紙の本
再読感想。
2017/05/06 18:50
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言動の一部は一番まともなんだけど一番壊れてる感が大きいキャラ、古賀の説明が多いせいで、双子シリーズとのクロスがクローズアップされている感じ。
ぶっこわれ感は三巻目が今のところ一番大きい。
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ミステリーだと思って読み始めたのですが、これは今時の理系で文系な少年たちと一人の教師を追った学園物と分類しておきました。
ミステリーぽい冒頭だけど、謎解きは無いといってもよいし、最初の鳥の事件は部員の自己紹介の場面でしか無いのかな;
でも、細かく区切られたストーリーがテンポよく、ついつい一気に読んでしまいました。
汀 こるものさんの作品は初めてでしたが、他の作品も読んでみたいと思います。
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悪人の始末を目論み、日々完全犯罪の研究を続ける「完全犯罪研究部」。そして彼らを止めることが出来ず、日々おろおろする女教師。
これを聞いて多くの人が思い浮かべるような物語はこの本にはない。
女教師、由利先生の性格や結末を想像した人がいるだろうか。
筆者の言う通り、人間しか出てこないものの、あのシリーズとの関連が見られる、意欲作。
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この作者の他シリーズは未読なのですが、非常に独創的でのめりこむように読みました。可愛らしいイラストの表紙からは想像もつかない過激な表現や犯罪手法が飛び出したりと、意外性の塊のような作品です。何よりそれらを自在に操るのが高校生というのがまた。そして彼らに振り回されているだけかと思っていた女教師の意外な素顔には驚かされます。
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タナトスシリーズ以外で初だったので
当たりかはずれかとドキドキして読みました。
タナトスシリーズと同じくらいどんどん読めました。
むしろ短編的に話が進むので
短時間で読めました。
導入の事件があってまわりまわりで
意外な犯人という推理ノベルス。
設定は学園モノですが語りが先生で
弱みを握られている・・・。
でも、悪いことは悪いというゆりっぺ先生個人的に好きです。
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汀こるもの新作。
怖ッ!
でもまたネタがたっぷりですごくおもしろい。短編仕立てでサクサクと読みやすいし。
由利先生が思って感じと大分違った…。そう来たか!という感じ。カバーイラスト、もうちょっと大人っぽいのが良かったなー…。
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完全に表紙買い。
内容は危険な高校生が危険な部活動を行うものかと期待して読んだら、宗田理の「ぼくらの~」シリーズに近い軽い内容のものだった。
語り部のゆりっぺ先生が可愛いのにやることやってたり結構重い状況だったりもするけれど、古賀、二号を除けば比較的逸脱したがりなイタい高校生がイタい部活動やってるだけ。『謎の男』についても種明かしが済むと「そんなものか」という感想しか浮かばなかった。
続きが出たら図書館にリクエストして借りるかな。
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私立高校「醍葉学園」の”推理小説研究部”もとい”完全犯罪研究部”が校内の事件を解決?する新シリーズ。
校内で飼われていたインコの屠殺事件、虐待親の殺害未遂、階段つき落とし事件、弱みにつけこまれ顧問となった女性教師のストーカー探し、野球部員の輪姦事件など、様々な事件が起こり、そして明らかになる、過去起きた女子部員の姉の撲殺事件の真相。そして女教師の真実。
”完全犯罪研究部”の部員たちの青春?物語。
ブラック加減と推理小説ネタが入り混じりイイ感じだった。立花直樹の登場にはオドロキ。次作も楽しみw
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“「殺人模型アーニー・デル、シーズンセブンバージョン!残念ながら血はラッカーですが!ボールペンの赤インクを混ぜるとそれっぽい色になるんだよね」
「いつ見てもすげーな匠は。この才能の無駄遣いっぷりが」
「褒め言葉と取っておこう!」
「どうせなら黒死館を作ってよ」
「あれ真面目に考察したら三次元じゃ収まらないらしいっすよ」
「マジかよ、流石奇書パネエな」
「じゃあやっぱり斜め屋敷の天狗の面の部屋だね」
殺人現場のジオラマを前に、会話している三人は露悪趣味の高校生そのもので実に平和な光景だ。”
結構おもしろい。
mixiやらTwitterやらニコニコとか現代につながる単語がちょこちょこ出ているところや、
有名な推理小説の名が挙がっているところとか。
もちろん、内容も。
個性ある完全犯罪研究部の面子と、おきた事件の真相と、おきる事件の真相と、その犯人と。
ゆりっぺが可哀相ながらも楽しそうなのがちょっぴり、ああ、その、羨ましい。
“「なー、ゆりっぺんち入れてくれたら謎の盗聴器、捜してやるぜ。無線機一個ありゃ簡単だ」
気楽に寝言を言ってくれる。私は遠慮なく手を振り払う。
「……別に私は捜してほしくないけど」
「オレが捜したいんだよ」
「だから嫌なのよ。新しい盗聴器をつけるつもりじゃないの?」
「いやもーそれは十分堪能させていただきましたから、ここは一つ。タンス開けたりしねーぜ?ほらこれこれ」
と彼は自分の、登山家かバックパッカーみたいな深緑の大きなリュックを開けて銀色の箱を取り出した。折り畳み式のアンテナがついていてラジオのようだった。
「これ一発で見つかるんだからさ、やってみよーぜ」
「……それもお兄さんの友達に借りたの?」
「いや、これは自前。お値段もお手軽な九千八百円!」
「君は何がしたくてそれを買ったの?」
「“こんなこともあろうかと”!」
どんなことがあると思って、というつっこみは最早無益だ。東條は盗聴器探知器のアンテナを伸ばして電源を入れ、携帯電話の電波を捜す要領で上下に振った。
「……ん?」
ピーッと高い電子音が鳴り、赤いランプがちかちか点滅している。東條の表情が渋くなる。
「……佐竹、この部屋、盗聴されてんだけど」
「え!?」
――このときばかりは、杉野二号・古賀の鉄仮面コンビも顔を上げた。”
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初読、汀作品。かなり...予想と違っている
内容と文章だったなー。ラノベを読んでいたので
耐久性があったおかげか、抵抗なくサクサク。
表題とオビの言葉とはウラハラなソレ系高校生たちの
青春ものですよね。小ネタの宝庫、オンパレードで
意外とこのネタ宝庫に反応出来る自分も結構...
ヲタ属性あるんだなw。
ネタ中心の会話、高校生達の少々残念な
方向性に傾向したやんちゃな日常と学園生活、
そしてその顧問である一見被害者な可愛い女教師
のストーリーが面白く、結果ミステリ的な部分って
どこだっけ?? とすら思え、当初の犯人探しより
「古賀くん」のラストの独白がここまでのストーリー
を破壊する殺傷力のあるカオスな展開。
恐らく...タナトスシリーズと繋がってるのでしょうね。
何故か敬遠していたそのタナトスシリーズ...読まなきゃ。
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あーやっぱり!!って感じの話でした。汀さん・・って2冊目だけどアク??が強いよな。
でも一話完結って話しだったので、面白かったかです。
謎はしょぼかった~
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1話毎に事件が起こり(起こし?)事件を解決(うやむや?)にし
終了させている部活動。
表は『推理研究部』などというまっとうそうなものなのに
何故裏が『完全犯罪』の研究部。
しかも所属しているメンバーが色々個性がありすぎて
もうどう突っ込んでいけばいいのかというよりは
高校生ってこういうものだっけ? と
違う方向に悩んでしまいます。
そんな部活動の顧問をしている先生も
常識人のようでちょっと違います。
これを『ちょっと』と収めるべきなのか、それとも
彼らに比べれば些細なものなのか…ここも悩みます。
しかし、最後の先生の切れ具合といいますか
やり具合はちょっと共感できるかもしれません。
タナトス片割れ何かも出て、おや?w でした。
うん、彼に…彼『ら』に一般人は手を出してはいけません。
最後のページに『カルバニア』が参考資料に上げられています。
読んでいてここかと思った部分ありですw
が、あれはボーイズラブじゃないかと…。
載せてる雑誌はそうですけどw
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作者殿が言う、「暴れたくなるような眩しさ」は残念ながら俺にはちょっと感じられなかった。
自分が何者かを模索する少年、姉を何者かに殺害された少女、そして不倫の末に堕胎を経験した女教師をテラーに置いて、物語の根底のテーマ(だと思われる)「命の重み」を表現したいのだと思うけど、どうしても最後まで登場人物の軽薄さと情緒不安定さ(特に女性教師の)が目に付いてしまった。言いたいことはこれなんだろうな、って何となく伝わっただけに、ちょっと残念。
あと、タイトルで現代的なハウダニットを期待していただけに、正直肩透かしを食らった気分。
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タイトルだけで図書館で予約して借りたら、予想外の本だった(表紙が電車で読むときなんか恥ずかしい・・・)
内容は、まぁ面白いかな。
でも、なんで更紗が「僕」とか男言葉になっているのかがよく分からない。。
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タイトルと表紙で買いました。あんまり後悔はしてないです。
短編ミステリの編纂版っぽくて一章一章にオチがつくためか、メインストーリーはあまり印象的ではないです。
ただ、語り部は「完全犯罪研究部」の顧問(突然なった系)なので、部員の行動に読者とともにヒヤリとします。
しかし残虐シーンは全くないので、大丈夫(?)です。