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三毛猫ホームズが終わるのは、片山刑事が結婚するか、死ぬときだというのは推測が付く。
本巻が最終巻と銘打っていない以上,結婚も死ぬ事もない。
愛読者なら、誰でも想像がつくことだ。
お決まりの展開を期待して読者は読む。
「水戸黄門」のようなものだ。
作家の高千穂遥は、エディタでどの位まで来たから,どういう展開にするか,体が覚えているという。
連載でない限り,いつもの通りの展開は仕方が亡い。
それでも、片山刑事の透明感あふれる性格と、
晴美のがんばりが読みたいために、本書を手にとる。
ps.
amazonに掲載していた書評がいつのまにか消えている。
amazonは誰にも断らずに,基準が不明確なまま削除していく。
amazon側の変換の誤りで、文字化けになった場合も、元に戻すのではなく削除していくのだろうか。
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ストーリーもキャラクターも面白いのだけど、描写が薄い。とにかく薄い。サクサク読めるけど、やっぱりもうちょっと厚みが欲しいなと思う。薄いけど、キャラクターが個性的に描かれているのはさすがですが。重い主題を、軽快な筆致で描いていますが……。なんて悲惨な展開。片山、実は死神なんじゃ……。
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読書録「三毛猫ホームズの心中海岸」4
著者 赤川次郎
出版 光文社
p106より引用
“「まあね。張り込みとかも、今は楽になったんだよ。以前は夜食といっても、冷え
たサンドイッチくらいしかなかった。でも今はコンビニが二十四時間オープンして
るだろ。あったかい弁当なんかが食べられるからね」”
目次より抜粋引用
“心中
幼い日
読経の中で
コインロッカー
切れた糸”
警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの三人家族を主人
公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第二十五弾。
男と女がその許されない仲の為、心中を決意しようとしていた。その気持ちを
男が女に伝え、最後の食事をしようとしている時に、彼らのテーブルに近づいて
きたのは…。
上記の引用は、石津刑事の一言。
食いしん坊キャラの石津刑事ならではのセリフです、三毛猫ホームズシリーズが
始まった頃には、まだまだコンビニの件数も少なくて、張り込みに苦労していたの
でしょうね。
今巻はかなりずっしりと重たい終わり方をしています。気楽に読み終わりたい
方には、あまりおすすめすることは出来ないです。
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大財閥・火枝家の血縁者・山川広治が、水没した車から心中死体で発見された。偽装殺人とみて、捜査を始めた警視庁捜査一課・片山義太郎と妹・晴美、そして三毛猫ホームズたち。広治の告別式に張込み、女詐欺師・ユリカを捕えるが、その直後、火枝家を脅迫していたユリカの共犯者・杉山が殺された。火枝家には隠された“謎”がある。一方、片山を慕う広治の姉・みゆきは、“火枝家の謎”を解くために、自分と婚約するよう片山に持ちかけた。婚約披露宴が行なわれ、片山も本気でみゆきを愛しているようだったが、その夜、火枝家では奇怪な事件が…。あの女性恐怖症・片山義太郎の恋愛と結婚。
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これも寝る前のお共で一気読み。しかし後味の悪い終わり方だ。こんなかわいそうな話あるか。これで片山は立ち直れるのか。火の館がどうしてこんなに体面にこだわるのか、そこらへんが書かれてなくていまいちだった。中年にもなって老いた母をこんなに恐れるものか。そして小児性愛者は憎む相手だけど、自分で自分の性癖に悩む人もいるんだろうなぁ。