされてまで、他人の罪を被るかねー。死刑制度、被害者家族について考えさせられた。あとマスコミの酷さには賛成する。
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中盤からの展開はかなりワクワクしたけれど、ラストはやや微妙な感じ…。動機に納得感がなく。面白かったけど、満点評価には足らず。
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死刑制度や冤罪といった重たいテーマ、要素を孕んだ作品で、中盤まではそれに関する長尺のセリフや文章が多くてテンポが今ひとつに感じられました。
しかし、慎一の結末に意表を突かれ、そしてその後の起伏の激しい展開に結構引き込まれました。特にディオニスに関する真相は二転三転し、深夜になっても読むことを止められず、久々に夜更かしなどを……
事件の真相を目にした時、慎一の命懸けの覚悟に悲しみとも呆然ともつかないため息が漏れました。非現実的にも感じられましたが、それでもその覚悟に少なからず感情を動かされたのだろうと思います。
テーマの重さと慎一の覚悟、父悦史が背負った悲しみ等がズシリと心に残り、重苦しい気持ちになりましたが、良い作品だったと思っています。
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冤罪をテーマにした小説。すぐに小説に引き込まれた。死刑判決を受けた八木沼慎一の父親の八木沼悦史は息子の無罪を信じて奔走する。自称犯人というメロスという人物から電話を受け、八木沼は必死の思いでメロスを探す。持田という青年と担当弁護士・石和と被害者の妹・沢井菜摘を交えて事件の真相に迫る。思わず涙がボロボロ出てしまった。とても感動する素晴らしい小説。
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201801/横溝ミステリ大賞の作品だけど、乱歩賞っぽい印象。やたら「衝撃の結末」とうたわれてるので、穿って読んでくと途中で真相気づくと思う。このテのでいつも思うが、そこまでして庇うってことが理解できないので、すっきりしない…。そして正確には冤罪ではないので、根本的にどうなんだ?という所もあるけど、テンポよく進むので一気読みで面白かった。合唱とかメロスとか色々な要素を盛り込みすぎてる感はあるし、菜摘のキャラはいまいちだけど、八木沼父・持田のキャラはよかった。序盤で出てくる「現実という太陽を直視すると目が潰れそうになる」というワードもイイ。