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世界最初のコンピュータの光と影
2001/12/07 16:36
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投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界最初のコンピュータは、プレスパー・エッカートとジョン・モークリーが戦後まもなく作ったENIAC(エニアック)である。しかし、弾道計算の目的で作られたことや、使われた真空管の本数等が知られているだけで、開発の経緯についてはよく分からない。ENIACの誕生はあくまで歴史的な出来事であり、技術的な事柄が現在のコンピュータにとって意味が無いと考えられていたのかもしれない。初期のパソコンの再評価が始まったのもつい最近のこと。過去のコンピュータが顧みられる習慣などずっと無かったのだ。
この本では、EDVAC、UNIVAC等、初期のコンピュータの話も交え、ENIACの開発エピソードが明かされる。エッカートとモークリーという人物について語られるのも、初めてではなかろうか。コンピュータ史においてこれほど重要な2人なのに、その人物像が全く知られていなかったのは不思議である。コンピュータの父はノイマンであり、最初のコンピュータはアタナソフのABCだという。そうなると、ENIACのインパクトも弱くなる。
「プロジェクトX」を欠かさず見ている人に
2001/10/19 23:34
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投稿者:ちーたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界初のコンピュータ「ENIAC」はどう開発されたのか? 「天才」フォン・ノイマンはそこにどう関わったのか? 豊富な資料をもとに隠された事実を明らかにする。ENIACに興味のある人は買って損のない一冊
出版社コメント
2003/04/15 12:56
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投稿者:パーソナルメディア - この投稿者のレビュー一覧を見る
このマシンが動いたこと自体が奇跡。奇跡の巨大プロジェクトを成功に導いたプロジェクトマネジメントは現代のIT開発にも通じる。
一般にジョン・フォン・ノイマンが「コンピュータの父」と呼ばれるが、 実は彼は本当の「父」ではない。その栄誉は、最初のデジタル式電子計算機を設計・製作した二人の男、 ジョン・モークリーとプレスパー・エッカートに贈られるべきなのだ。 彼らが伝説的なマシン“ENIAC”を生み出すまでの3年間の開発競争、そしてその功績をめぐる 30年にわたる苦闘の物語が、今ここに初めて語られる。
モークリーとエッカートは、ペンシルヴェニア大学ムーア・スクールで出会い、 「汎用電子計算機(コンピュータ)」という画期的な構想を生みだすが、同僚や上司たちからの 無視にあう。だが、ふとしたことからアメリカ陸軍に見出され、資金援助を受けることになる。 二人の率いた開発チームが、あらゆるトラブルを克服し、作りあげたのは、床面積1800平方フィート、 重量30トンという巨大なコンピュータ“ENIAC”。
今日では、その全処理能力は小さなピン程度の大きさの集積回路に収まってしまうが、 もし、ENIACがなければ、現在に至る技術革新は起こらなかったかもしれない。
だが、その偉業が達成された後、二人は個人的な悲劇と、専門家としての挫折に次々と見舞われていく……。
■目次
はじめに 思考する人間のゲーム
第1章 先駆者たち
第2章 少年と夢想家
第3章 着実な前進
第4章 仕事にかかる
第5章 五掛ける一〇〇〇は?
第6章 結局、誰のマシンだったのか
第7章 二人きりの再出発
第8章 結局、誰のアイデアだったのか
エピローグ あまりにも多くのものが奪われた
原注
謝辞
訳者あとがき
参考文献
索引
日経ソフトウエア2001/11/01
2002/02/06 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経ソフトウエア - この投稿者のレビュー一覧を見る
発明の歴史をひもとくと,電球のエジソン,飛行機のライト兄弟のように発明家を特定できるものと,自動車や蒸気機関車のようにほぼ同時に複数の人々が実現したものに分かれる。コンピュータはどちらだろうか。1945年に最初の電子式コンピュータENIACを開発したのはエッカートとモークリーだ。しかし二人の功績は,数学者フォン・ノイマンに奪われてしまった。ノイマンといえばゲーム理論を創設し,自己増殖機械の理論を考案するなど,天才科学者の名をほしいままにした著名人だ。一方の二人は「科学者ではなくエンジニアにすぎなかった」のである。
功績を奪われた格好の二人は,世界最初のコンピュータ専業メーカーを作り商業化を進める。しかし,商業化ではIBMに勝てなかった。IBMは後発だったが,1930年代にすでにコンピュータの研究を開始しており,量産化で先行したからだ。コンピュータ開発の人間ドラマが,この本で読める。
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