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筆者にはいろいろお世話になったのだが、お世辞抜きで、彼が毎日新聞を不本意な形でやめたことは毎日新聞のみならず新聞業界にとって大きな損失だ。
内容は、新聞ウォッチャーなら薄々知っていることが多いとはいえ、元三大紙の役員が具体的な数字を元にあげる真実性というのは類書にないもの。業界人必読の本である。
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毎日新聞で長年見てきた経験から、現在新聞というメディアが置かれている状況と、今までの歴史、そして今後の展望について書かれている。
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http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50812683.html
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元毎日新聞幹部が執筆しており、非常にリアリティがある業界事情が分かります。
新聞やテレビの業界が形成されてきた政治的背景、新聞業界のタブーとされてきた押し紙の真相、系列を超えた販売網再編などの提案など筆者の示唆・分析に富んだ内容になっています。
系列間での印刷工場統合、記事コンテンツの流用などは非常に斬新に感じました。
身近な新聞業界と通じて、業界再編やイノベーションの理解を深めることができる一冊です。
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元毎日新聞社の河内氏の著書。新聞の現実は厳しいんだなーと思いました。再販制度がかなりややこしいです。
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メディアパブ 朝日、読売に次ぐ第3極を毎日、中日、産経で。E-paperへ移行。共同通信を使用し、その資源を解説記事へ。
既存の企業は秩序破壊技術が本当の危機になるまで、何も手を施さない。本業に固執するあまり、新しいビジネスチャンスを失う
新聞社 破綻したビジネスモデル」で、崩壊する新聞報道に、公的機関のプレス発表に根ざした報道は通信社に任せて、調査報道などに注力すべし
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放送・通信・コンテンツなどの変革に注目してきた人には目新しい内容は殆どない。コンテンツではなく流通販路のコスト等に殆ど注目してなかった既存メディアの問題点が改めて書かれている。業界の方が堂々と明かした点が敬意に値するのだと思います。年配層に説明する際に判りやすくて良い。
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それぞれ教育局としての免許しか持っていなかったNET(現テレビ朝日)の株を日経新聞が持ち、東京12チャンネル(現テレビ東京)の株を朝日新聞が持つ、という腸捻転状態にあったのを、自民党幹事長だった田中角栄の力を借りて系列化しかつ一般局に免許を書き換えた、という記述が興味深い。メディアの寡占化と政治家との持ちつ持たれつの関係を典型的に現している。
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元毎日新聞常務が、新聞業界の悲惨な実態を描く問題作(?)
部数至上主義がもたらす部数改竄とも言える「押し紙(販売店に入れられるが実際は配送されない新聞」)の存在。
なんでそんな理不尽な新聞が存在するかって言うと、販売店にとっても折り込みチラシ収入が増えたり、販売補助金みたいがもらえたりというなれ合いの構造。
テレビとのべとべとの資本関係。
歪んだ業界構造には、インターネットが猛威を振るっている。
はあ・・・広告代理店も未来は明るくないな。
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★先行き見えず★経営が苦しい毎日新聞の元常務によるだけあって、切実さが募る。金勘定を知らない記者出身者が経営トップに立ってもこれまでうまく回ったのは、それだけ甘いビジネスだったと指摘しているのだろう。紙がネットに置き換わり、広告も販売も収入が落ちる。じわじわと衰弱するしか方向性が感じられないのが産業として痛い。「大新聞」という業態は無理で、新聞はテーマごとに専門化するしかないのだろうか。毎日・中日・産経が手を組むべきとの著者の主張と対立(先取り)するかのように、折りしも朝日・読売・日経がネット事業で連携したのは、分析の正しさを示している。
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類書が多いテーマだが、データが具体的で内容に説得力がある。元毎日新聞経営陣の立場でここまで書けるのか。業界の構造がよく理解できた。
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新聞社はもう終わってるのだな、もう破綻してるのだな、ということがよくわかる。それは新聞社だけじゃない。出版社だって同じ…。印刷・紙媒体はいったいこれからどうなる、どうする。この業界に飛び込んだばかりで、これからも生きていこうと思っているわたしも一体どうする。
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元毎日新聞常務。説得力あり。ニュースの需要はあるわけだから、プラットフォームをどう再構築するか、、、。
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新聞ビジネスとテレビメディアの関係はよく分かった。
ただ後半の4章以降における業界再編案(毎日、産経、中日合併案)を披露する辺りは興ざめ。
そのような案は青写真として個人の頭の中に収めている分にはいいが、このように関係者の意向も無視して勝手に披露されると、かなりの反感を買うのではないか。まるで独裁者のような皮算用である。
だから毎日新聞社内の改革もうまくいかなかったのではないか。
ちょっと興ざめ。
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社会の実態を報道し批評する立場にあるはずの新聞社の経営体質の古さ、
そのことによって生じている様々な問題について書かれた本。
発行部数と実売部数の差(残紙による水増し)
テレビ局の系列化による報道機関の寡占化
業界にとって都合の悪い事実は一切報道しない体質
等々
4章は毎日新聞の問題にフォーカスしすぎており、あまり必要ないかも
ここからはあくまでも私見であるが、
これらの問題の根底にあるのは、
記者クラブや再販制度といった既存新聞社の権益を守る制度であり、
政治の側も新聞業界の問題にはメスを入れてこれなかった現状が垣間見える。
(再販制度に関しては以前問題になったことがあるが、
各社が一斉に反発してお蔵入りになっているようである)
政治家にしてもこの問題を取り上げて、
ほぼ全ての新聞で一斉に批判されたらたまったもんではないから、
新聞業界の既得権益が維持されてきたのもある意味では当然であるとも言えるのだが。
でも、毎日新聞の取締役をやってる人が、こんな本を書くという現状を見ると、
かなり追い込まれた状況であるようなので、
今後大きな動きが起こってくるかもしれない。