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投稿者:秋田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎のスピード感とパワーに溢れた文章。正に唯一無二。
「最後の一行で世界が変わる」みたいなどんでん返しが売りのミステリー小説がありますが、私はこの小説の最後の一行が一番好きです。
その一行で世界が変わるという驚きに満ちたものではないです。むしろ考えれば考えるほど、この小説の終わり方はこれしかないと思えてくるんですよね。
色々あってあんまり人に勧められないんですけど、私は好きです。
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユニークな文体、心地よいテンポ、魅力的なキャラクターが混じり合い、バイオレンスなのにどこかさわやかな小説になっている。ミステリーではないが、ミステリ的サンスも光っている。
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投稿者:モフモフモフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろかったー。
改行のないスピード感と疾走感のある文章で、読んでいる方まで変なテンションになってくる。内容もぶっ飛んでいてバイオレンス度が高めだが、どこかさわやかささえ漂っている。
こんな不思議な作品と出会えたこと自体がうれしい。
すごいスピード感
2015/06/05 10:35
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投稿者:一匹狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞城王太郎の文体の出発点。一体どうしたらこんな疾走感のある文章が書けるのでしょうか?とにかく勢いがすごくて内容も面白いのですが文章のリズムだけでも気持ちよくってどんどん読めてしまいます。特に終盤、主人公が活躍するシーンの爽快感は半端なかったです。人によってかなり好き嫌いの分かれる小説なのは間違いないと思いますが、私はこの一冊で舞城王太郎の虜になってしまいました。
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福井の小さな街で起こる連続主婦殴打事件を通して家族の絆とは、こう書くとベタな印象にしかならないですが、舞城の圧倒的な文章力は圧巻
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舞城王太郎の文庫本が
初めて出たので手に取ってみた。
すらすら読める文章のスピード感と
リズムに圧倒される。グレイト!!
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終始流れるように進む文章。暴力と、愛に溢れた物語。
とにかくスピード感のある作品でした。
ミステリ色は各種の物語によって薄まったり、濃くなったりと、危ういバランスの上に乗っかっている感じでしたが、最終的には真相に辿り着くことができていたし、無理もなくてよかったんじゃないかと思います。
これがデビュー作ということは、その後に出た他の作品はもっとすごいんだろうな、と思わせる一冊。
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文庫本になった「煙か土か食い物」を読みました。
舞城王太郎、3冊目です。やっと3冊読んで
この人はこんな感じか、とわかってきた。
とにかく勢い! どんな文章よりも勢い!
BGMは真心ブラザース!
物語の途中からガガガガッって感じで
世界に引き込まれるんだけど、
それはやっぱり福井弁だからなのかなぁ。
しゃべり言葉で、リズムがあるんだよなぁ。
ともかくおもしろさと勢いでダダダダッと
読んでしまったけど、小説の世界が非現実的というか、
超現実的というか、とにかく「ありえね〜」って感じだから
読み終わった後、作品のテーマが自分の中に
残らなかったのが、ちょっと… 残念…?
まあ、読み終わった後に残るのは、
やっぱり勢いなので、それはそれでいいんじゃないかって
気もしました。楽しかったよ、本として。
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常識が通用しない男、舞城王太郎。
理性を排除し本能で行動する男、舞城王太郎。
駄文のようで知性を感じる男、舞城王太郎。
どれも読後の感想。
一般的な小説とは乖離している。文体の特殊性、目次・解説は無し。
しかしその中に知性がある。その背景に確固とした知性を感じる。
ミステリ作家として小説を出版しているのだから、当然と言えば当然だが・・・その文体はとにかく衝撃的。
カタカナ英語や、俗語的、雑な口調のオンパレード。
悪く言えば中学生の駄文。しかしそれも潜む本質により払拭される。
文体が異質な男、舞城王太郎。
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作者の趣味的要素が強く出てるあたりがデビュー作らしい。一見軽薄な文体もなかなかうまい。覆面作家らしいが、実はけっこう有名な作家の別名だったりして。不思議な魅力がある作品だ。
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友人に借りたミステリ(?)初舞城王太郎……えぇと、面白いかつまんないかで言ったら面白いし、また機会があれば読むか読まないかで言ったら多分読むんだろうけど……なんだろうこの違和感は。
舞城王太郎の楽しみ方として「馬鹿そうじゃねぇんだよ!! 舞城はなー!」と熱い思いを指南してくれる人を切望しています……! 文体とか改行とか(笑)キャラとかには文句ないのでどうか!
つうかこれ……続くの? 続きがあるとしか思えないほどストーリーもメンタルも解決しきってませんよね……? あと、何度読んでもルンババの必要性が見えてこない……。ついでに登場人物の印象が変わりすぎ。もはや別人としか思えない。ホントは八郎くらいまでいるだろこいつら。最初の二郎の印象は何処へ? ピアノ弾いてた美少年は何処よ!!(しかも途中からピアノは三郎に移ってるし)
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舞城作品初文庫。読みました。
もう怒涛のように流れる流れる文章。独特のセンスの言葉選びが、乱暴なんだけど雑じゃない。気持ちいい。
ミステリーとしてはどうなの?って感じもあるけど、主題はミステリーじゃないよね。文章に酔ってキャラクターに心が熱くなっていつの間にか読み終わりました。
他の作品もどんどん読みたーい!文庫化待ってます!!
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前作よりぐだぐだ感の増した奈津川血族シリーズ。ぐだぐだなのは、主人公が四郎から三郎に交代したせいだと思う。
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「どんな偉いもんになってもどんなたくさんお金儲けても、人間死んだら煙か土か食い物や。火に焼かれて煙になるか、地に埋められて土んなるか、下手したら獣に食べられてしまうんやで」(162p)
これが噂のMaijoだ!とのこと。確かに。なんだこの圧倒的文章の存在感!?ってかんじ。
福井弁がいい感じにアクセントになってると。結局はいい話っぽく終わるんだけど、そこに至るまでが凄い凄い。
ドリアンのように強烈です。好みがまっぷたつに別れる作家なのかも。
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本屋で立ち読みして衝撃受けて速攻買って帰って読んで読み終えて以降、舞城信者。
この本なんて何回読み返したことか。ムーヴムーヴムーヴ!