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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふつうの幸せを求めるのが難しい時代の生き方がよくわかり、役立ちそうです。個人の限界を見極めていきたいです。
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「あきらめる」という言葉は明らかにネガティブな言葉で、どこかでそう感じていながらも、体面上はそういった仕草・振る舞いを見せない人は多くいるのではなかろうか?
私自身、読んでいるうちに「あきらめる」という言葉が多用されすぎていることに嫌悪感をいだいたが、「あきらめる」を「受け入れる」という言葉に置き換えたところ、ものすごく受け入れやすいものとなった。
人との出会いや別れを含め、自分にとっての行動・思考、そして起こるべく出来事はすべて一定の摂理の中で起きている。目に見えない何かが関係し、その関係性でもって関係を結びつけている。
人は今後起こること、そしてすでに起こったことに対し、規定事実を変更させることはできない。それでも、その事実を自分の中でどう受け止め、どう咀嚼していくかということはできる。感情の波にまかされすぎず、また頭でっかちにもならず、時の流れるまま、風の吹くまま、心穏やかに自分のこれまでの人生、そしてこれからの人生に向き合っていきたいものである。
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『この時代にあって必要なのは、社会全体に広がる「あきらめとうつ」の中に「小さな希望」を見出だし、紡ぎながら生きていくことです。』
私はこの本に書かれてるのと近いことを星野源くんから学んだなー。
あの人の曲と出会ってから、
人生は辛いことだらけ。
そりゃあ生きてりゃ辛いこともあるよねーってなったもん。
私のカウンセラーは星野源(*^^*)
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大半の人が実はわかっているけど直視はしたくない現実とどう付き合っていくか。方法のひとつとして「あきらめる」ことがある。
この考え方には共感できるし、読み進むうちに少し楽になってきたような。
ただ文章は少し冗長、最終章は余分だったかも。
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まあ、いつもの諸富さん。悪い意味ではなく、かなり沈んだ気分になる本です。
二五〇ページあるんですが、同じようなことをずっと書いていて、ちょっとくどいのがもったいない。
でも、本書に通底している、上手にあきらめること、世間で言われる「ふつう」は別に普通ではないし、それに合わせてがんばる必要もない、ということは、ほんまにそうやと思います。
最後はめちゃくちゃスピリチュアルでした。
著者が赤裸々に自分の弱さを語っているのは印象的です。
自分はそうではなかったが、こういう本が救いになるひともいるから、できるだけ多くの人に読んでほしいとは思う。
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タイトルが今の自分の気持ちと重なたったので思わず
手にとってしまった。
40歳を過ぎての別居生活 つらいのは小学生の息子に会えない
こと もう子供の成長を近くで見届ける という自分の人生で最も
楽しみにしていたこともできない状況で「あれ こんなはずじゃ
なかったのに」とひとり思う回数が多い日々を過ごす中、なんとなく
「それでも自分の遺伝子を受け継ぐ子供が世の中にいるだけ
幸せじゃないか」「まあ いっか」と自分の状況と重ねながら
最後のページまでほぼ一気に読んでしまった。
「うつ」の中に入るワーク は怖くてできないが、改めて自分の深い
ところで大切にしているものはなにか をこれから人生の折り返しを
過ぎた今だから見てみたい気はする。
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生きていくためには、自分にはどうしようもないことをあきらめていくこと。
あきらめるとは、現実を受け入れてゆくこと。
何者かになろうとする自分の願望が自分を苦しくさせている。
自分は自分でしかないと、受け入れて生きてゆくこと。
そのためには、いかにして世間並になろうとする気持ちをすててゆくか。
普通から降りるか。
つまり、他人と比べない生き方をするかということ。
自分は自分の生き方をすればいいのだけれど、
それがむずかしいんだよね。
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親としては、子供に良くなって欲しいという気持ちがあり、細かなことについて色々と注意してしまうのですが、考えてみればしっかりしつけなければいけないこと(嘘をつかないとか)は限られていて、そのほかはどうでも良いことかもしれないと考えが少しシフトする本でした。あきらめて放任というのは問題だと思うけれど(躾によってヒトになるという考えは変わらないので)一読しておくと楽になれる本でした。
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昔は肌が合わなかったけど,久しぶりに読むと良いこと言ってたりするw 良いヒントをもらった。論理的にはちょっとというところもあるのが相変わらずですが,まぁ,バリバリ臨床の人だからねぇ。
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就職や結婚など、「普通の幸せ」が今は困難な時代、とはっきり言い切ってくれてとても納得。自分のせいじゃないんだから、発想を変えないとね。
ただ、著者の失恋話はいらなかった。カウンセリング受けてたとしても、先生のそんなディープな話は聞きたくないです(笑)読者への共感を誘いたいなら、別の話をぜひ。
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なんだ半分なんて甘いぜ、と読みだしたのですが、あれ、これじゃ僕は半分もあきらめてないのかな、というぐらい、もっとあきらめれば、という本でした。しかしそれは縮小社会の中、「ふつう」をあきらめろ、というもので、Let It Be的なものとはちょっと違う感じがしました。そういう感じの表現もあるのですが、根底は「脱ふつう」です。なんだ、ふつうだなあ。
とはいえ、本書にもあった「メメント・モリ」が、やはり日々の暮らしの、というか魂の糧だと思うのです。
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ダウナーな方向へ、これほどまでにゆるく優しく誘ってくれる本はないだろう。素晴らしい。人生には「失敗←→成功」があるが、別ベクトルとして「意味←→絶望」もあるとは、自分には新しい視点だった。「意味の次元で生きる」という言葉の意味をじっとかみ締めて考えています。
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まず、タイトルが衝撃的。電車でカバーなしで読むのは勇気がいる。そして、目次も衝撃的。「自分は明日、死ぬかもしれない」とあきらめる;「理想の自分になる」ことを、あきらめる;「子育ては、なるようにしか、ならない」と、あきらめる;「理想の結婚や恋愛はできない」と、あきらめる;「自分は、孤独死するかもしれない」と、あきらめる;「うつで苦しむのは仕方がない」と、あきらめる。
つまりは、「普通であること」をあきらめる、というのがこの本の主旨です。
私も、小さい頃から相当変わった人間で、でも、必死に人並みであるように、そして、できるだけ人並み以上であるように努力してきて、でも、ある時、「普通じゃなくていいんだ」と気付いたことが人生の転換点になりましたが、「普通じゃなくていいんだ」と思うことは、「普通じゃないことをあきらめる」ことなんだ、と改めて思いました。その心は…それは結構苦しいことだってこと。普通じゃなくていいんだ、と思うことは、普通じゃない自分を認めて、受け入れることで、本当に苦しいこと、大変なことなんだ、と。それを著者は「あきらめる」という言葉で表現しているのだと思います。面白くて、優しくて、いい本です。
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すべて、ただ、
あきらめるしかない、のです。
しかし、大切なのは、
多くのことをあきらめた上で、
「にもかかわらず、なおも、
本気で生きていく」ことです。
(諸富祥彦/教授・心理カウンセラー
『人生を半分あきらめて生きる』より)
* * *
がんばっても 必死になっても
思いどおりにならないことがある
肩に力が入って
心も体もガチガチになるより
「ま、いいか」「仕方ない」
「やるだけのことはやった」と
どうしようもないことや
なるようにしかならないことを
あきらめたり
手放したりすることが大事
そして ときには
「あきらめきれない自分」がいることも
そのまま受け入れて あきらめる
あきらめを受け入れて
自由になったとき
それでも どうしても自分が
大切にしたいものが見えてくる
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タイトルが素晴らしく、中身もタイトル負けしない、切り口鋭い内容。人生のどのタイミングで読むといいんだろう。僕には、良いタイミングで出会えたとおもう。
メモ
諦めることは、頑張ることより難しい
幸福になれる人はごく少数しかいないとわかっている。
自分なりの幸福の物差しとは。
人と自分を比べるのを諦める
世間の風潮が普通なの?
ライフレッスン2 いつかしたいと思ったことは、今しなさい
ライフレッスン5 大切な人と過ごす時間を手帳に書こう
ライフレッスン6 一人の時間を一日5分持ちましょう
ライフレッスン7 何よりも大切な事に時間を使おう。