紙の本
直木賞?
2012/08/22 14:55
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作もそうだが、彼女の表現力は、語彙的には平凡な単語しか使用していないようだが、何かが伝わってくる繊細さがある。A吹M子さんの受賞作と比較しても遜色ないと思った(本当にゴーストでなく本人の作によるものであれば)。
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主人公の双子を、一応中心に据えて、その周囲の人間のおかしさをえがいている作品。肝心の双子設定を活かしきれていない感はあるけど、それぞれのエピソードは面白い。会話や長台詞のリズム感にひきこまれたけど、描写は些か雑に感じた。エピソードだけじゃなく内面も読みたかった。
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どろっとしていて何とも気持ちの悪い喉越しに病みつき、みたいな本です。と言ってみたものの、自分でもこの表現はあまりしっくりきてないですから、読むにこしたことは無いと思います。「鳥居ワールド全開!」という勢いのあるコピーよりは、「気付けばそこは鳥居の中だった。」という感じ。あ、これもあまりしっくりきてないです。
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始めは短編集かと思っていたら全然違った。
不条理なシュールさを読み終わったあとも思い出してしまう、
一筋縄ではいかないお話。
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天才。笑えもするし、ずしりと心に響きもするし、規定の枠にとらわれないマーブル状な作家として、ただただ素直に感服します。
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タイトルに惹かれて手に取ったらまさかの鳥居みゆき…
オムニバス?の短編集。一度ネットで短編の一つを読んでコリャすげーと思ったが、この本もドギツイ話だった。
オーケンに通じるものがあるよね。オーケンのがまだ夢があるかな。
芸人としてはカケラも面白いと思ったことはないけど確かに多彩の人だなあ。
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女性芸人 鳥居みゆきさんの小説集。
いやぁ~ この文章力にびっくりしました!
シュールで不気味な世界観なんだけど
ひきこまれました。
この人 すごい作家さんになりそう!!
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いかにも鳥居らしい、ちょっと凝り過ぎ(遊びすぎ?)の感もある連作短編集。ある種の天才である事には間違いないでしょうけど、個人的には芸風も作風も苦手やな。ただ、「←ラブレター」の仕掛けには感服、「道化」には救われました。
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ああ、ホンモノなのですね、うれしいです。
処女作の完成度が高かったし、間が空いているし・・・正直びくびくしながら読みましたが懸念でした。ああ、良かった。
「××で、○○なわけ!ね!?」
と強く、良く言えば親切に教えてくれる本とは逆で
「ふーん、そう思ったの・・・ホントに?
・・・まあ、そう思うのならそれでいいよー。・・・別にね」
というカンジ。
読み手の自由度が高くて、複数の解釈が出来て、とても好き。
〃うちのハンバグー〃〃お弁当〃〃道化〃辺りがお気に入りです。
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鳥居みゆきさんの小説第2弾。
ブラックがこわく、寂しくもあるような作品。
コドモ視点で語られる物語がとても怖い。
それぞれのストーリー同士にどこかつながりがあり、
複数回読んでも保締めるような作品だったと思うのだが、
いかんせん図書館本ということもあり、返却が迫り、1度しか読めなかった。
またいつか読んでみたい作品。
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うまいのかうまくないのか分からない。
文体も各章ごと、いびつに変化している。それを狙ってやっているとすればすごいということなのか。
すべての章が最後には一本につながる訳だが各々つじつまが合っているのかどうか読み直す気にはなれなかった。
芸人鳥居みゆきも作家鳥居みゆきもとらえどころのない何かがあるそれが3作目でどう出るか楽しみでもある。
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不思議なタイトルときれいな表紙に惹かれて、図書館で手にした。
途中まで、作者がだれかなんてことには全く気付かなかった。
分かっていたら絶対借りなかったはずから、気付かなくてよかった!
よしえとときえ。双子の物語。
ミステリアス、笑い・・・さまざまな要素が入っていて一言で表すなら、すごい作品。
物語が時系列に並んでいなくて、登場人物も入り乱れていて何度も読み返した。でも決して読み返す作業が苦ではなかった。
新たな発見に驚き、そして納得する。面白かった。
鳥居みゆきって天才なんだと思う。
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とても面白い、随所に鳥居みゆきさんらしさが伺え、
暴走、逝っちゃってるところ、ひねり、落ちもしっかりしているし
有りがちな内容ですが、一歩引きながら読めました、素晴らしい
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所詮タレント本と高を括っていたが、読み始めてすぐに正襟危坐。どす黒い強烈なブラックに思わず唸らせられる。いずれの短編も一切手抜きなし。何気ない日常を掘り下げ隠れているものを綺麗に切り取り炙り出している。すこぶる気持ちよく読めた。掉尾を飾る「道化」などはなかなか泣かせる。これが、あの鳥居みゆきかと心底驚かされた。シニカルなものシュールなもの。多彩な感性を存分に楽しませてもらった。
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私にはよくわからなかった。
他人からどう見られるのかを重要視することも
他人のために生きようとすることも
そのような生態があることはわかるけれど
結局は因果応酬なのではないか。
ということで、200ページもかけて読まなくてもよかった気がする。
あ、ドグラ・マグラを少し思い出したな。。。
払ってもいい金額:200円