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2007/2/10購入。2007/10/21~10/28。鯨氏の連作短編集。警視庁からなぜか神奈川県警に異動してきた半任優里警部とペアを組む南都野洋子刑事。不可思議な事件を解決するのは中華街で酩淡亭に暮らす117歳の明丹廷老人。論語の有名なフレーズを鍵に事件を解決していく。いつものようにネタばれになるので詳しくは書けないが、半任と南都野との会話が面白い。全編を通した謎が最終話で解決されるが、まあこのあたりはご愛嬌であろう。
続編がなさそうなのが残念ではある。
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警視庁から神奈川県警に来た刑事「半任優里」と神奈川県警刑事「南登野洋子」が事件を担当する。
そして二人が壁に直面したときに頼るのが「明丹廷」。
タイトルに惚れて、キャラクタの名前にも惚れました。
奇想天外な、というわけではないけれど、テンポが良いのでサクサクッと読めて面白い作品でした。
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全て孔子の「論語」から引用されたもので、それをヒントに事件が解決していきます。もちろん「論語」を知らなくても、きちんと説明があるのでご安心を。
そして主人公の半任優里(はんにんゆうり)と相棒の南登野洋子(みなとのようこ)の名前からも分かるとおり、言葉遊びを主体にした作品にもなっています。とにかく出て来る人物の名前が有り得ないものばかり(笑)思わず笑ってしまいます。純粋なミステリがお好きな方にはあまりオススメ出来ませんが、私はそこそこ楽しめました。
でも事件を解決に導くのが主人公で刑事の半任さんじゃなくて、「酩淡亭」の明丹廷さんというところはどうなんでしょう…。刑事の面目丸潰れじゃないですか、半任さん。ちなみに「九つの殺人メルヘン」と同じく、思わぬ展開の八話目にはやっぱり驚きました。
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横浜は不可能犯罪だらけ!?
鯨流超絶推理が炸裂!
と帯に書かれたこの連作推理短編作品は2006年に営業停止した氷川丸とマリンタワーに捧ぐ氏のオマージュである。
警視庁から神奈川県警に出向してきた自称敏腕刑事とパートナーの女性刑事が巻き込まれる不可能犯罪の数々を117歳の名探偵が鮮やかに解き明かす・・・・・・と書くと一件本格推理物と取られるかもしれませんがww
そこはそれ、鯨統一郎ww
キャラクター達の個性がなんとも愉快で、凄惨である現場すら笑いへと変えてしまう力を持っています。
キャラで和み、作品の中で出てくる観光名所の数々に思いを馳せ、さらに解けないであろう謎の数々が解かれる楽しみを味わえる。
気軽なランチコースを食べるような仕上がりです。
この本片手に観光してみてはいかがでしょうか?
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『利によりて行えば怨み多し』
『三十にして立つ』
『人を知らざることを患う』
『温故知新』
『夕べに死すとも』
『何ぞこの道に由ろことなきや』
『巧言令色鮮し仁』
『厩焚けてり』
2009年3月25日初読
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鯨氏得意のユーモア満載のスレスレなミステリ。
個人的には、もうそろそろ...いいかなー(笑)。
ただ多作な方だし、中には結構面白いものもあるし...
困る作家の一人です(笑)。
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凝った作りですし、トリックもちゃんとしたものだとは思いますが、登場人物がどうも好きになれず。ラストも「そんなアホな」と思ってしまいました。
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図書館で。これもなんとなく。
ユーモア作品と言われても殺人事件でユーモアはいらなくないか?とりあえず間抜けな主人公は置いておいて相方の女の子が苦手なキャラだったので読むのが辛かったです。
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ギャグだった
短編の連作で、一応ミステリーではるけど、基本ギャグテイスト
登場人物の名前からしておかしい。
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とにかく色々ふざけてます。※褒めてますf^_^;
登場人物の名前が、はんにんゆうり、みなとのようこ、たなかくにえ、すみともしょうじ、小中大、きしかいせい、うたがわしいな、キシリトール…ナドナド。
短編集ですが、トリックというか、犯人もちょっと無理がないか⁈的な解答。まじめにふまじめな作品です。
個人的にはあんまりハマらなかったなぁ。